柔道部日誌
【柔道部】限られた時間
全国選手権大会に向けて、鯉渕監督は合宿を決断しました。
2月28日は順天堂大学で学生の胸を借りつつ千葉商業高校と合同練習。3月1日は習志野高校へ出稽古にお邪魔し、勝負へのこだわりをもって稽古に臨む空気感を肌で感じ取りました。
全国の舞台に立てるのは特別なこと。それを経験できる機会にはめったに巡り会えません。そして、“特別”の中にもしんどいことや壁があるのはあたりまえです。その中にある煌めきを自分で見つけ、いかに喜びを持って前向きに取り組むかが、経験を糧にすることにもつながるのではないかと思います。
鯉渕監督から諭されている「きもちの表し方」。2日間の合宿で、日々の稽古に緊張感と高揚感をもちできることを全力でやる姿勢が何より大切だと、学ぶことができました。
千葉商業高校の高橋先生。
順天堂大学の廣瀬先生、竹澤先生。
習志野高校の稲葉先生。
貴重な練習の場をいただき、ありがとうございました。
【柔道部】勝者の責任
先週末と今週末、柔道部は県内の高校で出稽古をさせていただいています。先日、稽古の様子を見て何かを感じた鯉渕監督が、その理由を話してくださいました。
それは「責任」。
頂点に立った者の後ろには、そこにたどりつくことができなかったたくさんの選手がいます。県の代表として武道館の畳に立つということは、同じくその場所を目指して戦った人たちの思いを背負うということ。出たかった人の思いや団体メンバーに入れなかった残りの人たちの気持ちを裏切らない練習姿勢が、ここまで関わってきた人たちに対する責任です。
そして、応援される人間、応援されるチームになること。柔道以外のことを疎かにする人が、努力や成果を気持ちよく認めてもらうことは難しい気がします。ラグビーリーグワン1部・埼玉パナソニックワイルドナイツに所属していた内田啓介選手も、現役引退を表明した年のインタビューで「信号無視をする人がグラウンドでルールは守れない。日常生活とラグビーは必ずつながります。」と話しています。プロでも高校生でも、土台は同じです。
監督のお話を聞き、部員たちが、“1”の重みを感じてくれることを願います。
川口市立高校の堀先生、熊谷商業高校の半澤先生、ありがとうございました。
【柔道部】今年もまた…
全国選手権出場の祝幕を作成していただきました。
デザイン確認と発注をしてくださった陸川先生、冷たい空気の中、掲示作業をしてくださった業務の皆さん、ありがとうございました。
【柔道部】忍
大宮工業高校の柔道場には「忍」の一字を染め上げた部旗が掲げられています。
好きなことや楽しいことを伸ばす風潮にあって、この字はどんなことを伝えてくれるでしょうか。
昨年6月に亡くなった長嶋茂雄さん。読売ジャイアンツの選手、監督の枠を越え、ひとりの野選手として多くの野球ファンを惹きつけるスーパースターでした。そんな長嶋さんは現役当時を振り返り、「順調なスタートより逆境から始まるのも一つの励みとして良かった」と話しています。
初打席は、4打席連続空振り三振。この時のコメントは「全打席、力いっぱいバットを振った結果です。」監督一年目は、チームの歴史史上初の最下位でした。選手として首位打者6回、MVP5回。NPB記録の最多安打10回。二期にわたって務めた通算15年間の監督在任中、リーグ優勝5回、日本シリーズ優勝2回。こうした記録が輝くのは逆境に向き合う姿があったからではないでしょうか。
『人間だもの』で知られる相田みつをさんの作品に「忍」という詩があります。
がまんをするんだよ
がまんをするんだよ
くやしいだろうがね
そこをがまんをするんだよ
そうすれば
人のかなしみや
くるしみが
よくわかってくるから
“困る”体験は、間違いなく人を成長させます。どんな時も「忍」を大切にしてきた宮工柔道部だから、多くの成績を残すことができ、折れない心を育てて応援されるチームになれたのだと思います。
時代が変わっても、ずっと守っていきたい一字です。
【柔道部】光の春
立春が過ぎた最初の週末は雪予報。
空気が冷え込む中、熊谷工業高校と柏南高校の皆さんが来てくださいました。先週から内容に変化を加えた寝技の反復からトレーニングまで、窓が曇るほど息を上げて励みました。足しげく道場に顔を出してくれるのはOBの宮田さん。この日も後輩たちに檄を飛ばしてくださいました。
「光の春」は2月の季語。空気は冷たくても陽の光は少しずつ強くなり、その下で木々の芽吹きや咲く花が春の気配を感じさせてくれる様子を表現した言葉です。
宮工柔道部も、全国の一位同士がぶつかる武道館の畳に、動じずに上がる気持ちをつくる準備をしていきます。
熊谷工業高校の栗田先生、柏南高校の阿部先生、本日はありがとうございました。
【柔道部】新しい壁
全国選手権大会という大きな挑戦権を手に入れ、鯉渕監督からは「新しいことを考えよう」とお話がありました。
展開の作り方、スピード感、詰めの甘さをなくすこと……。何万回もやって慣れている“楽なこと”ではなく、少し自分に負荷をかけて一段階高い所へ向かわせるべく、ここ数日の稽古では、基本の見直しを含め研究の時間を設けています。
大人気のロックバンド、Mrs.GREEN APPLEのボーカル・大森元貴さんは、
『経験値を得る時は「楽しかった」だけではなく、成功体験、いわば、何かを乗り越えた自覚自認がある。何かを乗り越えるには苦しみがある。』
と話しています。
卒業を控えている3年生の柔道に向き合う姿勢は、まさに、この言葉そのものでした。先輩たちの背中を見本に、目標を持って稽古ができるこの時間を大切に過ごしてほしいと思います。
【柔道部】おかげさま
監督室のボードが賑やかになりました。
努力が実ったこと、それを取り上げていただけることはとても嬉しいことです。
『礼に始まり礼に終わる』柔道にはガッツポーズ禁止のルールがあります。精神修養が理念の一つにあるからでしょうが、勝者の振る舞いを教えるのは、柔道に限ったことではないようです。
角界で活躍した元若乃花は、師匠にこう教えられたそうです。
「力士と書いて武士。相手にも親兄弟がいるのだから勝っても感情は顔に出すな。」
プロ野球で活躍したイチロー氏は矢沢永吉との対談で、自身のプレー後の振る舞いを次のように話しています。
「スポーツは人格を形成するもの。野球への敬意、審判への敬意、相手への敬意、チームメイトへの敬意…喜びを理性でコントロールすることを言い聞かせてきた。」
勝者の裏には必ず敗者がいます。団体戦ではチームの負けが決まっている試合に臨む場面もあります。その時、どうせ負けだからと適当な試合をする人はいないのではないでしょうか。同じように、どうせ勝ちだからと手を抜く人もいないはずです。
人間は感情がある生き物。それを素直に表せることも大切ですが、勝った時こそ周囲への思いやりや感謝を示せるのが、本当に強い人だと思います。
【柔道部】おもてなし
選手権後の柔道部は、思いがけず国際交流の体験週間となりました。
2年生は台湾へ修学旅行。帰国翌日の17日は埼玉国際ジュニア柔道体重別選手権大会に手塚が出場。18日は合同練習に参加しました。
本日はオーストラリアチームが来校し、合同練習を行いました。
海外の方と接すると、英語を話さなきゃ、と思いがち。間違いではありませんが、異文化に触れるのは相手も同じです。だとするならば、正確な日本語で伝えることも大切な学びです。同時に、言いたいことを上手に削ぎ落としてシンプルな表現を考え英語で表す作業は母国語を見つめ直す機会にもなります。
嘉納治五郎が学んだ漢学塾は『自国の文化を正しく理解し、母国語を正しく表現できるのが真の国際人である』という理念を持って開かれました。柔道に置き換えれば、嘉納治五郎が示した理念を正しく理解し正しく体現できる人が真の柔道家である、ということでしょうか。
「柔道」が「JUDO」と表記され世界に広まり、その解釈に齟齬が生じていることも度々話題になります。柔道が生まれた国で柔道を始めたからこそ、勝ち負けではないところにある柔道の本来の理念を伝えられると良いと思います。
《交流会の一コマ:合同練習に先立ち、型の披露がありました》
【柔道部】覚悟の勝利
1月11日(日)・12日(月)、全国選手権県予選が行われました。
個人戦では、青柳が落ち着いた試合運びでしんどい試合を勝ちきり、-81kg級で個人戦優勝。また、女子の篠宮も-63kg級で出場枠を勝ち取りました。昨年度は不慮の怪我で柔道ができず手術後はリハビリの日々。我慢の時期を過ごした末の勝利です。男女同時の全国大会出場は鯉渕監督も初めて。指導者として、これほど嬉しいこともないと思います。
男子団体戦は、どの学校も僅差の勝負が続きました。
常に自分よりも大きい相手と戦う手塚。個人戦では悔しい敗戦の後、じっくりと試合を観続けていました。思いを飲み込むのは苦しかったと思います。全国行きます、と強い決意を口にして、動きで相手を圧倒しました。
キャプテンの野口は、雑念を払うかのようにすっきりした頭で現れました。気持ちをすべて今日の試合にぶつけます。
大一番の準決勝。昨年度の決勝戦と同じカードは代表戦までもつれました。ここでもしっかり仕事をしたのは青柳。昨日の疲労を感じさせない集中力で、監督の指示通り、3分できっちり勝負をつけました。
決勝戦前、「円陣組もう」と野口の呼びかけで、選手たちは気持ちを一つにします。それを対面で見ていたのか、「力むなよ」と鯉渕監督。
1年の牧は3分間畳に立ち続け、必死で僅差に留めました。団体戦の一員になって以来、自分の出来がチームの勝敗を左右することを理解しながら思うような手ごたえを出せなかった彼が、流れが傾かないよう、できることを精一杯やりきりました。
武内は、2カ月前の新人大会で感じた不甲斐なさをはねのける動きを見せてくれました。残り時間はどっしりと構え、盤石な試合運びを展開しました。
重圧のかかる試合で、まさに「試合の中で成長する」ところを見せてくれた団体戦メンバーに、会場で観戦されていた関係者の方々は、感動しました、と声をかけてくださいました。決して層が厚いチームではなく、監督も選手たちも不安と戦っていた日々もあったと思います。役員として陰から支えてくれた部員とともに、ここ一番の場面で踏ん張りを見せた彼らが強い気力と集中力で勝ち取った、大舞台への挑戦権です。
保護者の皆様、温かい応援をありがとうございました。会場にかけつけてくれたOBの先輩方、見守ってくださりありがとうございました。
《試合結果》
男子個人戦 -81kg級 青柳(第1位・全国選手権大会出場)
-60㎏級 手塚(ベスト8)
-73kg級 野口(ベスト8)
女子個人戦 -63㎏級 篠宮(第2位・全国選手権大会出場)
男子団体戦 大宮工業 5-0 坂戸西
大宮工業 4-1 春日部東
大宮工業 5-0 春日部工業
武蔵越生 2-2 大宮工業
代表戦による勝ち
武南 1-4 大宮工業
第1位・埼玉県第二代表として全国選手権大会出場
【柔道部】声援
大会前日。
卒業生の松本が、自身の近況報告も兼ねて道場に顔を出してくれました。
コロナ禍の影響を受けた高校生活から5年。県チャンピオンになる目標を叶えた先輩の訪問は、後輩たちにとって大きなエネルギーになったのではないかと思います。
【柔道部】覚悟
年が明けてから、冬らしい寒さが続いています。柔道場の空気もいつも以上にひんやり。
部員たちは、稽古直前までヒーターの前に集まり暖をとります。体が硬くなった時の怪我が怖いですから、足元も靴下でしっかり防寒。
県予選で返還するため、鯉渕監督は優勝カップを丁寧に拭きあげ、箱にしまいました。昨年度、OBでもある岡安先生から大会の際にいただいた『覚悟』という言葉。改めて意識し、調整に入ります。
【柔道部】2026年 稽古始め
あけましておめでとうございます。
2026年、稽古始めです。
昨年度は大宮工業高校にとっても柔道部にとっても大きな節目の年となりました。
『艱難汝を玉にす』という言葉があります。苦労をすることで人は磨かれて玉(宝石)となる。ただし、悪いもの(荒砥)でばかり研がれると大切なところまですり減ってもしまう、という意味です。玉になるには磨かれる時間が必要です。100年を積み重ねてきた大宮工業高校で育った柔道部にはそれがあります。上砥の中に見え隠れする荒砥に押されながら、荒砥の中の上砥が細やかさを護りながら、チームになったのではないかと思います。玉にまつわる言葉には『玉石混淆』もありますが、善い部分とそうでない部分がない混ぜになって形成されていくのは、人でも集団でも同じような気がします。
稽古始めにあたり、鯉渕監督は「“経験している”ことは強みだ」と話してくださいました。
学校が紡いできた時の中で柔道部は華やかな結果を重ねていくことができました。しんどい時期を「なぁにっ!」の一念で耐えることができました。柔道部が今日まで活動できたのは、その経験を繋いでこれたからです。宮工柔道部の名前に箔がつくのは大宮工業高校の歴史あってのもの。決して、自分たちだけの力で大きくなってきたわけではありません。温かい声援や細やかな配慮に感謝して『謙虚にして驕らず』を体現するチームでありたいと思います。
皆様、本年もよろしくお願いいたします。
【柔道部】2025年 稽古納め
冬休みの始まりと共に、柔道部は木更津遠征へ向かいました。目的は、清和大学柔道部主催の真心杯と錬成会への参加です。
『試合のための練習』が合い言葉。鯉渕監督と選手の振り返りにも熱が入ります。
錬成会では本校卒業生の笹目が、男女のチームを行き来する鯉渕監督をサポートしてくれました。監督の指導とズレが無いよう、「いつも鯉渕先生はなんて言ってる?」と一つ一つ確認しながら後輩たちにアドバイス。試合の審判を担ってくれたおかげで、鯉渕監督も指導に集中できたのではないでしょうか。
他県の監督が顔を合わせることができるのも遠征だからこそ。樹徳高校を率いる根岸先生は、宮工柔道部で汗を流した一人です。OB同士の談笑が続きます。
遠征から戻り、本日は軽めの稽古…のはずでしたが、帰省期間の卒業生が胸を貸してくれ、程よい緊張感の中で反復や乱取りを行うことができました。
30日は現役生中心の日ではないので、実質、本日が稽古納め。
今年度もたくさんの方にお世話になりました。
保護者の皆様には、柔道部の活動にご理解ご協力をいただき感謝申し上げます。休業期間の遠征やたくさんの出稽古に行かせていただけたことは、部員たちにとってさまざまな経験を積ませる良い機会となりました。稽古に来てくれた先輩方は練習のパターンを広げてくれただけでなく、部員たち個々の甘さやチームとしてのつながりも考えさせてくれました。
宮工柔道部として、周囲の声を大切に精進していきます。
新年の稽古は3日から始まります。
皆様、良いお年をお迎えください。
《おまけ》遠征先で部員が撮影した一枚。豊かな感性です。
【柔道部】ハレとケ
学期末、毎年恒例の大掃除を行いました。遠征前に場を清めます。
テーピングの擦れた後を丁寧に落とします。これが意外に重労働。
高い窓の桟は、肩車で協力体制!
