日誌

柔道部日誌

【柔道部】気になることは…

先週の放課後は様々な会議が重なり、監督が遅れて道場に来る日が続きました。

こういう時は必ずキャプテンに指示が伝わっているのですが、「監督がいない」と分かると落ち着きがなくなる部員たち。今日は何の会議なんですか?長くかかるんですか?何時ごろ来ますか?ずっといないんですか?と、矢継ぎ早に質問を重ねます。

トレーニングの日も同じでした。「何をするって言ってましたか?」と聞くので示されたものより多いメニューを伝えてみると、今日はずいぶんハードですね……と表情が引き締まりました。冗談だと分かった瞬間、「もー、宮工に入って一番絶望しましたよ!」とホッとした様子。疑いなくやり切ろうと気合を見せるのは、監督についていこうという思いの表れではないでしょうか。

 

25日の練習前に筋肉量や水分量などの測定を行いました。その結果、来季に向けて「上半身と下半身の筋肉バランスを整える」という3つ目の目標が。

少しずつ負荷をかけていくからね、という監督のもと練習後のトレーニングに少し手を加え、この日は下半身強化を行いました。

 

感染症の拡大で活動に制限がかかる中、明確に方向を示してくれる監督の存在に部員たちは安心するようです。

【柔道部】自らを限る者

22、23日の2日間、柔道部は県立武道館で行われた大会の準備と役員を務めました。再三にわたる蔓延防止措置により、来週以降、休日の練習はしばらくできません。道場にあるホワイトボードも予定が埋まらずさびしくなってしまいました。

許された最大限の練習は、つまり通常の内容を加減するということ。もう一歩!あとひとつ!の壁に挑戦しようとしても、そこでブレーキをかけなければいけないのは指導する側にとってとてももどかしいことです。部員たちも同じで、チームの雰囲気が上がるのを監督の声だけに頼り自分たちで気を張らないでいると、このくらいでいいか、と手を緩めることにつながります。


年の初めに、柔道の本来あるべき形につながる『論語』について触れました。『論語』には、こんな章もあります。

孔子の弟子が「自分は先生の教えを実行したいと思っているが素質がなくてそれができません。そのことが苦しいです。」と、悩みを打ち明けます。弟子の言葉を聞いた孔子は一喝します。「本当に自分に力がないかどうかは努力してみなければ分からない。悩む暇があったら自分の力を試しなさい。」

『自らを限る者』という題でも知られる有名な章です。

 

今はできない、自分には難しい、など、何かを理由にしてやってみようとしないのは自分で自分を否定することだよ、というこのお話は、監督が日頃から部員たちに伝えている「前を向く!」の一言ともつながります。どんな環境でも挑戦する姿勢を自分で整え、難しいことをやり抜くからこそ意味がある。それが宮工柔道部の醍醐味ではないでしょうか。

1月も下旬になり、高校では入試に関わる準備が本格的に始まりました。中学3年生も受験の追い込みに入っていることと思います。宮工柔道部には早い段階から練習に来てくれる子たちがたくさんいますが、何度か参加している中学生でも“宮工で柔道をする”価値を実感するのは難しいかもしれません。雰囲気を知っていても戸惑ってしまう子がいるとすれば、自分で自分に手加減をしてしまっているからではないかと思います。

 

大会成績で言えば、柔道部はなかなか一つ上の壁を破れず苦しんでいます。けれど、その“あとひとつ”の壁を見ることができるのは確実に挑戦権を得ているチームだからです。厳しい練習をやり抜くだけの価値が、宮工柔道部にはあります。

頂点への挑戦権を勝ち取らなければ、その先の大きな成果も得られません。“自らを限る”ことなく、現在所属している部員たちと一緒にキツイこと、しんどいことをやり抜いて、最高の達成感を掴もうとする新入部員の加入が今から楽しみです。

【柔道部】希望

今年度の大会がすべて終わり、怪我をしていた部員たちも4月以降の大会をめざして練習に参加しています。

根米桔平もそのひとりです。

2学期が始まってすぐの練習で左肘を負傷し、出場するはずだった地区大会を棄権。その後の新人大会もエントリーできず、観覧席から見守ることとなりました。

怪我をしてしまうと、どうしても裏方の仕事が多くなります。入部当初から人のためになることを率先してやってくれていましたが、固定が外れない間もくさることなく、素直に真面目に、部員たちのために動いてくれました。練習前の準備はもちろん、練習が始まるとタイマーを担当しながら合間にできるトレーニングを工夫して取り組み、許可される動きが増えるごとにランニングやチューブを真剣にこなしてきました。

彼にとってありがたかったのは、同じようにできることをしながら復帰を待つ先輩や同級生がいたことではないでしょうか。とくに先輩とのトレーニングはレベルの違いが分かるので、道着を着られない間もモチベーションを保つことができたのではないかと思います。

怪我をした直後はそうとう落ち込んでいましたが、普段はひょうきん者でみんなを楽しませてくれます。文化祭のダンスでは人一倍大きな動きで企画を盛り上げ、監督から「一番よかったなあ」と褒められていました。

 

