校長挨拶(全日制)

 工業高校で学ぶ知識や技術は、人のため、社会のため、世界や地球のために役立つものです。工業とは、”人が人として幸せに生きていくために必要なものをつくること”なのです。

 専門的な技術の先には、それを利用する”人”がいます。いかに高度な技術を駆使したものであっても、それを使う人への思いやりや配慮、気遣いがなければ受け入れられることはありません。人への優しさが求められます。

 本校は、令和7年に100周年を迎えます。つねに工業高校の中核校として県内の学校をリードし、専門の素養と共に優しさを兼ね備えたタフな人間を育成してきました。
 ところで、社会を変える発明がハードウェアだった時代には、ものづくりの技術力が、企業の競争力の源でした。しかし、現代は、ソフトウエアが新たなサービスを産む時代です。イノベーションの源泉は何か。
 令和8年、本校は工業科と情報科を併設した新たな学校として、これまでの伝統とともに、次の100年に向けて更なる革新に挑んでいきます。ハードウエアとソフトウエアの両輪を兼ね備えた、盤石の指導体制です。これからの時代を生き抜く高い教養を身につけていきます。

 埼玉県の工業教育を牽引する本校は、校訓「至誠一貫」「質実剛健」のもと、“日本を支え 世界で活躍する 人間性豊かなエンジニアの育成”に努めてまいります。

 

埼玉県立大宮工業高等学校長 山﨑正義

 

式辞・講話等

式辞・講話等(全日制)

【全】1学期終業式・校長講話

 

はじめに
・コロナ対応が緩和され、学校生活に制限がなくなった。
・1学期の生活をどう過ごしたか。
・自身のことを振り返ることは、これからどうしていくか考えるため大切なこと。
・この後、通知票をもらうよね。学校生活のことを振り返る指標にする。


・さて、今日は2つ話します。
(1)一つ目は、いいなぁと思ったことば
・先日、野球部主将の鍵山君が、高校野球埼玉県大会の開会式で選手宣誓を見事にやりとげました。
・約1分半の宣誓は、テレビ中継もされ、とても立派でかっこよかった。
・その宣誓の中で鍵山君は、こんな文章を引用していました。英語です。
・If you can dream it, you can do it.
・「夢見ることができれば、それは実現できる」これは、ウオルト・ディズニーの名言です。
・夢見ることは、実現するのに簡単なことではないでしょう。
・そして、多くのことは、何かやろうとして、そのことを成し遂げるまでには時間がかかります。
・しかし、時間をかけて取り組むことに巡り合えれば、まして生涯をかけて取り組むことに巡り合えれば、何よりの幸せです。
・そんな、未来を見つめることを考えさせられた、選手宣誓でした。鍵山君、ありがとうございました。

(2)二つ目は、夏休みの効能
・明日から、夏休みです。
・夏休みのよい点を2つ。

・一つ目。
・夏休み、何日あるか数えてみたか。42日ある。長いね。
・夏休みは、時間割が決まっていない自由な時間である。これが長くとれるところがいい。
・いつもとは違う日常をどうつかっていくか。夏休みだからできる、集中して取り組めることに、全力で頑張って欲しい。
・高校生は精神的にも大人になる時期であり夏休みを過ぎると、みな成長している。
・中学までの夏休みとは、ちょっと違うね。
・また、長い休みの間には、自分のことを振り返る時間もできる。このことも、とてもよい。

・二つ目。
・学校には、ルールや約束があります。
・ルールには、大きく分けて2種類ある。
・「姿勢のルール」と「行動のルール」です。
・「姿勢のルール」は「やればすぐできるもの」
・やればすぐできるものは、例えば、きまりを守ること 身だしなみを整えることは、その場ですぐにできるね。学校生活を送るうえで、大事なことは当たり前のことばかりです。素直さが求められる。

・そして、「行動のルール」は目標達成があるような「頑張らねばならないもの」。
・例えば、先ほど、表彰のあった関東大会や全国大会出場などは、かなり頑張りが必要なもの。
・また、夏休みの宿題も中身の成果を求められるので、ひと頑張りする必要があります。
・夏休みは、この頑張る必要があるものに、いつもより時間をとって、全力で取り組むのによい時間です。
・時間がかかるものに、各自のペースで取り組めることがとてもよい。

・先週、朝、期末試験が終わった後も、教室で勉強している1年生がいました。
・何の勉強をしているのかと聞くと、早くも夏休みの宿題をしているとのことでした。
・高校は自分で選んできたところなので、勉強も頑張るとのこと。
・さすがだなぁと感心しました。


おわりに
・自由な時間がとれる夏休みなので、3年生は進路について考えたり行動したりする時間が十分にとれる。1,2年生は部活や勉強にまとまった時間をとることができる。
・充実した夏休みにして、9月1日の2学期始業式で、元気に会えることを楽しみにしています。

 

 

校長室より

至誠一貫

【式辞・講話等(全日制)】令和4年度第3学期終業式 式辞(要旨)

令和4年度も、今日で終わりとなります。
新型コロナウイルスの対応も徐々に緩和され、来年度はマスクなしで生活ができるようになるのではないかと思います。
長かった3年間の新型コロナウイルスへの対応、本当にお疲れ様でした。

このような中で、今年度も皆さんは、様々な分野で活躍してくれました。一生懸命に頑張ってくれました。
中でも、先ほど表彰いたしましたが、今ここに、それぞれの競技において、日本のトップ10に入る選手が4人もいると言うことは、本当にすごいことだと思います。
表彰された選手の皆さんをはじめ、大宮工業高校の皆さんの活躍、頑張りは、本校の誇りであり、心より敬意を表します。