神棚の埃もやさしく払います。1年、無事に活動できたことに感謝です。
【柔道部】試合の練習
出稽古の時、鯉渕監督が必ず伝えるこの言葉。県外校の胸を借りて自分を試します。
習志野高校の皆さんは、強さもさることながら礼儀もきちんとしていました。
正則学園では本校以外の参加もあり、さまざまなパターンで練習することができました。
お世話になった先生方、チームの皆さん、ありがとうございました。
【柔道部】心のスタミナ
期末考査が終わり、ギアを上げて練習再開。
昨日の代表者会議で個人戦・団体戦ともに相手が決まり、ここからは本番を見据えての稽古です。
本日は久しぶりに、3年生がきてくれました。同級生に声をかけたのは梅津。練習の幅が広がり、試す機会が増え、後輩たちにとってこんなにありがたいことはありません。
そんな中、稽古で響いたのは鯉渕監督の「心のスタミナ!」という一言です。体が重くても息が上がっていても、気持ちを整えて対峙する。乱取後の3秒打込は、疲れていてもふらつかず、しっかり静止する!と指示が飛びました。宮工柔道部では稽古の最後に寝技補強をすることがよくありますが、これもまた、しんどい時に雑にならないことの習慣づくりだとも思います。そして、このように“状況を受け入れる”心の強さが日常生活にも生きる気がします。
嫌なことやうまくいかないこと、逃げ出したくなることは社会に出ればたくさんありますから。
【柔道部】成長
3年生たちの道場に来る頻度が、少しずつ減っています。目下の話題は教習所。お互いの進捗を話している様子からは、柔道とは違った成長を感じます。
先月末には、採用試験に合格しました!と、卒業生が報告をくれました。自分の生かし方を見つけ活躍の場を得た生徒たちの今後が楽しみです。
こうやって少しずつ、巣立ちの準備を進めていくのですね。
【柔道部】リスタート
冬の空。
毎年、この時期の柔道部は体づくりに励みます。基本はラントレ。この日はロードに出た後、坂道の往復やダッシュを行いました。
監督とともに、リスタートです。
【柔道部】勝ちは偶然、負けは必然
新人大会は、目前の勝利が簡単に手をすり抜けることを実感する厳しい結果となりました。
「勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし。」
剣術の達人・松浦静山のことばです。
「負ける時には何の理由もなく負けるわけではなく、その試合中に必ず何か負ける要素がある。一方、勝った時でもすべてが良いと思って慢心すべきではない。負けにつながったかもしれない要素が隠れている。」
日々の出来事もこれと同じではないでしょうか。
成功する時は偶然や運に左右される場合もありますが、偶然失敗するということはありません。だから、万全な準備が必要なのです。普段の生活でほど良い緊張感を保てる人こそが、大切な場面で結果を得られるのだと思います。
武道は、人としてどうあるべきかを教えてくれます。
今回の「負け」を自分自身を見つめ直すために必要な機会ととらえ、何もないところからもう一度、自信にするものを積み上げなければいけません。
【柔道部】感謝をつなぐ
記念式典に伴い、昨日の調整練習は朝早い時間に行いました。にもかかわらず練習に参加して後輩たちと汗を流してくれたのは、前キャプテンの坂本。その前日には埜口が、差し入れをもって練習に来てくれました。
必死になって何かを成し遂げた自負が、チームへの想いを強くし後輩への激励に繋がっているのではないでしょうか。そうした見えないものを、後輩たちには感じとってほしい、それを姿勢で返してほしいと思います。
明日は新人大会です。
【柔道部】節目の年に
11月22日、土曜日。
大宮工業高校創立100周年の記念式典が行われました。来賓には柔道部関係者の方もいらっしゃいました。その中の一人、當間先生に声をかけられたのは坂本と埜口です。
進路はどうなったと尋ねられた坂本は歯にかみながらも受け応え。鯉渕先生の言うことをよく聞いて、卒業までしっかりね、と応援されていました。また、昨年度の選手権予選で勝利の立役者となった埜口には「ありがとう」と言葉をくださいました。埜口も当時を思い出し、何やらかみしめているようでした。
當間先生はとても穏やかな方で、困ったことがあったら言って、と、折に触れて気にかけてくださいます。物腰の低さもまた、武道を嗜んだ者の振る舞いなのだろうと感じます。
大宮工業高校の名前で試合ができる最後の年。しっかりと結果を刻みたいです。
【柔道部】土台づくり
新人大会1週間前になりました。
インフルエンザの猛威がニュースになっていますが、ご多分にもれず本校でも広がりが懸念されます。何をおいても体が資本。体調管理がしっかりとできることは社会に出た後の信頼度にもつながります。そして、休まずに続けることは、身体だけでなく心も強くします。
本日の練習では、監督もいつも以上に細かく声をかけ丁寧な反復を行いました。
3年生が連れて行ってくれた舞台へ自分たちが挑戦する――その足掛かりとなる試合が始まります。
【柔道部】挑戦
11月8日(土)・9日(日)、第3回関東高校柔道選抜大会が行われました。始まって間もないこの大会は、各階級、同一校からの出場は2名まで。挑戦する選手の幅が広がります。
今年度の会場は千葉総合スポーツセンターです。選手たちは7日に現地入りして前日練習と計量を終えました。
階級差がある二人のために監督も道着に着替えて練習に加わってくれました。何度か練習にお邪魔している千葉経済大附属高校の監督・田中先生が、念入りにアップする様子を見て「試合に出るみたいだね」と笑顔で声をかけてくださいました。
試合直前の確認。気が引き締まります。一つでも多く勝つことはもちろん、24日の団体戦に向けて、自分との戦いでもあります。
善戦しましたが、“あと少し”が遠いと感じる悔しい内容でした。顕になった課題を持ち帰り、今できることを詰めていかなくてはいけません。
保護者の皆様、応援に駆けつけていただきありがとうございました。
≪試合結果≫
1回戦 合技〇手塚(大宮工) ― 小林(甲府工業)△
△青柳(大宮工)―大和(修徳)〇内股
2回戦 △手塚(大宮工)―黒川(常磐)〇技有
【柔道部】外へ出よう
三連休は、大学へ出稽古にお邪魔しました。
2日(土)は平成国際大学へ。県外の高校生と一緒に汗を流しました。
3日(日)は大東文化大学へ。乱取り稽古の後には巴投げの研究を行いました。
歯が立たないと分かっている相手に必死になる気概、教えていただいたことを道場に戻って生かそうとする思考、何においても「心一つ」です。
【柔道部】“楽しむ”力
25日(土)・26日(日)の2日間は文化祭。柔道部の面々は先輩後輩の垣根を越え、校内を見て回っていました。
同じ学科の子どもたちは特に、お互いの教室にも行きやすいようです。
何やら放心状態の福島。その理由は……
PTA大賞にも輝いた「コーヒーカップ」!柔道の経験上、三半規管は強いはずですがどうやら比にならなかったようです。遠心力に必死に耐えるこの表情!!
予想外の回転速度に、乗車した部員たちもアトラクション後は疲れ気味。一方、企画運営役の梅津は満足気でした。
学校生活あっての部活動です。クラス企画の準備に参加したり役割分担を務めたりすることも、彼らにとって大切な体験。生徒の一人として、学校行事を楽しめたのではないかと思います。
【柔道部】正しい努力
先日の稽古では、1秒ごとに打込みの形を確認する時間がありました。
いざ、やってみると……粗が目立ちます。当たり前にしている基本動作。“できているつもり”で流している部分があってはいけません。
楽器の演奏も似たところがあります。テンポが速ければごまかしがききますが、スローテンポにした途端、音程や拍の取り方など基礎練習で雑にしていた部分が露呈します。何事も、ゆっくりした動作は負荷のかかること。それを“負荷”と感じないように、日頃の反復を飽きるほど丁寧に行う必要があるのではないでしょうか。
灘高校に勤務し「銀の匙」の授業で有名な橋本武先生は、ご自身の著書で「国語を学ぶとはどういうことか」について記しています。その中の一節。
『正しい努力は、目の前に即効性がなくても決して無駄にはならないのです。』
国語の勉強に即効的効果を期待することは難しい、なぜなら国語は生まれた時から始まる日常的な学科だからと述べ、「子どもたちに本当の基礎力をつけたい」思いで長らく教鞭を取られた方ですが、この“基礎力”が柔道においても必要です。
打込み、寝技、投込み……反復練習に、乱取稽古のような華やかさはありません。自重トレーニングやジャンプ、走り込みの動きを直接試合で使うことはありません。けれど、一見、どこにつながるか分からないものを淡々とこなすことが実になり、大切な試合のワンチャンスで生きるのだと思います。
橋本先生は、こうも仰っています。
「水準以上のことをやっているから、心にゆとりが持てる。」
可能性があることは、すべてやるのです。
練習後の1コマ。1年の柴田が先輩の篠宮に反復を見てもらっていました。近くでは手塚も声をかけサポートしていました。
【柔道部】賑やかな時間
考査後初の週末。来校者用の棚に靴が並びました。今日の練習はどんな雰囲気になるだろう、と胸が躍る瞬間です。
練習参加を希望してくれた中学生に加え、卒業生の先輩方が稽古をつけにきてくださいました。
休日でも当たり前のように道場に来てくれる3年生にも感謝です。たくさんの人が自分たちに向けてくれる想いに、気づかなければいけません。
【柔道部】素敵な一年に
本来の日付から遅れること数日…毎年恒例、監督のお誕生日会を開きました!