桔平の良いところはがむしゃらさだよ。と、監督は言います。再開した乱取りで遠慮からなのか端で組んでいるところを、中でやれ!と檄を飛ばされ、本数を調整しながら、柔道のスタミナを取り戻そうと必死に当たる様子がありました。

努力は人を裏切らない。

日常生活や学校活動に制限がかかる中で、ひたむきな姿勢は観ている側にも励みになります。練習をしたくてもできなかった部員がやっと練習ができるとなった時の爆発力は、部全体の原動力にもなるはずです。どんな状況でも前を向いて、できることを全力で!そして、“できることがある”今の状況を大切にして、地力をつけていきたいです。

【柔道部】耐え忍ぶ

年末には収束を期待した感染症が再度拡大の兆しを見せています。

授業や部活動など学校生活の運営について県から指示が出たことを受け、今後の稽古が不安定になる可能性も踏まえて監督からお話がありました。これまでも、計画した練習ができなくなり出場するはずの大会が中止になることを何度となく体験した部員たち。自分たちだけではないと分かってはいても、また、いろんなことがダメになるかもしれないと想定しながら練習に励むのは不安なはずです。ただし、そんな期間も見方を変えれば、「制限の中でいかに時間を無駄にせず、やるべきことを明確にして取り組むか」という自分への挑戦にすることができます。

来季のために、宮工柔道部全員の目標はふたつ。ひとつは「スタミナをつける」こと。しんどくなった時こそ顔をあげて全力を出す!!と、昨日はウエイトトレの後に3人組のダッシュを行いました。全力で走る→バトンタッチを待つ、のながれを試合の場面に置き換えて、GSに入っても戦いきる体力をつけます。

道場では 「挑戦する技の研究・練習」を課題に、今季、怪我で試合に出場できなかった部員たちも本格的に稽古を再開しました。

 

心は稽古の姿勢に表れます。表れた心の強さは本番の成果につながります。先日の大会後に監督がお話しされたふたつめの目標「意識を高める」を定着させるのは、まさに今。部旗にある「忍」の精神で、声を掛け合い乗り切りたいと思います。

【柔道部】素顔

昨日の始業式で各種表彰が行われ、大会を終えたばかりの柔道部も、画面の内側からではありますが全校生徒の前で賞状を受け取りました。

 

全国大会の出場を決めた須川は負傷した怪我の様子を見つつ、2か月後に向けてレベルアップを図ります。

普段から気合が入った声を出す選手で、尻上がりに調子を上げた過日の個人戦では試合中の声にもいつも以上に気迫が感じられました。アツくなるあまり視野が狭くなるかというとそんなことはなく、団体戦で試合を撮影している時にスッとスマートフォンを受け取ってくれたり(おかげで審判の陰に入ることなく試合の様子を残すことができました)会場を移動する際、自然にチームの荷物を持ってくれたり、気づく力が高い部員です。

柔道部には、普段の様子を撮ろうとレンズを向けると陽気な反応をしてくれる子が多いのですが須川も一緒。昨年度「体重が増えない」と同じ階級の長瀬が食トレをしていた時期には、おいしそうだからという理由で同じようにプラスの食事を堪能する微笑ましい一面もありました。

その長瀬の乱取りをじっと見つめています。クラスが同じということもあって、考査前の勉強会でも二人で情報交換をしながら学んでいます。2人が中心になって66㎏級を盛り上げて欲しいです!

 

勝負強さを武器に、大舞台へ挑戦です。

【柔道部】挑戦は続く

昨日の個人戦に続き、本日は団体戦です。

今回の団体戦は補欠1名を含む6人の選手登録で、1試合ごとにオーダーを組む方式で行われました。

初戦を終えた直後、 気持ちのアツさが見えないと監督から喝が入ります。新チームになってから「スタートから100%でいこう!」と毎回鼓舞されているにもかかわらず、自分たちでチームの雰囲気をつくり試合の流れを引き寄せる強気な姿勢、勝ちに対する本気度が、いまいち伝わってきません。

競ったら絶対うちが強いんだよ、という一言に奮起したのは1年生。ひとりひとりが“らしさ”を発揮した試合をしてチームを勝利に導きます。

必死な試合が続く中、水島は出番を待ちながら緊張していました。それに気づいた監督が声をかけます。

 

何が怖いの?

負けたって怒らない、 やることやって全力出して負けるなら怒らない、 気持ちの見えない負け方がダメなんだ

みんなお前を信頼してる、お前もみんなを信頼して、深呼吸してやってこい

 

1年前は先輩たちの実力に乗るように、体格を生かしてできることを必死に出そうとしていました。2年生となった今は、期待される嬉しさの反面、要としての責任でプレッシャーを感じ続けているのだと思います。それを乗り越えるのは自分自身。大きく成長するための課題です。

 

チームとして、最後の2試合は「勢いづいた試合をする」のが目標でした。別の会場で役員を終えた3年生の応援も受け、挑戦者として食らいつく姿をみることができました。

結果です。

桶川 0ー5

武南 1-2

春日部工業 0-5

武蔵越生  0-3

埼玉栄 4-0

準優勝でした。

地力は確実についている、挑戦だけで終わらせないために、次の課題は「自信をもつこと」と「意識を高めること」と監督。2日間を振り返ったあと、4月に向けて体を鍛えるぞ、と課題が示されました。自分を甘やかさず、お互いに厳しく!今日の気持ちを忘れず、結果を欲張って、明日からまた、精進の日々です。