さて、令和4年度の締めくくりである3学期の終業式に当たり、先日の卒業式で卒業生に贈った言葉、そして、このような生徒になってもらいたいという私の皆さんに対する願いでもある言葉を贈りたいと思います。

 

1つは、「自分に負けるな!」という言葉です。

頑張っていれば いつか報われる
持ち続けていれば 夢はかなう

そんなのは幻想だ
たいてい 努力は報われない
たいてい 正義は勝てやしない
たいてい 夢はかなわない
そんなこと現実の世の中ではよくあることだ

けれど それがどうした?
スタートはそこからだ
技術開発は失敗が99%
新しいことをやれば 必ずしくじる
腹が立つ

だから 寝る時間 食う時間を惜しんで 何度でもやる

さあ きのうまでの自分を越えろ
負けるもんか

これは、ホンダの創業者 本田宗一郎さん の言葉をもとに、10年ほど前につくられたホンダのコマーシャルで使われた言葉です。

努力は報われない、正義は勝てない、夢はかなわないと諦めるのではなく、そこがスタートなのだと奮起して、失敗と成功を繰り返し、成功するまで決して諦めない自己に打ち勝つ不屈の精神、最後の「負けるもんか」という言葉は、誰かに対しての言葉ではなく、自分に対しての言葉であり、「自分に負けるな!」という思いが込められた言葉だと思います。

高校生活や、やがて迎える社会生活を送る中では、大変なことも辛いこともあるかもしれません。
でも、あきらめないでください。乗り越えてください。ゴールにたどり着いてください。自分に負けないでください。
私の1つ目の願いを込めた言葉です。


もう1つは、皆さんの入学式でも伝えた、「優しくあれ! 心強くあれ!」という言葉です。

技術は人のためにある その先の人を想い描いて“もの”を作れ

これも、本田宗一郎さん の言葉ですが、本田宗一郎さん は、次のような言葉も残しています。

学問なり 技術があるということは 立派なことには ちがいないが それを人間のために有効に使って始めて 優れた人間だということができるのだと思う

皆さんは、高校生活の中で、多くの知識や技術を学んでいます。
そして、その知識や技術を基盤に、これからも、さらなる精進を重ね、やがて立派な社会人、エンジニアになっていくのだろうと思います。
本田宗一郎さんが言われるように、皆さんが持つ知識や技術は、自分のためだけでなく、人のため、社会のため、世界や地球のために、役立たせてこそ、価値があり、その役割を果たすことができます。

そのためには、相手の気持ちや、立場に立って考えること。行動することが大切です。
その基本は、「優しさ」です。
そして、優しくあるためには、「心の強さ」が必要です。

心が強くなければ、優しさは甘さになりかねません。
心が強くなければ、人や社会を優しく包むことはできません。

どのようなことがあっても、挫けることのない強い心。
たゆまぬ努力を重ね前に進もうとする強い心。
本当の優しさは強い心に宿ります。
私の2つ目の願いを込めた言葉です。

 

1つ目の「自分に負けるな!」は、本校の校訓「質実剛健」につながる言葉、そして、2つ目の「優しくあれ! 心強くあれ!」は、本校のもう1つの校訓「至誠一貫」につながる言葉です。
この「自分に負けるな!」「優しくあれ! 心強くあれ!」の2つの言葉を、本校の校訓「質実剛健」「至誠一貫」とともに、皆さんの胸に刻んでおいてほしいと思います。

皆さんが、優しく、健康で、人間性豊かな社会人として活躍され、新しい時代を切り拓いてくれることを心から期待しています。

皆さんのさらなる成長を願い、式辞とします。
令和4年度の1年間、たいへんお疲れ様でした。そして、ありがとうございました。

令和5年3月24日

埼玉県立大宮工業高等学校長 清水雅己

【校長室より】全日制PTA・教育後援会理事会

 卒業式翌日のご多忙の中にもかかわらず、卒業生の保護者の皆様をはじめ、多くの理事の皆様にお集まりいただき、全日制PTA・教育後援会理事会が開催されました。今回の理事会のテーマは、令和4年度の会計監査と来年度の人事、3/23に行われる入学説明会における役割分担など。
理事の皆様のご協力のもと、予定されていたすべての議事等を滞りなく終了することができました。PTA会長、教育後援会長をはじめ、理事の皆様に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

【校長室より】本校の生徒でいてくれてありがとう

ご卒業おめでとうございます

全日制、定時制、両課程それぞれの卒業証書授与式を挙行しました。壇上から見る生徒たちの姿は凛々しく、そして、逞しく感じられました。
卒業式後には、何人もの卒業生が一緒に写真をと校長室に来てくれました。肩を組み笑顔で撮影。本当に嬉しいことです。
卒業生の皆さん、本校の生徒でいてくれてありがとう。卒業生の皆さんが、前途洋々たる人生を、正々堂々、そして、楽しみながら歩んでいくことを心より祈念いたします。ご卒業おめでとうございます。

全日制課程 令和4年度卒業証書授与式 式辞(要旨)
定時制課程 令和4年度卒業証書授与式 式辞(要旨)

 【校長室より】卒業を祝う気持ちと…

全日制、定時制、両課程の卒業証書授与式の予行を行いました。卒業生の門出を祝い美しく飾り付けられた誰もいない体育館。卒業を祝う気持ちと寂しさが込み上げてきます。

【校長室より】校長室の宝物!(ハイブリッド自転車)

 定時制生徒が授業で製作したハイブリッド自転車を持ってきてくれました。フレームの材料として木材とアルミパイプ等を使用したハイブリッドフレーム。こだわりを感じるデザイン。早速校長室に飾らせてもらいました。さすが工業高校の生徒たちです。素晴らしい作品をありがとうございました。