今回は、あみだくじで企画を決定。監督が迷いなく選んだ番号の先は、持ち上げ35本!
3年生から順番にあたりにいきますが…重量に次ぐ重量。なかなかハードな並びでしたが、トレーニング直後にもかかわらず子どもたちが企画したイベントに応えてくれる監督、さすがです!
今年は…
柔道着の立体ケーキ!刺繍まで細かく再現してくださいました。
お誕生日、おめでとうございます!
ちなみに、あみだくじの他のメニューはこんな感じ。監督の引きは当たりかも?
【柔道部】殻を破る
日々の稽古に変化があるのは嬉しいものです。
新チームになり、目に見えて成長しているのは手塚。勉強へ向かう姿勢、仲間への声かけ、稽古前後のルーティーン…小さな自信を積み上げてきたことが心のゆとりになっているのか、落ち着いて自分のペースをつくれています。
この日は乱取稽古の合間に監督から熱心な指導を受けていました。
こんな、ほのぼのとしたワンシーンも。 上手に力みを抜きつつ、レベルアップを目指して欲しいです。
【柔道部】臥薪嘗胆
関東選抜大会県予選は、悔いの残る試合が多くありました。
やはり、勝つことは簡単ではありません。
イメージ通りにならない展開は当たり前にあります。落ち着いて自分のペースを作ることとテンポよく仕掛けることのバランスを瞬時に判断する対応力が明暗を分けました。
国民スポーツ大会出場チームに帯同している鯉渕監督に代わり本校選手を指導してくださった岡安先生は「覚悟」という言葉で想いを伝えてくれました。練習に変化を加える覚悟、人よりきつい練習をする覚悟、我慢する覚悟…。覚悟を決めて積み上げたものがあるからこそ、負けない選手になるのだと。勝つために、強くなるために、もっと貪欲になって欲しいと、宮工柔道部の先輩から温かくも厳しい言葉を、後輩たちはどのように受け止めたでしょうか。
「臥薪嘗胆」は、目標達成や困難の克服を目的として長期的に苦難や努力を積み重ねることを意味する中国の故事成語です。近くで応援してくれる先輩の想いに応えるべく自分を律することができるか。すべては気持ちひとつです。
【柔道部】今、できることを
久しぶりに顔を見せてくれたのは、須川。ウォーミングアップもそこそこに、後輩に胸を貸してくれました。
大会直前というのに、この1週間は種々の校外業務が重なり落ち着いて指導ができず、監督はもどかしそう。
明日から再度不在になることもあって、本日の稽古では 仕上げとして伝えられることを細かく丁寧に指導していらっしゃいました。
大会当日はビデオ通話も活用して連携をとります。遠方の監督に良い報告ができるよう、明日は最終調整です。
【柔道部】いつもと違う風景
28日(日)は道場対抗大会のお手伝い。今月2度目の役員参加です。
この大会は、高校生から社会人までが混ざって団体戦を戦います。「明日からの仕事に支障をきたさないように」という選手宣誓に会場の空気が和みました。
普段、大会でお世話になっている他校の先生方は溌剌とした様子で参加していらっしゃいました。「たまに試合すると生徒の気持ちがわかりますね」と、冗談まじりに話しながらも満足気。また、稽古をつけに顔を出してくれる宮工柔道部OBの姿もありました。部員たちは声をかけるタイミングを図りつつ、知っている先輩を見つけては挨拶に駆け寄っていました。
時には先輩同士の対峙も!普段の大会とは雰囲気の違う試合を観ることができ、忙しい中にも贅沢感のある1日でした。
【柔道部】視野を広げて
空は、すっかり秋。
23日は、大東文化大学へ出稽古にお邪魔しました。最初に行ったのはトレーニング。1時間みっちり体を動かし、体を温めてから稽古に入りました。
校外に出ると、いろいろなトレーニングの方法を体験できたり、同じ“打ち込み”でもパターンや秒数に微妙な違いがあったりと勉強になります。何を意識してどのように行うか指導されている先生のお話を聞けるのは、一つのものを多方面から捉えて考えを深めるチャンスです。
ご指導いただいた飯塚先生、ありがとうございました。
【柔道部】縁
本日は中学生を招いての練習。髙橋や椙田の来校もあり、親しみある者同士の交流が見られました。
19日は、和久井の教育実習最終日でした。
実習の仕上げは研究授業。通常は1科目で行いますが、体育の先生は保健・体育の2科目で実施します。つまり、準備も2倍!
座学の授業は和やかに進んでいました。慣れている柔道は説明や指示にも余裕ができます。指導教官でもある鯉渕監督が、振り返りのための動画撮影をしてくださいました。
同じ道場で和久井を兄のように慕っている野口が、部員を代表して色紙を渡します。
母校とのつながり、先生とのつながり、同級生とのつながり……たくさんの縁を感じた分だけ、人の心は豊かになります。教育実習で戻ってくる先輩がいることは部員たちにとっても誇りです。
3週間、おつかれさまでした!
【柔道部】頼まれごとは試されごと
12日の朝…、部日誌のアクセスカウンターがゾロ目になっていました!こんな瞬間を見られることもあるのですね。
宮工柔道部は、高校生以外の大会で仕事を任されることがあります。12日は、他校の生徒と合同で全日本ジュニア柔道選手権の会場作成を手伝いました。
会場図の説明を聞いて、机や椅子を正しく配置。ちなみに、毎回困るのはドラムコードの扱いです。片付けの際、巻取りを丁寧にしないと絡み合ってしまい、それを修正するのに時間がかかります。
畳敷きはお手のもの!端と端を丁寧に合わせて隙間なく敷いていきます。大会の最中にずれることの無いよう、神経を使う大切な作業です。
タイマーの設定、コードの固定、看板の配置……2時間超の作業の末、会場が整えられました。
2日間の大会でも部員たちは4つの試合場を分担し、選手係として出場選手の呼び出しや確認を受け持ちました。一方、監督は審判として協力。
自分ができることで陰ながら力を貸す…社会生活を営む上で大切な経験です。
【柔道部】その理由は…
秋季地区大会の前日、会場での振る舞いについて監督からお話がありました。
試合の際、監督が選手に指示を出せるのは「待て」の間。このタイミング以外の過度な声かけは指導の対象になります。全体で礼法を大切にしようとの観点から、この度、観客と選手にも改めて観戦マナーの指導がありました。
柔道は、武士道と深い関わりがあります。
鎌倉時代から室町時代にかけて、当時の武士には戦の進め方に決まりがあったようです。それは、矢と太刀での交戦の後、相手と1対1で争う「組み討ち」。この接近戦で使用されたのが、鎧通し(よろいどおし)という短刀です。勝敗を決する時、武士が命を懸ける大事なもので、講道館試合規定において押さえ込み30秒で1本勝ちというのは、30秒あれば鎧通しを抜いて相手を押さえ込み絶命させるだけの余裕があるーー言い換えれば完全に身体を制御できるというということ。これが「押さえ込み一本」のもともとの意味だそうです。
「相手を倒してとどめを刺す」一連の流れは柔道にも残っていて、武士の相手を仕留めきる精神には、覚悟のもと戦に臨んだ相手に敬意を表する意識も含まれます。柔道で勝敗を決した後の礼法は誰しも教えられていると思いますが、大元を紐解くと、勝った時に喜ぶのはもってのほかですし、負けた時の潔さを求める理由もよく分かります。
この度の観戦マナーに対する指導も、柔道は双方に礼があるからこそ成り立つ武道であることを認識して、みんなで柔道を善くしようという呼びかけではないでしょうか。
【柔道部】こころのつながり
部日誌でも度々話題にする柔道部の先輩方。時間を見つけ、声を掛け合い連れ立ってきてくれる先輩方は現役生にとって大きな支えです。
夏休み最後の練習には宮田さんが顔を出してくださり、稽古だけでなくトレーニングにも付いて、体の使い方をアドバイスしてくださいました。
9月1日から3週間、教育実習に来ているのは和久井。彼はコロナ禍の影響を受けた世代です。緊急事態宣言により休校期間が続き全国大会も中止になったあの年……稽古や試合に臨む先輩方の勇姿を充分に見られないまま代替わりをした新チーム、そのキャプテンを務めたのが和久井です。教育実習で母校に戻って来た先輩が面倒を見てくれたように、鯉渕監督に協力して指導の手伝いをします。
3日には、粕谷が同級生の新井と根米とともに来校し、後輩たちに稽古をつけてくれました。その翌日には、椙田と笹目が。2人は和久井と団体戦を組んだ同級生です。
道場に入って卒業生の姿が見える瞬間が嬉しいと話す鯉渕監督。談笑している様子からも先輩方が監督を慕っていることが伝わります。
【柔道部】ラストチャンス
28日・29日の2日間は、夏休み2回目となる錬成会に参加しました。
多くの高校と校外練習を繰り返し、たくさんの課題が見つかりました。根底にあるのは「気力」。どんなに技に磨きをかけても、思いきりや勢い、粘りがなければ、それは光りません。自分の“弱さ”を自覚して向き合い続けることができたか。克服する努力を続けることができたか。答えは9月の試合が教えてくれます。
【柔道部】指導者の思い・2
全国高校野球選手権大会が終わりました。
開会後の残念なニュースもありましたが、『グッドルーザー』という表現が広まるほど、選手たちの清々しさは観ている人を温かい気持ちにさせました。また、仙台育英高校の須江監督は2部制になった今大会を『人生最高の夜ふかし』と形容しています。選手の目線に立ち豊かな表現で語る須江監督は、選手たちと一緒に試合を楽しむことのできる方なのではと感じます。
優勝した沖縄尚学高校の比嘉公也監督は、3年生の時、左腕エースとして春の選抜大会に出場。沖縄に初の優勝旗をもたらしたチームは大きな話題となりました。その後、監督として就任した2008年にも同大会を制しています。
比嘉監督曰く、監督の役割は、技術指導よりも、環境を整え選手達に気づかせてやること。過去のインタビュー記事によると、指導の軸は「野球だけしにきた、は駄目」という理念にあるようです。
「毎日同じ通学路でも、なにか変化を発見する感性を養って欲しい。それは人生を豊かにすることにもつながるし野球とも結びつく。見つけられなくても見つけようとする意識で見ることが大事なんです。どこのチームだってユニフォームを着たら一生懸命練習する。だから、ユニフォームを脱いだ後が勝負だと思うんです。授業や教室での態度が、そのまま野球にもつながることもある。」
(2009.09.03 「Sports Graphic Number」より)
宮工柔道部の部員たちも、日頃、鯉渕監督から「道場の外でどう見られるかが大事」と諭されています。学校生活のほとんどは道場の外で過ごすのだから、そこがきちんとしていなければいけない、と。ありがとう、ごめんなさい、がきちんと言える。人のために動ける。面倒なことを投げ出さない。声を出して反応する。大切なのは、勝つこと・強いことではなく、それを目指した過程で育つ人間性です。先に生き、たくさんの人に出会い多くの経験をしている大人は、それを伝え続ける責任があるのではないでしょうか。そのきっかけのひとつが部活動です。部活動は子どもたちの人格形成のツールであって、指導者が手柄を立てる場所ではないのです。
成果を上げているからと驕ってはいけません。
指導できるからと、自分が快適なことを優先してはいけません。
部活動は生徒のためのものなのですから。
【柔道部】試合のための練習
『なつやすみ 試す期間は あとわずか』
17日からの3日間は、関東圏の高校が中心に集まる錬成会。監督から繰り返し伝えられている“試合のための練習”をする機会も大詰めです。