応援よろしくお願いいたします。

【柔道部】勲章

1月9日、10日の2日間、埼玉県高等学校柔道選手権大会(兼全国高等学校柔道選手権大会埼玉県予選会)が行われています。

本日は個人戦。本校の選手は出場者全員がベスト8に進出し、いつものことながら監督は大忙しでした。

集中を切らさなかった中善寺。練習と同じようにがむしゃらに相手と当たる新井。一試合ずつ確実に上を目指す粕谷。全体の雰囲気として、気持ちを出した試合展開が見られました。

 

結果報告です。

60kg級第3位 深井  飯島

66kg級第2位 須川  第3位 粕谷

73kg級第2位 中善寺

81kg級ベスト8 新井

100kg超級ベスト8 水島

66kg級は全国大会出場の2枠を争い、ベスト4に残った選手で総当たり戦が行われました。結果、須川朝陽(2年)が、2勝1敗で全国出場を決めました!2年前の松本麗華(現、淑徳大学)に続き、鯉渕監督の指導のもと大舞台に挑戦する生徒がまた一人、誕生しました!

練習中や試合後に1対1でお話をしていただくと「鯉渕先生がこんなことを言ってくれました」と報告してくれる部員たちですが、今回の須川は「ヒミツです!」と茶目っ気たっぷりに一言。大切にしたい言葉だったんだろうと思います。


鯉渕監督は、みんなよくやった、強い相手と競り合う感覚をつかめたと思う、としながらも、上位に残ってもあとひとつが足りずに頂点を逃す現実をきちんと部員たちに認識させていました。スタミナ不足、投げて勝つ意識の徹底、攻められる穴を見つける、チームの追い風に乗る。すべて、普段の練習からお互いに追い込むべきところを追い込み、どこまで“心”が踏ん張れるかが試されているのだと感じます。

明日の団体戦に向けて監督は、他の人の思いも胸に置きながら全力で戦いなさいとお話しされました。感謝の気持ちをもって自分自身を引き締め、チーム全員で挑みます。

【柔道部】寒さの中で

昨日の雪の影響を考慮して、本日の練習は30分遅れで始まりました。今日は一段と底冷えのする道場で調整練習です。

 

「ぼくが号令かけるの、あと何回かなあ」

中善寺がつぶやいていました。ここからの試合はすべて“高校生最後”になる2年生たち。昨年度、出場した時とはまた違った感覚でいるのではないでしょうか。

稽古始めから欠かさず来てくれている和久井を筆頭に、3年生が毎日練習の相手になってくれています。1年前は中心だった彼らが後輩のサポートに回っている様子は、頼もしくもあり寂しくもあり……。先輩方に感謝して、昨年度以上の成績を残したいです。

組み合わせが決まる代表者会議を前に、監督は「試合が始まったら俺が何を言っても大きく変わることはない」という言葉で部員たちの気を引き締め、とにかく強気で前に!と、積極的な試合展開を意識させていました。ひとりひとり、今できること、自分の強み、役割を認識して本番を待ちます。

 

《事務室前の植え込みに見えた冬の光景。雪と椿に風情を感じます。》

【柔道部】感謝を胸に

昨日、練習が終わり職員室に戻ると「柔道部のホームページのことで、在籍されていた卒業生の方からお電話がありました」と伝言をいただきました。伺ったお歳から推察するに創立間もない頃の方のようです。

現在の部員たちの様子が幅広い年代の先輩方に注目されていることを改めて実感すると同時に、道場の外でも中でも、先輩方に恥じる振る舞いがあってはいけないと強く感じました。

試合の結果ももちろんですが「何のための厳しさか」「厳しさに向かい合って鍛えられるものは何か」を考えさせ、柔道が本来大切にしている心根の部分をしっかりと育てていきたいです。

ご丁寧なお電話をありがとうございました。

部員ともども、励みにいたします。

《道場に貼られている記事です。柔道部の活動が始まった時のことが記されています。》

【柔道部】新たなスタート・2

稽古初めにあたり、監督からは「年末までに積み上げてきたものがあるのだからここでジタバタしない」と、お話がありました。短い期間での調整ということもあってか、乱取りに入る前には「個人戦と団体戦、どちらのイメージであたるか考える」、怪我の治療中の者には「大会当日がベストな状態になるように調整する」、練習後には「もっと、技に入る思い切りを見せる」と、意識することを細やかに提示され、部員たちはしっかりとうなづきながら6日後の試合に向けて気持ちをつくっているようでした。

昨日は和久井、椙田、笹目の3人が練習に参加してくれ、平松先生も稽古を見にきてくださいました。練習中のアドバイスは気持ちも上がり、大変励みになります。

 

新年ということで、部員たちに目標を書いてもらいました。

2年生は高校生として競技ができる時間、1年生は中心選手になるためのステップアップを心に留め、柔道部の1年が始まります。