この試合に救護として携わってくださったのは呉竹医療専門学校の皆さん。宮工柔道部のOB、根米の姿もありました。ケアの傍ら、後輩たちの試合に目をやります。
どんな時も、先輩たちの存在は心強いもの。20日からお邪魔した順天堂大学では新井が迎えてくれ、懐かしい宮工の道着で胸を貸してくれました。
監督たちにとっては、卒業生として、自分のチームを連れ母校に顔を出すのは誇らしいことですし一番の恩返しにもなるのではないでしょうか。
順柔杯では、試合結果を受け、青柳と篠宮が優秀選手の表彰を受けました。
明日から3日間はオフ。体のケアとここまでの取り組みを整理して、最終週に入ります。
【柔道部】指導者の思い・1
昨日から3日間は、県立武道館改めリプロ武道館での練習会。第一道場には、地区を越え県内の中高生柔道部が集まっています。
道場に響くのはメリハリのある大きな掛け声。引退後も欠かさず練習に参加してくれている3年の埜口は「いいねー、元気元気」と、一歩引いたところから雰囲気を感じていました。
指示に対する返事、素早い動き、乱取り前の気合の発声は、集団のまとまりを感じさせます。昨今、そのような光景に眉をひそめる風潮もありますが、果たして本当に訝しがられるものでしょうか。
大阪で宮大工養成塾を経営する金田優氏。
習得まで「10年で一人前」と言われる技術を3年で身につけさせたいと、寺社の修理を安く請け負い現場体験をさせながら将来の宮大工を育てています。後世に受け継ぐために金田さんの念頭にあるのは「進化させる責任」。単に伝統技術を守るだけでなく、その前提である礼節や精神を伝えたいと生徒と向き合う様子は、メディアにも取り上げられています。
養成塾の1日は「◯◯な人から仕事があります!」という23箇条の発声から始まります。食事は黙食、知識を先に得て理解したつもりにならないように携帯電話も禁止です。
また、当たり前のことが当たり前にできていない時には厳しく叱ります。
たとえば、課題の前段階に必要な宿題をやってきていない塾生には「何しにここに来たの?やる気がないならやることない」、他の塾生が課題に取り掛かる中、やっていない宿題を始めると「それは自習でやること。お前がやりだしたら、みんながやりだす。悪い影響与えるな!やってる人の作業見とけ!」。“令和の常識”からすれば厳しいという感想を持たれるのかもしれませんが、一連の金田さんの塾生への接し方には、優しさだけで人は育たないという信念が見えます。
「今の子たちは社会に出て腫れ物に触るような教育をされてる、鶴の一声で「右向け右」で動くような若い子は絶対いないですよね。逆にいたら、価値がものすごく高く感じませんか?」
チームとしての統率力が伝わる掛け声も、これと重なるところがあるのではないでしょうか。
【柔道部】夏の光景
夏休みの稽古は、厳しさの中にも賑やかさが。卒業生たちの来訪です。
改修工事が終わり利用できるようになった県立武道館での合同練習に来てくれたのは、3月に卒業した髙橋。弟と一緒に稽古に参加し汗を流していました。
学校での稽古に参加してくれたのは大学4年生になった和久井。教育実習を迎える先輩たちは、挨拶や打ち合わせに訪れた傍ら、こうして後輩たちに稽古をつけてくれます。
地区大会まで1ヶ月。「失敗できるのは今だけ」という監督の言葉を良い緊張に変え、日々の稽古を手応えを得るものにしていきたいです。
【柔道部】支え
8月になりました。
代替わりはしましたが、3年生のサポートは続いています。それは校内での稽古に留まりません。昨日は坂本が、本日は梅津が、出稽古先の川口市立高校まで来てくれました。
反復をする後輩の近くでアドバイスを送ったり、
年下の子の受けに回ったり。
片道2時間をかけての参加は、なかなかできることではありません。後輩たちにとって本当にありがたいことです。
「お前たち、仲良いな」とOBが言うほど、ひとりひとりはちっぽけなことを理解してみんなで大きくなろうとしてきた3年生たち。だからこそ、人のつながりを感じてこうした行動をとれるのではないでしょうか。
【柔道部】突き抜ける夏
柔道部の夏は、九州遠征から始まります。
21日、金鷲旗高校柔道大会に出場するレギュラーメンバーは鯉渕監督と共に福岡へ出発しました。
10の試合場が整えられた会場には、オリンピック選手も訪れていました。こんなに大きな会場で臆せず試合をできる選手たちに感心します。
最終日はリラックスした様子で散策を楽しんだようです。
23日には後発の部員たちも合流。翌日に埼玉へ帰る3年生4人と入れ替わる形で、熊本へ強化合宿に向かいました。
この合宿のテーマは「試合の練習をする」。監督が繰り返し意識づけをさせるのは、徹底する・考える・試す、の3つです。
女子部員の篠宮も合同チームで団体戦に出場し、ビハインドで始まった試合の勝利に貢献しました。
宿の食事はバランスの良い献立でした。たくさんお代わりできるようにお米を炊いてくださった女将さんに感謝です。最終日の26日は、午前中の練成試合に合わせて補食も用意してくださっていました。本当にありがとうございました。
大きな怪我もなく、無事に1週間の遠征を終えることができました。保護者の皆様、遠征費にご協力いただきありがとうございました。“行って終わり”ではなく、ここで見つかった課題を振り返り、稽古に生かしたいと思います。
【柔道部】変わり目
終業式を迎え、柔道場のホワイトボードには夏休みの練習日程が貼り出されました。
次に監督がスケジュールを書き込む時には新チームの体制も決まっていることでしょう。直近の金鷲旗柔道大会に向けて、3年生は最後の調整に入ります。
さて、15日、16日は他県の高校生たちと稽古をしました。
1,2年生に向けて監督の声が飛ぶ場面が増えているのも、変わり目を感じさせます。
【柔道部】特別な瞬間
週末のたびに使えなくなる学校施設…。なかなか落ち着いて稽古ができません。土曜日は強豪校が集まる国体練習に参加、日曜日は上尾鷹の台高校にお邪魔して合同練習をさせていただきました。
久しぶりにたくさんの卒業生が顔を出してくれ、母校の道場で集えなかったことがますます残念でなりません。それでも後輩たちは嬉しそうで、キャプテンの坂本が高校入学前からずっと一緒に稽古をしてきた髙橋の姿を見て喜ぶ場面もありました。
そんな中、この日は貴重な光景が!めったに観られない監督の乱取りです。
子どもたちは、強い!巧い!と、感動の嵐。
数年前の部員の中には「先生と乱取りしたかったな」と呟く子もいました。組むのも観るのも、子どもたちにとっては気持ちが高まる時間だったのではないでしょうか。
【柔道部】没頭
4日間の期末考査を終え、通常の稽古再開です。本日は反復を中心に短い稽古の後、道場の掃除を行いました。
監督は、いつもの掃き掃除と合わせて畳に付いたテーピングの擦れ跡をきれいにしようと声をかけました。が、始めると没頭してしまう柔道部。雑巾と箒では用が足りなくなったのか、養生テープやつまようじを使って細かい部分の埃まで、余すところなく取り始めました。
棚や椅子、扇風機なども移動させ、隅々まで綺麗に!さながら大掃除です。
道場の外に周って窓の桟を掃除する仲間とお茶目なやりとり。
きれいになるまでやる。
できるようになるまでやる。
掃除も稽古も同じですね。
【柔道部】大切なもの
「勝ち負け以上に、自分らしくやりたいことができたか」
「強いだけではなく、人としての中身が育っているか」
毎日の稽古で、部員たちは監督からこのような言葉をかけられています。
一方、大会の場では教員同士もコミュニケーションを図ります。過日の大会で他校の先生のお話を伺っていた時のこと。耳に残ったのは、鯉渕先生も仰っていると思うけど、と前置きをしつつある先生が仰った「柔道を離れてからの人生のほうが長いんだから」の一言です。
柔道に限らず、社会に出て部活動の戦績を語っても、多くの場合“そうなんだ”で終わってしまう。活動から離れた瞬間、価値が変わってしまうものに時間を費やす意義は、勝敗とは別のものではないでしょうか。
国語の教科書に著書が掲載されることが多い内田樹さん。武道家でもある氏の文章が「負け方を習得する」という教材で使用されました。その結びの段落。
死ぬまで全ての勝負に勝ち続けることは誰にもできない。私たちはいつか必ず敗北の日を迎える。その時に、誰からのリスペクトも期待できず、何の教訓も学べず、ただひたすらに不快な後味だけを残すような「無意味な敗北」を引き受けるということでよいのだろうか。
勝つ以上に多くの利益をもたらす負け方が時にはある。そのことを習得することが我々にとって喫緊のことだと私は思う。
挨拶ができる、他者を敬える、思いやりを持てる、率先して動ける…人間力は経験の中でこそ身につくものだと思います。監督から「道場の外で、どう見られるかが大切」 と諭されている宮工柔道部の子どもたちは、長い人生の財産になるものを得ていると感じます。
【柔道部】夏、到来!
気温が上がると、柔道場の湿度も一気に上がります。大型扇風機などを活用して空気を回してはいるものの、風の抜けにくい構造上、どうしても熱はこもります。
例年、この時期は、熱中症予防のため合宿所の水風呂に浸かって体を冷やしてから帰るようにしていますが、施設工事の関係で現時点では使用できず…
というわけで、急遽、大型プールを準備して代用することに!童心に帰って、のんびり水に浸かる部員たち。気持ちよさそうです。
【柔道部】おかげさま
今月から来月にかけて、学校施設が使えなくなる週末が増えています。21日は平成国際大学にお邪魔して練習をさせていただきました。
一緒に参加した樹徳高校を率いるのは根岸先生。宮工柔道部で汗を流した一人です。稽古の様子を見ながら、本校の部員に稽古をつけてくださいました。鯉渕監督が先方の部員と組む場面もありました。お互いに力を貸し合い、双方のためになることを…「おかげさま」は、「精力善用 自他共栄」とも重なる素敵な大和言葉です。
大会前にも関わらず稽古を受け入れてくださった平成国際大学の三宅先生、学生の皆さん、ありがとうございました。
【柔道部】背中で語れ
先週の個人戦の日とは打って変わり、快晴。気温も高く、室内も蒸していました。どんな環境でもやるべきことはいつもと同じ。総体県予選団体戦です。
アップから引き締まった表情の埜口。
「最後の最後にオールスターズだなあ」と坂本が呟いたように、宮工が入った櫓には各地区の上位校が名を連ねていました。一戦ごとに、各々の役割や試合展開のイメージを監督と確認して畳に上がります。
先鋒の野口。準決勝で一本を取った時には「やっとチームの役に立てた」と、珍しく感情を露わにしました。
キャプテンとして、最上級生として…粘り強く相手に向き合う試合を見せてくれた坂本。応援席には、昨年度のキャプテンで道場の先輩でもある高橋も駆けつけてくれました。
先月、出場した関東大会では開会の挨拶の中にこんな言葉がありました。「技術革新により、私たちの生活は、安心・安全・正確を担保されている。そのような世の中であっても、予測できない感動や奇跡を呼び起こす瞬間がある。それは、アスリートの技を持ってしかなし得ない。」
会場に足を運んでくれた保護者の方からは「宮工柔道部は、応援したくなるような柔道をしますよね。自分の子どもが出ていなくても会場で応援したくなる柔道ですね。」と仰っていただきました。
人の心を動かす瞬間は勝負の結果を超えたところにあるということを、まだ10代の子どもたちが教えてくれます。人から与えられるもの、人に与えられるもの…。見えない“何か”を伝える力を秘めている部活動は、一概にブラックと言うものではないのではないでしょうか。
監督は現チーム最後の公式戦の総括を「キャプテンが、これだけしっかり見せてくれたよ」と結びました。
3年生。ここまで本当によく頑張りました。個々のキャパシティを広げることに必死になった1年目。大きな目標に向かって監督と共に地盤を固めてきた2年目。4人全員が団体戦に出場した3年目。卒業生からも関係者からも大きな注目を浴びた代です。ただ、チームとして、これに満足してはいけません。もう次の準備は始まっています。2年3カ月、地道な努力をひたすらに続けてきた3年生4人の堂々とした背中を追い、ここからは後輩たちの番です。
応援席から子どもたちへ声を飛ばしてくださった保護者の皆様、ありがとうございました。
《試合結果》
大宮工業 5ー0 県立川口
大宮工業 3-1 武蔵越生
大宮工業 3-1 立教新座
大宮工業 2-1 熊谷商業
埼玉栄 5-0 大宮工業
【柔道部】際の勝負
三苫の1ミリ。
数年前のW杯で話題になったワンシーンです。
ギリギリの勝負は、自分らしく、強みや良さを出して積極的にいけたかどうかで決まるのではないでしょうか。大きなことを成し遂げた代ですが、新チームになってから今日まで、楽に抜けた試合はありません。監督とともに、一つ一つ小刻みな目標を立て、地道に確実に越えてきました。
今回も同じ。
こころを整え、際の勝負で負けないチームを見せたいと思います。
【柔道部】ひとりはチームのために
個人戦を終え、監督の指揮の下、気持ちを一つに稽古は続いています。部員たちの役割や立ち位置が変わってくるのもこの時期です。
3年の福島。着慣れた中学校の道着で、今日はサポートに回る場面が多くありました。
面倒見が良く、周りにも積極的に声をかける彼は後輩たちにも慕われています。稽古の様子を観察し、できることはないか寄り添う福島はチームにとって影の立役者。
みんなが福島に支えられています。
【柔道部】完遂力
今年度もまた、この時期がやってきました。全国高校総体県予選。9日、10日の2日間で個人戦が行われました。
開会式には新井千鶴さんが登壇し、選手たちを激励してくださいました。「勝ち負け以上に、相手を思いやり礼法を重んじて」という言葉は、柔道の根本が精神修養と人格形成にあることを再認識させてくれました。
3年生にとっては大きな分岐点となるこの大会。審判をしながらコーチボックスに入る鯉渕監督とともに試合に臨みます。
悔し涙をのみ、感情をグッと堪え……4人は個人戦に幕を下ろしました。
試合後に監督から向けられた「結果から逃げない」 という言葉を受け、団体戦で持てる力の全てを出し切って欲しいです。
【柔道部】ノンストップ
鯉渕監督不在の折、駆けつけてくれるのは頼れるOB。先週末は4人の方が部員たちに稽古をつけてくださいました。
関東大会の敗戦を引きずる間もなく高校総体県予選。3日の会議で対戦相手も明確になりました。もう一度、集中力を高めて欲しいと思います。
【柔道部】主役は自分
体育祭翌日、天気は予報どおり雨。
出発の時刻こそ少しゆっくりでしたが、それでもラッシュ時の電車移動は気を使います。バス移動のメリットを感じつつ、関東大会会場の東京武道館へ。
午前中は調整練習。昼食と軽量を挟み、開会式です。
東海大学附属高輪台高校吹奏楽部の演奏に合わせて入場です。
全国レベルの演奏を聴かせてくださいました。司会あり、ダンスあり、圧巻のパフォーマンス!…が、硬派な柔道部の面々は姿勢を正して鑑賞。吹奏楽部の演奏では演奏者が客席の間に入り観客と一体化して盛り上がるのがお約束ですが、畳の上はやはり特別。多少の距離感は、お互いをリスペクトしてのことだと思います。
試合前、「勝ち負けじゃない、自分の力を出せるかどうか」という言葉で送り出された選手たち。
軽量級の3人が必死に踏ん張り重量級につなげますが、“らしさ”が出ず。久しぶりの一回戦敗退という悔しい結果になりました。
どうしても相手に合わせてしまう癖が抜けません。自分がやりたい柔道は何か、もう一度しっかり考える必要があると感じた試合でした。
【柔道部】別の顔
30日に予定されていた体育祭。荒天の予報をうけ先生方が話し合いをもった結果、急遽前日の開催となりました。本来であれば関東大会と重なって参加できないはずだった団体戦のメンバー。「部活として出場は制限しない」と監督の一言に安心し、全力で競技に参加しました。
同じ連合で綱引きに挑む先輩と後輩の姿あり。
盛り上げてくれる先生の姿あり。
監督の前で、一位でゴールテープを切るキャプテンの姿あり。
高校生最後の体育祭に参加できて、結果的に3年生たちは良い思い出作りができたと思います。
軽い調整をして、本日の稽古は終了。いよいよ明日、関東大会へ出発です。
【柔道部】ルーティン
柔道部は乱取り稽古の前に円陣を組み、3年生の発声で気持ちを上げます。
前日と言葉が重ならないように、すばやく一言を考えます。ちょっとしたことですが、これも機転を効かせる一つの行動。よく聞いていると鯉渕監督の言葉を反復する時もあり、その日の稽古の目標が明確になります。
【柔道部】分身?
決して、同姓の子が何人もいる訳ではありません。
柔道部の子たちが道着をあげたりもらったりするのはよくあること。キャプテンの坂本の道着を軽量級の福島や手塚が着ているのは、これもまた時の流れを感じさせます。
道着が使い込まれて縮んだ。
坂本の体ができあがって大きくなった。
3年間は、あっという間です。
【柔道部】絆
柔道部には2種類のTシャツがあります。
ひとつは卒業生がデザインしたもの。数年前から柔道部のユニフォームとして定着しました。もうひとつは、毎年3年生がデザインを考えるもの。Tシャツもあればポロシャツもあり、カラーもさまざま。その代のキャプテンを中心としたこだわりがよく分かります。
そんなチームTシャツを着て、本日は埼玉県ジュニア柔道選手権大会に出場する仲間の応援です。もちろん自分たちを鍛えることも忘れず、いつもより早い時間に集まり学校でトレーニングをしてから会場へ。部員たちは選手に声援を送りながら、ライバルの試合にも注視していました。
県の仕事が重なり監督は不在。代わりに選手に付いてくださったのは、審判員も担う岡安先生とコーチを務めてくださる杢先輩です。後輩たちのために時間を割いてくださる先輩方に感謝です。ちなみに今日のベストシーンは、4月以降、良い経験をたくさん積んでいる手塚。会心の投げが決まった瞬間「カッコいい!」「形きれい!」と、部員たちは大盛り上がり。すぐさま動画を見返して大興奮でした。
縦の繋がり、横の繋がり。たくさんの人との関わりを感じられる宮工柔道部の環境は、大きな魅力ではないでしょうか。
【柔道部】誇らしい足跡
監督室の壁に飾られているのは、選手の記事や大会記録の一部。「宮工柔道部」として雑誌に取り上げられた時のものもあります。
掲示用コルクボードの貼り付け作業を手伝ってくれたのは一年生です。「隙間、自分が埋めます!」と、頼もしい言葉をくれました。
ボードが賑やかになるのが楽しみです。
【柔道部】注目
本日は、中学生の稽古参加がありました。
鯉渕監督に稽古をつけてもらったり、兄弟や知人の名札を探したり。道場ではお馴染みの場面を見ることができます。チーム単位での合同練習もさることながら、個々に来てくださるのもまた、じっくりお話ができてありがたいです!
ちなみに、この部日誌にはアクセスカウンターが付いていますが、1月を境に閲覧数がぐっと増えました。関心を持っていただいていることに襟を正し、気を引き締めて生活していきたいと思います。
稽古の中で先輩が受けている指導に関心を持つ1年生たち。これも、ひとつの“注目”ですね。
【柔道部】やればできる
宮工柔道部の関東大会出場は県内最多。60回出場が目前です。
今回も、さいたま市内の中学生には馴染みの深い大宮武道館での開催です。監督は滑りやすい畳を気にかけていましたが、本人たちの緊張は別のところにありました。それは「しんどいところで堪え、なんとしても勝ち上がる」という、一つの命題。
1日目を終え、堅実な試合でベスト8へコマを進めました。
2日目は、北部地区一位・熊谷商業高校との対戦から。ここを抜ければ関東大会出場が決まる大一番です。軽量の3人が必死に粘り、大将の埜口につなげます。3人は相当の疲労感があったはずですが、続くふじみ野戦でも集中を切らさずチームに良い流れを作ってくれました。地区大会の段階ではどうなることかと内心不安がいっぱいでしたが、意地の上位入賞。結果を見てくださった他校の先生からも「地区大会から仕上げてきましたね」との言葉をいただきました。
一方で、試合間隔や勝負の展開から気の緩みが表れたり緊張感の持続が難しくなったりするのは「勝てるチーム」になるための重要な課題です。1か月後の本戦に向けて、見えない部分の弱さを自覚しなければいけません。
保護者の皆様、応援ありがとうございました。
≪試合結果≫
大宮工業 5-0 川越東
大宮工業 3-1 武蔵越生
熊谷商業 1-2 大宮工業
ふじみ野 0-3 大宮工業
埼玉栄 5-0 大宮工業
県2位で関東大会出場
【柔道部】それぞれの今
関東大会県予選を前に、団体戦のレギュラーメンバーは監督と共に入念な研究。
6月の高校総体県予選に照準を合わせる部員たちは、校外に出て武者修行です。
今は、ひとりひとりが“やるべきこと”を理解して準備をする期間です。
【柔道部】季節を感じて
話は先週に遡ります。
気温が上がり出番のなくなったヒーターを片付けて、2台のスポットクーラーを出しました。更衣を前に、柔道場は夏支度です。
監督の席も、カーペットからい草のラグに。
学期の切り替わり、年度の切り替わり。子どもたちは折に触れ、監督から“節目”のお話をしてもらっています。季節の節目も然り。気象の変化が取り沙汰されている昨今、こうした物の出し入れ作業は子どもたちに時の流れを知らせてくれます。
節目を肌で感じられるのは幸せなことですね。
【柔道部】新たな壁
春季地区大会は、なかなか厳しい結果でした。
個人戦では3年の福島と梅津が気を吐きましたが、詰めの甘さが目立ちました。
チームの真価が問われる団体戦。監督が「チームの尖りと凹み」と表現するように、どこのチームにも取ってくる人、止めてくる人がいます。どのように相手を見極め、試合の流れに合わせてどのような試合展開をするか…瞬時に考えなければなりません。
関東大会県予選につながる今回の団体戦は、軽量級と重量級を配置して組まれます。選手の階級で言うと、宮工は決して有利ではないレギュレーション。難しい試合が続く中、しっかりとやることをやってきたのは中堅の手塚でした。緊張を振り払うようなスピーディーな動き。本人も、強みに自信がついたようでした。
監督不在の本日、稽古の後半は個々の判断で研究組とトレーニング組に分かれ、レベルアップのきっかけづくりをしました。この時間に行ったことを意識に残し、翌日以降の稽古で見せて欲しいです。
おまけ:稽古の後の一コマ。
これだけでは、何をやっているのだかさっぱり分かりませんが…全日本選手権の観戦中!道場には、「やーっ!!」の掛け声が響いていました。
好きなことに夢中になっている子どもたちの光景は、とても微笑ましいです。
【柔道部】不動心
地区大会前日。
試合規模の違いは関係ありません。
場所の違いも関係ありません。
気を抜くことなく、固くなりすぎず、いつもどおり、やることをやるだけ!
それぞれが良い緊張感をもち、畳の上に立ちます。
新年度初戦、応援、よろしくお願いします。
【柔道部】先輩の姿
道場の掃除は1年生の仕事。朝の道場には、畳の上を掃く1年生たちの姿があります。
一緒に作業をしてくれるのは2年生の篠宮。前日は武内も協力してくれていました。本来、掃除は“誰かにやらせる”ものでもないしペナルティでするものでもありません。使っている道場をきれいにするのは部員全員の役目でもあります。後輩が入ったら一緒にやりながら教えてあげたい、と話していたとおり、側について面倒を見てくれています。
朝練をする3年の埜口。掃除の時間に重ならないように、予定を早めて行っていました。
鯉渕監督の「道場の外でどう見られるかが大切」という指導もあり、年下だから、と扱うことなく気遣いができる先輩たちの姿は立派です。
【柔道部】やってみよう
地区大会が目の前。今季から試合時間やルールの変更があり、日々の稽古でもそれらを意識した内容が組まれています。
反復から乱取りまで、監督からは細かな指導がされています。その中で、子どもたちの励みになるのは「〇〇した結果の失敗だからいいんだよ」の一言ではないでしょうか。同じ“投げられる”結果であっても、そこまでの過程がどうだったかが、本番の試合につながります。
フィギアスケーターの鍵山優真選手。あるTV番組で、練習を見ていたコーチを務めるお父様が「失敗が中途半端」と指摘している場面がありました。
高校生もプロも同じ。挑戦する姿勢、粘る姿勢、目的が感じられる姿勢…それらが見えて初めて「よい失敗」なのだと思います。新たなルールで新たなシーズン。“やってみよう”の前向きな姿勢で向き合いたいです。
【柔道部】船出
すでに入部を決めている一年生を迎え、柔道部はトレーニングや稽古に励んでいます。この日はチームを2つのグループに分け、グラウンドとトレーニング室を行き来して鍛える時間。
稽古では監督も受けになり、細かく指導してくださいます。持っている特性を大切に、それを十分に活かせるよう粗を削っていくのが新入生たちの課題です。
10日後の試合を見据え、乱取りでは本番を意識した声が飛びます。
個人として、団体として、新たな挑戦をするシーズンがいよいよ始まります。
(おまけ:やっぱり仲の良い先輩と後輩。和みのワンシーンです。)
【柔道部】始まりの合図
新年度の大会から新ルールが適用されます。これについて、鯉渕監督から丁寧な説明がありました。部員たちは想定される場面を見ながら、展開のパターンや対応の仕方を考えます。
稽古の中に組まれた研究の時間、動きの中でピンとこない点を相談したりひらめいたことを伝え合ったり。
新しいことへの挑戦は、見ているこちらもワクワクします。
【柔道部】見られるということ
新年度に入り、春休み二度目の校外練習。2日と3日は立教新座高校にお邪魔して合同練習に参加しました。
監督から、改めて示された目標は二つ。どんな相手とどんな練習をするかを考えること。そして、どんな相手とも自分の柔道をすること。
チームの雰囲気から学ぶことは多いです。習志野高校は遠征後の参加だったそうですが、それを感じさせない集中力で1日励んでいました。怪我で稽古ができない子も手を休めることなく筋力強化に取り組んでいて、強さの理由を見た気がしました。言われないとできない、言われたことしかやらない、では上を目指せません。認められるところまで高めるということを彼らは知っているように思います。
また、校外に出ると、かつて宮工柔道部に籍を置いた方々が県内外で柔道界を支えていることに気づかされます。今年度から勤務される高校の柔道部を率いていらしたのは根岸先輩。同じく、道場で指導する子どもたちを連れて姿を見せたのは出牛先輩です。この日も稽古の傍ら、思い出話に花を咲かせていました。
1月の県予選を境に、先輩方の来訪が増え、外部からの関心も多くもたれています。大舞台を経験したチームの評価はここから。体力、技術以上に心を鍛えるチームでありたいと思います。
【柔道部】“不思議”の正体
宮工柔道部の春休み。新年度に向け、外へ出て課題を詰め力試しをする場を二度、組んでいます。
26日からは、その一度目・千葉遠征。関東親善大会に参加しました。
初日の午前中は元立ち乱取りから。各校2名ずつが交互に立ちます。これだけの人数が集まると当たりにいくのも大変です。
午後からは練習試合が組まれました。今回は所沢中央高校との合同チームを組んでいます。新ルールに則って行われるこの試合は「有効」を意識する良い機会です。
岡安先生からは「チャンスが来るまで、じれないでやる」「良い展開の時に焦らない」と、指摘がありました。
鯉渕監督からは「気持ち一つで変わる」 という言葉がありました。
「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」。聞いたことのある人もいると思います。これは、江戸時代の大名で、文人であり剣術の達人でもある松浦静山の言葉です。技術や体格に差がある時、それを埋めるものは何かというと「気力」に他なりません。良い流れがこないと引いたままだったり、いけると思って油断したり、強い相手に臆したり、自分の方がうわてだと力を抜いたり。「心」次第で、流れを引き寄せることも勢いに乗ることもできる……お二人の言葉は、それを表しているように思います。
選抜高校野球大会では浦和実業高校が“埼玉旋風”を巻き起こしています。春夏合わせて甲子園初出場の同校は、今大会ベスト4までたどりつきました。センバツでの埼玉県勢の初出場4強は1968年優勝の大宮工業高校以来57年ぶりだそうですが、原動力になっているのも「気力」ではないでしょうか。
先の全国選手権大会で宮工が良い試合をできたのは、気持ちの勝負に負けなかったから。大会後、練習会に訪れた中学生の中には「全国大会を観て、宮工いいなって思った」と話してくれる子もいました。見えないものが伝わったことを嬉しく思いました。同時に、それが宮工らしさだとも感じました。
観ている者を惹きつける試合ができたことを土台にして、もう一度「気力」を高めていきたいです。
【柔道部】改修祝い!
改修工事が終わってきれいになった部室をセパレート。もともと監督室として使っていたスペースをリニューアルしました!
棚の制作では、建築科の吉村先生、大塚先生、永島先生にアドバイスやお手伝いをいただきました。
ありがとうございました!
【柔道部】勲章
全国大会を終えて初めての稽古。
合同練習に訪れた正則学園高校、上尾鷹の台高校に加え、この時期としては珍しく多くのOBが道場に顔を出してくれました。その風景は、さながら同窓会。
コロナ禍で3年生の大会を全て失ったOBたちも、大学へ進学した者は四年生になりました。卒業式を終え4月からの進路報告に、鯉渕監督も笑みがこぼれます。当時、担任をされていた先生も道場に足を運んでくださいました。
団体戦で全国の舞台に立った反響は大きく、さすが古豪とも言うべき堂々とした試合をした後輩たちはOBにとって誇りなのだと思います。
時をまたぎ、宮工柔道部の繋がりがまた一つ強くなりました。
【柔道部】特別な場所
春の選抜高校野球が始まった18日、校内での調整を終えた宮工柔道部は都内へ出発しました。
本番前日の19日、調整練習のために訪れた獨協高校にはレギュラー選手以外も集合し、チーム全員で士気を高めました。絶えず声を出して盛り上げてくれたのは2年の福島。同級生の中で唯一軽量級の彼は、無差別の編成では裏方にならざるを得ません。今の役割を理解して仲間を鼓舞できる福島の人間力は、チームに大きなエネルギーをくれました。
絶対に緊張するから会場の雰囲気に慣れておきたいという鯉渕監督の考えで、午後は全員で武道館へ。個人戦を観戦した後ホテルへ戻った選手達はすぐにミーティングを行いました。監督から「ここまで、すごく贅沢な時間を過ごさせてもらってる。明日、胸を張って畳の上に立てたら、それで合格。後はどれだけ思い切ってやれるか。」と言葉をいただき、選手たちはそれぞれ前日の晩餐を楽しみました。
20日。監督と共に会場に一番乗りした選手達は、道着に着替えながら試合場全体を見渡して畳の上へ。会場の外では卒業したばかりの佐川がいち早く列に並び、少しでも良い席をとろうと頑張ってくれました。
部旗は第一試合場の上、目立つところに掲げました。
対戦相手の北海高校(北海道)は、男女ともに全国常連の強豪校。インターハイや国際大会の優勝者も輩出している、歴史ある私立高校です。
試合は、先鋒・青柳が価値ある技あり。このリードを必死に守り繋ぎますが惜しくも敗戦となりました。観客席へ挨拶に訪れた監督は「120点です」と、選手とともに充実の表情。この間も、ライブ配信で試合を観てくれていた卒業生たちからはSNSをとおして「いい試合してた」「惜しかった、あと少しだったね」「しっかり戦えてたから悔しいよね」など、たくさんのねぎらいの言葉が届きました。
涙をこぼす梅津に「結果を受け入れることも大事だよ、今日は受け入れる日」と、キャプテンの坂本が声をかけていました。これは、鯉渕監督がずっと伝え続けてきた言葉。選手達にきちんと響いていた証です。
「勝つことが全てではない」と言われますが、今回の子どもたちを見ていると本当にそのとおりだと感じます。
勝負ですから、勝ちたい気持ちがあるのは当たり前。だから余計に勝った時は「勝った!」で終わってしまうことも多いのではないでしょうか。結果に満足するのは当然のこと。ただ、それを当たり前に感じてしまうと、感謝の気持ちを忘れ、傲慢さや驕り、油断になるのではと思います。
物足りないから、きちんと苦労してきたから、貴重な一回に喜びを感じ「やった!」と思える。その時の自分はどうだったか振り返って味わえる。負けた時の方が考えることは多いのだと、子どもたちの表情が教えてくれました。
今回の団体戦出場は部員それぞれに大きな影響を与えました。
予期せぬ大怪我で手術を余儀なくされ、違和感と向き合いつつ稽古に復帰している1年の篠宮は、やるせない思いを滲ませながら試合に見入っていました。関東大会でメンバー入りが期待される1年の手塚。次は自分の番と言われ気を引き締める様子がありました。
この度の全国大会出場にあたり、関係者の方からいつもに増して多くの激励、ご声援をいただきました。また、当日の武道館ではたくさんの先輩方、保護者の皆様に見守っていただき心強かったです。この場をお借りしてお礼申し上げます。本当にありがとうございました。
この経験を自信にして、新年度の大会ではさらに成長した宮工柔道部の姿を観ていただけるよう、稽古に励みます。
【柔道部】応援
稽古をつけに、先輩方の来訪が相次いでいます。
大学の卒業式を控えている松本。
仕事の休みを利用してきた須川と深井。
夜勤明けで駆けつけてくれた椙田と帰省中の笹目。
一緒に息をあげてくれる先輩方に感謝です。
【柔道部】自分のための時間
一昨日、卒業式が終わった夕方に祝幕が届きました。
発注から受け取りまで手はずを整えてくださったのは四之宮先生と陸川先生。かなり重いものを丁寧に飾ってくださったのは業務さん達です。ありがとうございます。
さて、昨日と今日の二日間、学校では大掛かりな進路行事が行われました。1、2年生全体が学科を問わず複数の企業や上級学校の説明を聞くので、こんな風景も見ることができます。
梅津は、坂本・埜口とは違う学科。手前の後ろ姿は1年の野口です。同じ場所にそろって学ぶ様子は貴重です。
真剣な面持ちで話を聞いていた福島。何を記しているのでしょうか。2年生3学期は“3年生ゼロ学期”と言われます。柔道の他にもう一つ、自分が軸にするものを絞り込んでいくタイミングに差し掛かっています。
1年生は、いろいろなことに挑戦して興味や可能性を広げる時期。たくさんの話を聞くことも一つのきっかけになります。
柔道部の子どもたちは2年生の3学期から新年度の4月にかけて鯉渕監督と進路面談を行います。そうやって時間を割いてくださるのは、より良い道を用意してあげたい“監督心”。頑張った子どもたちへ、監督からのエールの形です。その時“自分ごと”として意思表示ができるように、今回のような視野を広げる機会を大切にしたいです。
【柔道部】最後は笑顔で
改装された体育館で迎える節目の日。
卒業式です。
3年間、担任した生徒たちと入場する鯉渕監督。
生徒たちも緊張した面持ちです。入学式とは違う厳粛な空気もまた、卒業式の良さではないでしょうか。
大宮工業高校の卒業式、退場は生徒だけというのが伝統です。「ここから自立、自分の足で歩んでいけ」という、学校からのメッセージ。先生方は花道の両脇で子どもたちを見守り拍手で送り出します。教員が生徒に向けるのと同じ温かい眼差しで学校全体を見てくれていた前校長の清水雅巳先生は、“家庭研修期間は担任の子離れの時間”と仰っていました。彼らが入学した時、世間はまだコロナ禍にあり学校生活にも様々な制約がありました。そうした中、講話などで穏やかに力強く明確なビジョンを語ってくださり、小さな変化も地道な挑戦も見逃すことなく授業や行事を観察してくださった清水先生に救われた人は多いと思います。そんな清水先生の言葉を借りれば、今日はそっと子どもたちの背中を押す時です。
カメラに気づいた2人はしっかり目線を送ってくれました。
こうして監督のお話を聞くのも今日が最後。これからはOBとして、宮工柔道部を大切に思ってくれると嬉しいです。
保護者の皆様、3年間、本当にお世話になりました。
お子様のご卒業お祝い申し上げます。おめでとうございます。
【柔道部】再びのカウントダウン
本日、学年末考査最終日。
1、2年生が考査を受けている裏で、体育館では卒業式の予行が行われました。考査を終えた下級生たちは体育館へ移動し、明日の列席に備えて所作を練習します。それに先立ち、表彰式と壮行会の場が設けられました。柔道部も、過日の県予選優勝と全国大会出場を壇上で報告させていただきました。
キャプテン・坂本が全校生徒の前で堂々と挨拶。
強く願った大舞台。そこに立つカウントダウンが、いよいよ始まります。
【柔道部】復元作業
年度末は午前授業が続きます。
部員たちは、稽古やトレーニングの後の時間を使って賞状を飾る作業を行っています。
《途中経過。三段目はこれからです!》
白く塗られた壁に色褪せた数々の賞状がまぶしく映えます。こうして眺めると、積み上げることの大切さを感じずにはいられません。どんな時も淡々と、日々、同じことを同じように続けるのは根気のいるとても大変なことです。高校生活に皆勤賞があるのはそのためです。部活動でも勉強でも、しっかりと足元を固めた上の地道な取り組みが大きな花になり、思ったほどの花でなくてもそれを慈しむことができるのではないでしょうか。
高校の統廃合や再編は全国で起きています。先日、このような記事を目にしました。
本校でも制服や教育課程といった新校の中身の準備が本格化し、突然の渦に巻き込まれるように変化が強調されています。その流れの中で、これまで関わってきた人たちに、その人たちがまるで居なかったかのように感じさせてはいけません。
昔があるから今がある。
古いものがあるから新たな可能性も見いだせる。
世の中が便利になったのは不便を感じる時代があったからです。むろん、最近ではその便利さも“本当にそれでいいのか?”と立ち止まって考えなおす動きがあります。諸外国の、紙の教科書への原点回帰や子どものSNS利用規制などはその例です。「新しいものは良いもの」とし続けた弊害によって起こった、これもまた一つの変化といえるでしょう。
目まぐるしく変わる現代社会において、新しい挑戦の土台には必ず過去があることを実感し立ち止まって考えられるのは、長く続く集団が持つ特権です。
かつての慶應義塾大学塾長・小泉信三の著書には次の言葉があります。
『直ぐ役に立つ本は直ぐ役に立たなくなる本であるといえる』
『併しこの、直ぐには役に立たない本によって、今日まで人間の精神は養われ、人類の文化は進められて来たのである』
歴史を語れる学校だからこそ、そしてその中の柔道部だからこそ、「大宮工業高校」の名前に憧れや誇りをもっているたくさんの卒業生たちが母校のより良い変化を願えるよう『温故知新』の精神を大切にしていかなければなりません。
【柔道部】今年もまた~節目の時~
先月25日から、学校は高校入試業務が中心になっています。休業中は敷地内の立ち入りが制限されているところ、全国選手権を控えている柔道部は練習を許可していただいています。
本日は、3年生が参加する最後の稽古でもありました。
同じ道場出身の佐川と島村。
髙橋はアップからしっかり参加していました。
その髙橋は、やはり同じ道場で育った坂本と最後の乱取りです。
恒例の記念写真。満足げな、そしてどこか安堵したような3人の表情が印象的です。
夕方は場所を移して三送会。3人は小学生の時から大会で顔を合わせぶつかりあうライバルだったと、保護者の方が当時の思い出話を披露してくださいました。それに耳を傾け、うんうんと頷く鯉渕監督。幼い頃からの関わりあいがある子どもたちの節目は感慨深いものがあったろうと思います。ひとりひとりへ贈られた言葉にも思いが詰まっていました。
卒業記念の帯と共に、後輩たちからは色紙のプレゼント。個々のメッセージカードをレイアウトして整えてくれたのは2年生の保護者の方々です。
伝統校として名をはせる宮工柔道部だが良い時ばかりではない。強かった時代にもしんどいこと、苦しむことが必ずあって、部旗「忍」に表れるそうした“良い過程”が戦績以上に宮工柔道部の誇りだと力強くお話ししてくださいました。
学校は変わってもこれまで柔道部に引き継がれてきたものや大切にしていきたいものが変わることはありません。最新、最速が当たり前の社会になっているからこそ、まぶしいものの裏にある“陰”を見落とすことなく「積み重ねることの価値」を噛み締め、繋いでいきたいと思います。
自分の道を決めた3年生たち。「価値あるもの」を守れることに誇りを持って卒業してください。
3学年保護者の皆様。大会の度に駆けつけてくれ、たくさんの声援をいただきありがとうございました。また、日々の送迎や遠征のサポートなど、ご協力に感謝申し上げます。
これからも、宮工柔道部をよろしくお願いいたします。
【柔道部】感謝
三連休は、卒業生たちが後輩を鍛えてくれました。
コーチを務めてくれている杢先輩は、お兄さんと同級生の富張先輩を伴って。
今月は脚繁く通ってくれている深井先輩は、テーピングの差し入れもしてくれました。
和久井先輩は帰省中の参加。今週は連日協力してくれるようです。
県内の大会でもお世話になっている岡安先輩。乱取りの最中は逐一声をかけてくれ、休憩も惜しまずアドバイスをしてくれました。
感謝と言えば、もう一つ。
改修工事の中で天井にも手が加わり、音の反響に変化が。監督の指示がより聞きやすくなった、と、子どもたちは違いに気づいたようです。(このあたりは理科の授業ですね)
たくさんの人が力を貸してくれています。心遣いや環境に感謝をして、自分たちで気持ちを高めていかなければいけません。
【柔道部】柔道が好きだ!
監督不在の本日は、ラントレと打ち込みの二本立てで練習を行いました。
指示された時間の後、“終了〜”と気を抜かず、徐に組み手を確認したり技の入りのアドバイスをしあったり、体が動く子どもたち。もっと!が見える瞬間が、増えているように思います。
【柔道部】リスペクト
毎日の稽古に道着は必須。子どもたちは大宮工業の道着の他にも、道場や中学校の名前が入ったゼッケンのものを着回して稽古しています。
この2人は先輩と後輩の間柄。些細なことによく気づき、率先して周りに声をかけたり行動に移したりできる福島は、道場では小さい子の面倒見も良いそうです。
篠宮は、長い付き合いだからこそ分かる福島の尊敬しているところを朗らかに話してくれました。
先輩を慕ってやってくる子どもたちが宮工柔道部を繋いでくれるのですね。
【柔道部】微に入り細を穿つ
2月4日から修学旅行に参加していた2年生が無事に帰宅し、久しぶりに全員そろっての稽古です。
鯉渕監督からは「特別な場所に立つに相応しい取り組み方をしよう」とお話がありました。ここからは、ワンランク上の“気持ちの勝負”です。
一つ一つの事柄を丁寧に。
苦手なパターンから逃げない。
できることに油断しない。
きつい時、自分に手加減しない。
ひとりひとりの意識がチーム力を高めます。
稽古前、団体戦メンバーは監督からこのような用紙を受け取っていました。
たくさんの人に向けて自分で自分のことを語れるチャンスは、そうありません。自分を理解してほしいならばそのための努力や心掛けが必要。ただし、それらを実践していても全員が機会を得られるわけではないのです。社会の厳しさも愚直に取り組んだ先の達成感も日の当たらない人たちへの思いやりも、柔道を続けてきたからこそ知ることができる貴重な経験であり育つ心根ではないでしょうか。
だから『なあにっ』と踏ん張ることが大切なのです。
【柔道部】スイミー
道場で時折見られる、この光景。
「ぼくが、目になろう。」
今日の「目」は誰だ?!
【柔道部】相互理解
柔道のルール改正が話題になっています。
学年や時代の流れによるルールの変化は起こり得るもの。認識の違いを意識せずにする稽古は怪我にもつながります。したりさせたりというのは、お互いに良い気持ちはしません。目の前の相手に向き合う時、その背景にも心を配れると、思いやる力・考える力に磨きがかかるのではないでしょうか。
2月の土日・祝日は、出稽古等も組み込みながら校内練習の予定を立てています。全国で戦う現役生たちの成長のために、先輩方にはお力添えのほど、お願いいたします。
【柔道部】後ろ盾
朗報を聞き、一番に来てくれたOBは粕谷と根米の2人。
鯉渕監督に挨拶を済ませると後輩たちと握手を交わし、稽古をつけてくれました。
後輩の偉業を素直に喜んでくれる先輩たちに感謝です。
【柔道部】日頃の行い
30年ぶりの全国大会出場を決めた喜びから数日が経ち、柔道部は気持ちを新たに稽古に励んでいます。本日、稽古を始めるにあたり監督は「波に乗っていこう」とお話をしてくださいました。
団体戦優勝を決めたその日、一人の先生からこんな話を聞きました。「そういえば今朝、柔道部のベンチコートを着た子に道を譲ったら会釈して通り過ぎた。毎日の指導だね。」
1年を通して多くの大会に出場している柔道部は、壮行会や練習時間の配慮など、数々の心配りをいただいています。
部活動ができるのは周りの理解や応援があってこそ。ですから、行事の折にはささやかなお手伝いで恩返しをします。過日の大会でも、出場選手が取材を受けている裏でサポートメンバーが、選手たちも少しでも…と、当たり前のことですが、取材後は慌ただしく会場の片付けに参加しました。
強いだけにならない、応援されるチームになろう、が宮工柔道部の合言葉。前述の出来事は、本人の人柄に加えてチームとしての普段の意識もあると思います。
柔道の技術以上に、人間性がきちんと育っていることが分かるのは嬉しいものですね。
【柔道部】それが大事
全国選手権大会埼玉県予選は、毎年1月に行われます。
20日の個人戦には3名の選手が出場しました。いずれも1年生。良いところもあり課題もあり、先につながる大切な経験となりました。
21日は団体戦。終わった瞬間「一年間のモヤモヤが晴れました」とキャプテンの坂本がホッとしたように呟いた、チームでずっと目標にしてきた重要な1日です。
前日、「明日は2年生が踏ん張る番です」と先輩からメッセージをいただき、当日は開始式を前に「一戦一戦、全部出し切ろう」と、鯉渕監督と思いを一つにして挑みました。
何もさせない、相手を待たず自分から、の二試合。
ギアを上げろと鼓舞された準々決勝。
正念場となった準決勝。
決勝戦は代表戦にもつれ込む総力戦でした。2年の埜口が磐石な試合運びで勝ちをもぎ取り、大宮工業高校柔道部30年ぶりの全国選手権大会男子団体戦出場を決めました。
チームを大きな結果に導いた監督は、宮工柔道部OBの監督という立ち位置から、ここまでプレッシャーも大きかったはずです。同時に、複数年チームを見る中で子どもたちの変化や社会の変化を感じるにつけ、相当辛抱してきたのではと思います。その中で、母校のチームを率いる監督として団体で全国にたどり着き現役の子どもたちに自信をつけさせることができたのは監督冥利に尽きるのではないでしょうか。
チームを引っ張る2年生は入学してからずっと、鯉渕監督についていくのに必死でした。監督の「ここまで上がってこい」に余裕を持って並べたことはなく、受け止めきれずに苦しくなったことも一度や二度ではありません。3年生の引退後、腹が決まったのか「できることを徹底する」個々の意識が強くなり、毎日の稽古後にはその日の内容を振り返る会話も増えたようです。当たり前のことかもしれませんが、誰に言われたわけでもなく自分たちでつくった空気感が今回の結果につながったのだと思います。
『負けない事
投げ出さない事
逃げ出さない事
信じ抜く事
駄目になりそうな時 それが一番大事』 (大事MANブラザーズバンド『それが大事』)
選手、監督それぞれに誇れる試合となりました。関係者の方々、機会がありましたら、緊張の期間を乗り越えた選手たちと監督に労いの言葉をかけていただけると幸いです。
改修工事に伴い、本年度は県内外問わず例年より多くの学校にお邪魔することとなりました。本当にお世話になりました。
応援いただいた保護者の皆様、たくさんのサポートをありがとうございました。
全国選手権大会は、3月19日(水)・20日(木)、日本武道館で行われます。変わらぬご声援をお願いいたします。
《試合結果》
個人戦
−60kg級 手塚(ベスト16)
−81kg級 青柳(第3位)
無差別級 武内(ベスト16)
団体戦
大宮工業 5ー0 県立川越
大宮工業 5ー0 桶川
ふじみ野 0ー4 大宮工業
大宮工業 3ー1 立教新座
大宮工業 1ー1 武蔵越生
代表戦 相手選手の反則負けによる勝ち
第1位・埼玉県第二代表として全国選手権大会出場
【柔道部】カウントダウン
大会3日前。髙橋、島村、佐川のサポートが続いています。
乱取りの最中に絶えず声を掛けてくれたり、投げ込みの様子を見ながらアドバイスの仕方をイメージしたり。
自分たちへ向けられた想いに応えたいです。
【柔道部】決意
週末、体調を崩して稽古に出られなかった福島。復帰した本日、なんともさっぱりした頭になっていました。
鯉渕監督は「気合い入れたのか」と一言。本人も少し照れくさそうにうなづいていました。
些細なことかもしれませんが、こうした決意の表し方、カッコいいですね。
【柔道部】上を見て
新学期最初の週末です。
昨日、今日の稽古には3年生が来てくれました。
いつものことながら佐川は陰の部分で労を惜しまず、基本動作の反復を続ける後輩の受けになってくれました。
島村も手加減することなく、重量級の選手に胸を貸します。
前キャプテンの髙橋も、得意としていた技を後輩にかけ、簡単に逃さず指導してくれました。
最後のトレーニングも一緒に!疲労が蓄積されているタイミングで、後輩たちに大きな一押しです。
週明けには代表者会議が行われます。
いよいよ、緊張が高まります。
【柔道部】2025年 稽古始め
あけましておめでとうございます。
2025年、稽古始です。
例年より長い年始のオフ。予定表を見た卒業生は「大学生の帰省期間みたい」と笑っていました。
本日は寒空の下、ラントレからスタート。快調なペースで走り切ったのは福島。じっくり淡々とノルマを終えたのは埜口です。
さて、昨年も実に様々なニュースがありました。その中で埼玉県に深く関わることといえば、7月に発行された新紙幣。1万円札の顔・渋沢栄一は深谷市の出身です。「近代日本経済の父」と呼ばれる渋沢は教育事業にも熱心で、一橋大学や東京工業大学、日本女子大学といった数々の大学も設立しました。
そんな渋沢が取り組んだ都市開発のための鉄道建設を担った、五島慶太という人物がいます。彼は後に東急グループの創業者となりましたが、向学心に燃え入学した東京高等師範学校(現・筑波大学)で嘉納治五郎の講義を受けています。
この時の有名な話。
『その講義の変わっていることは、はじめからしまいまで「なあにくそッ」の一点張りで、ほかのことは何も説きやしない。これは柔道の方から来た不屈の精神の鼓吹で、勝っても「なあにっ」、負けても「なあにっ」、どっちに転んでも「なあにっ」であった。』
五島は、世の中へ出てからいちばん頭に残りいちばん役に立ったのは先生のこの言葉だと懐古しています。
余談ですが、渋沢栄一と嘉納治五郎は同じ漢学塾に縁があります。2人はここで論語を深めました。「道徳と教育を重んじ理想的な社会を実現する」という軌を一にした彼らとの関わりは、事業家・五島の理念にも大きな影響を与えたのではないかと思います。
昨年、28歳で引退し年寄「湊川」を襲名した貴景勝関。
身長175に満たない小柄な体格で大関まで上り詰め4度の優勝を果たした角界の雄は、指導者としての抱負を「武士道精神を持った、僕が昭和の先輩から教えていただいた根性と気合を持った力士を育ててみたい」と語っています。一門の大先輩にある親方は、「今の時代、スポーツの世界に根性論なんていらないと言われる。今は新しい部屋ができて、科学的なトレーニングや稽古方法もいろんな形に変えていっている。それはそれでいいが、やはりここ一番で爆発的な力を出すためには、ある程度は根性論も必要だと私は思う。かごの中の鳥にエサを与えて、自然に放したときに生きていけるのか。厳しく育てることも大事ではないか。それが今の若い人たちに通じるか、通じないかは私たち指導者として歯がゆいところ。」と思いを述べていました。
高校野球の指導にも携わるイチロー氏。
「今の時代、指導する側が厳しくできなくなって。何年くらいになるかな。僕が初めて高校野球の指導にいったのが2020年の秋、智弁和歌山だね。このとき既に智弁の中谷監督もそんなこと言ってた。なかなか難しい、厳しくするのはと。でもめちゃくちゃ智弁は厳しいけど。これは酷なことなのよ。高校生たちに自分たちに厳しくして自分たちでうまくなれって、酷なことなんだけど、でも今そうなっちゃっているからね。」「ある時代まではね、遊んでいても勝手に監督・コーチが厳しいから全然できないやつがあるところまでは上がってこられた。やんなきゃしょうがなくなるからね。でも、今は全然。できない子は上げてもらえないから、上がってこられなくなっちゃう。それ自分でやらなきゃ。なかなかこれは大変。」(2023.11.18「現代ビジネス」より抜粋)
「なあにくそっ」の後には「負けてたまるか」が続きます。
講道館を設立した時、他にも多くの活動をしていた嘉納治五郎。時には金策に走ることもあったそうです。苦労の時期も「なあにっ」と踏ん張れたのは、貫くべき信念があったからではないでしょうか。貴景勝関のいう“昭和の根性と気合”は、目指すもののために努力を厭わない強い気持ちの下で育ったのだと思います。イチロー氏が語る生半可な様子の子も、厳しい練習に身を置く中で覚悟ができ、自身を高められたのでしょう。
何かを成す時、第一にくるのは『想い』。自分の想いを理解できている人は自分で負荷をかけられます。そして、明確な『想い』を持っている方が豊かな時間を過ごせることを大人は体験をとおして知っています。だから、それが不明瞭だったりそれに気づくチャンスを逃していると感じられる子には厳しさを以って向き合うのだと思います。
前掲した記事は、イチロー氏のコメントを受けて次のように続きます。
『自分に厳しくできない人や厳しいフィードバックに耐えられない人は、表面的には学校でも会社でもそれなりに「やさしく」遇されやすくなって快適な日々を送ることができるが、タフな人びとに経験値や成長度で大きな差をつけられてしまうし誰にもそれを埋め合わせてもらえない。今の時代は「厳しい大人」という存在を、子どもたちにとって加害的であり、抑圧したり心の傷を負う原因となってしまうリスクがあるということで排除してきた。それによって、たしかに子ども時代に理不尽やトラウマを味わう機会がめっぽう減ったことは間違いないが、かつてそういう人たちによって保証されていた「高み」に上がって来れるかどうかは、完全に「自己責任」になってしまった。』
一朝一夕にいかない柔道の稽古は、まさに「なあにっ」のぶつかり合いです。どうすれば伝わるか、どうやれば形になるか、どうか結果を出してほしい…。指導者、選手、保護者、卒業生、それぞれの立場で「忍之一字」。その時間が「想い」を受け止める、表すといった人間の内面を養うのではないでしょうか。
宮工柔道部の一員として誇りと信念をもち鍛錬してきた多くの先輩方を見習って、子どもたちが社会に出た時「なあにっ」と思える人になれるよう、関わり合いを大切にしていきたいと思います。
本年もよろしくお願いいたします。
【柔道部】2024年 稽古納め
壁を塗り替え明るくなった柔道場で、今年最後の稽古です。
年末年始のこの時期は、たくさんの卒業生が監督へ挨拶に訪れます。中善寺と長瀬も同様。2人は、ちょうどコロナ禍の始まった年に宮工へ入学した世代です。
勤務を終えた直後というのに顔を見せに来てくれた一法師。彼の世代は高校生最後の大会をすべて失いました。卒業式の日、「もっとやりたかった」と思いを述べた彼らの涙は忘れられません。
子どもたちはそれぞれに、さまざまな時間を背負っています。
どんな状況でも、やり続けるからこそ得るものがある。
鯉渕監督からの締めの一言に自分を重ね、一年の節目となる本日、しっかり稽古の場に立ったことに自信を持って欲しいと思います。
本年も保護者の皆様には折に触れサポートをいただき、遠征先や出稽古では多くの学校関係者様にお世話になりました。ありがとうございました。
新年の稽古は5日から始まります。来年もよろしくお願いいたします。
【柔道部】冬晴れの日
遠征明けの本日は午後から軽めのトレーニング。ロード外周、懸垂といつものメニューの後、監督が選んだのはサッカーでした!
監督が蹴り出すボールに反応してダッシュ!瞬発力やボールに喰らいつく粘り強さに歓声があがります。シュートチャレンジで体感する、受けた時の球の強さとゴールまでの距離を瞬時に判断して蹴り出すパワーを加減する一連の流れ。予測して反応する部分は柔道と変わりません。
最後は元気よく、ダッシュで終わり!
この後、全員で向かった先は…
やっとやっと!!改修工事が完了した柔道場です!当初の使用開始予定から実に3ヶ月近くずれ込みましたが、ようやく明日から使用が可能となります。ここまでは計画性と段取りの大切さを実感させられる期間でした。部分使用を許可していただくよう汗をかいてくださった事務職員の澤さんには、本当に感謝です。
名札を掛ける木の板も綺麗に研磨していただきました!
新年に向けて見た目の良い環境が整い、ありがたい限りです。
【柔道部】稽古納めに向けて…
25日から28日まで、宮工柔道部は千葉遠征を行いました。怪我のリスクや感染症を考えると力試しのタイミングや内容を選ばなければいけません。選手権予選を見据えた県外高校との試合はこれが最後。
現地に前のりした25日は、清和大学の柔道場をお借りして稽古。
26日は、清和大学主催の真心杯に参加しました。
試合の運営は学生たちです。その中には宮工を巣立った卒業生も。審判を担います。
教え子と監督の、こんな一コマもありました!
27日、28日の錬成会は、川口市立高校、上尾鷹の台高校と合同チームを組みました。これを捌いてくれたのも同じく宮工の卒業生です。頼りになります!
監督の指導、先輩や仲間のアドバイスを動画と合わせて振り返り、自身の伸び代にきちんと気づいてほしいと思います。
今回の遠征に際し、参加費のご協力を頂いた保護者様、主催者の清和大学柔道部様、対戦していただいた多くの学校の監督および選手の方々。
この場をお借りして御礼申し上げます。ありがとうございました。
【柔道部】切るが如く、磋くが如く
今週末の稽古は乱取り前の研究を長めに取りました。基本を確認し、予測できる相手の対応とそれに対する反応の幅をイメージします。
打ち込みも寝技も「実戦を想定して考えながらやりなさい」と、先輩方が言うのは鯉渕監督と同じ言葉。選手権予選に向けて細かいところを丁寧に、穴を埋めていく作業は、新しいことを覚えるより難しいです。何が足りない?どうしたら良くなる?と、出来ることの中に課題を見つけ続けるのですから精神がすり減ります。ただ、頂点に立つには避けて通れません。
乱取り稽古では、後輩たちがおざなりにしてしまう“ちょっとしたこと”を的確に指摘してくださいました。
後半のトレーニングでは、ダッシュや手押し車などいつものメニューに加え、道場二周の馬飛びも行いました!「チームワークを育てないと」と、先輩が一言。個人の思いを大切にできるのは悪いことではありませんが、周りに合わせることで社会性が養われるのも事実です。自分が崩れたら全体が止まる。自分が分けないと(取らないと)チームが負ける。団体戦で大きな勝負に挑む部員たちはこれまで以上に意識しなければなりません。
仲間同士互いに励まし合って向上する意味で使われる「切磋琢磨」。中国の書物には『切るが如く、磋く(みがく)が如く、球つ(うつ)が如く、磨ぐ(とぐ)が如し』と記されています。
石を切り出し、形を整えて、さらに打って形をつくり、それを磨いていくーー今の宮工柔道部にピッタリはまる言葉ではないでしょうか。
【柔道】継承
本日はトレーニングDAY。監督不在の場をサポートしてくれたのは、前キャプテンの髙橋です。グラウンドから始まるメニューを一緒にやりながら後輩たちに発破を…いや、負荷をかけてくれました。
これは、3期前の先輩たちが、監督から教わって以来、自主トレに取り入れてよくやっていたトレーニング。高橋も彼らに鍛えられ、混ざって行っていました。
もう無理!と感じてからのラスト10回、まさに気合いでやり遂げた後の爽快感は挑戦しなければ得られません。
俺たちはこうやって強くなったんだよ、を伝えてくれる先輩の存在は髙橋にとってありがたかったはずですし、鍛え方を教えてもらえるのは現役生にとって貴重な時間だと思います。
「しんどい」と分かっていることに自らの意思で向き合う姿勢を受け継いで、繋げていってほしいです。