日誌

柔道部日誌

【柔道部】復元作業

年度末は午前授業が続きます。

部員たちは、稽古やトレーニングの後の時間を使って賞状を飾る作業を行っています。

《途中経過。三段目はこれからです!》

白く塗られた壁に色褪せた数々の賞状がまぶしく映えます。こうして眺めると、積み上げることの大切さを感じずにはいられません。どんな時も淡々と、日々、同じことを同じように続けるのは根気のいるとても大変なことです。高校生活に皆勤賞があるのはそのためです。部活動でも勉強でも、しっかりと足元を固めた上の地道な取り組みが大きな花になり、思ったほどの花でなくてもそれを慈しむことができるのではないでしょうか。

 

高校の統廃合や再編は全国で起きています。先日、このような記事を目にしました。

OBが後輩たちに託すもの《2025.2.22 毎日新聞》

本校でも制服や教育課程といった新校の中身の準備が本格化し、突然の渦に巻き込まれるように変化が強調されています。その流れの中で、これまで関わってきた人たちに、その人たちがまるで居なかったかのように感じさせてはいけません。

昔があるから今がある。

古いものがあるから新たな可能性も見いだせる。

世の中が便利になったのは不便を感じる時代があったからです。むろん、最近ではその便利さも“本当にそれでいいのか?”と立ち止まって考えなおす動きがあります。諸外国の、紙の教科書への原点回帰や子どものSNS利用規制などはその例です。「新しいものは良いもの」とし続けた弊害によって起こった、これもまた一つの変化といえるでしょう。

目まぐるしく変わる現代社会において、新しい挑戦の土台には必ず過去があることを実感し立ち止まって考えられるのは、長く続く集団が持つ特権です。

かつての慶應義塾大学塾長・小泉信三の著書には次の言葉があります。

『直ぐ役に立つ本は直ぐ役に立たなくなる本であるといえる』

『併しこの、直ぐには役に立たない本によって、今日まで人間の精神は養われ、人類の文化は進められて来たのである』

歴史を語れる学校だからこそ、そしてその中の柔道部だからこそ、「大宮工業高校」の名前に憧れや誇りをもっているたくさんの卒業生たちが母校のより良い変化を願えるよう『温故知新』の精神を大切にしていかなければなりません。

【柔道部】今年もまた~節目の時~

先月25日から、学校は高校入試業務が中心になっています。休業中は敷地内の立ち入りが制限されているところ、全国選手権を控えている柔道部は練習を許可していただいています。

本日は、3年生が参加する最後の稽古でもありました。

同じ道場出身の佐川と島村。

髙橋はアップからしっかり参加していました。

その髙橋は、やはり同じ道場で育った坂本と最後の乱取りです。

恒例の記念写真。満足げな、そしてどこか安堵したような3人の表情が印象的です。

夕方は場所を移して三送会。3人は小学生の時から大会で顔を合わせぶつかりあうライバルだったと、保護者の方が当時の思い出話を披露してくださいました。それに耳を傾け、うんうんと頷く鯉渕監督。幼い頃からの関わりあいがある子どもたちの節目は感慨深いものがあったろうと思います。ひとりひとりへ贈られた言葉にも思いが詰まっていました。

卒業記念の帯と共に、後輩たちからは色紙のプレゼント。個々のメッセージカードをレイアウトして整えてくれたのは2年生の保護者の方々です。

伝統校として名をはせる宮工柔道部だが良い時ばかりではない。強かった時代にもしんどいこと、苦しむことが必ずあって、部旗「忍」に表れるそうした“良い過程”が戦績以上に宮工柔道部の誇りだと力強くお話ししてくださいました。

学校は変わってもこれまで柔道部に引き継がれてきたものや大切にしていきたいものが変わることはありません。最新、最速が当たり前の社会になっているからこそ、まぶしいものの裏にある“陰”を見落とすことなく「積み重ねることの価値」を噛み締め、繋いでいきたいと思います。

自分の道を決めた3年生たち。「価値あるもの」を守れることに誇りを持って卒業してください。

3学年保護者の皆様。大会の度に駆けつけてくれ、たくさんの声援をいただきありがとうございました。また、日々の送迎や遠征のサポートなど、ご協力に感謝申し上げます。

これからも、宮工柔道部をよろしくお願いいたします。

【柔道部】感謝

三連休は、卒業生たちが後輩を鍛えてくれました。

コーチを務めてくれている杢先輩は、お兄さんと同級生の富張先輩を伴って。

今月は脚繁く通ってくれている深井先輩は、テーピングの差し入れもしてくれました。

和久井先輩は帰省中の参加。今週は連日協力してくれるようです。

県内の大会でもお世話になっている岡安先輩。乱取りの最中は逐一声をかけてくれ、休憩も惜しまずアドバイスをしてくれました。

感謝と言えば、もう一つ。

改修工事の中で天井にも手が加わり、音の反響に変化が。監督の指示がより聞きやすくなった、と、子どもたちは違いに気づいたようです。(このあたりは理科の授業ですね)

 

たくさんの人が力を貸してくれています。心遣いや環境に感謝をして、自分たちで気持ちを高めていかなければいけません。

【柔道部】柔道が好きだ!

監督不在の本日は、ラントレと打ち込みの二本立てで練習を行いました。

指示された時間の後、“終了〜”と気を抜かず、徐に組み手を確認したり技の入りのアドバイスをしあったり、体が動く子どもたち。もっと!が見える瞬間が、増えているように思います。

【柔道部】リスペクト

毎日の稽古に道着は必須。子どもたちは大宮工業の道着の他にも、道場や中学校の名前が入ったゼッケンのものを着回して稽古しています。

この2人は先輩と後輩の間柄。些細なことによく気づき、率先して周りに声をかけたり行動に移したりできる福島は、道場では小さい子の面倒見も良いそうです。

篠宮は、長い付き合いだからこそ分かる福島の尊敬しているところを朗らかに話してくれました。

先輩を慕ってやってくる子どもたちが宮工柔道部を繋いでくれるのですね。

【柔道部】微に入り細を穿つ

2月4日から修学旅行に参加していた2年生が無事に帰宅し、久しぶりに全員そろっての稽古です。

鯉渕監督からは「特別な場所に立つに相応しい取り組み方をしよう」とお話がありました。ここからは、ワンランク上の“気持ちの勝負”です。

一つ一つの事柄を丁寧に。

苦手なパターンから逃げない。

できることに油断しない。

きつい時、自分に手加減しない。

ひとりひとりの意識がチーム力を高めます。

稽古前、団体戦メンバーは監督からこのような用紙を受け取っていました。

たくさんの人に向けて自分で自分のことを語れるチャンスは、そうありません。自分を理解してほしいならばそのための努力や心掛けが必要。ただし、それらを実践していても全員が機会を得られるわけではないのです。社会の厳しさも愚直に取り組んだ先の達成感も日の当たらない人たちへの思いやりも、柔道を続けてきたからこそ知ることができる貴重な経験であり育つ心根ではないでしょうか。 

だから『なあにっ』と踏ん張ることが大切なのです。

【柔道部】相互理解

柔道のルール改正が話題になっています。

2024.12.11 共同通信

2025.1.24 デイリースポーツ

2025.1.24 全日本柔道連盟

 

学年や時代の流れによるルールの変化は起こり得るもの。認識の違いを意識せずにする稽古は怪我にもつながります。したりさせたりというのは、お互いに良い気持ちはしません。目の前の相手に向き合う時、その背景にも心を配れると、思いやる力・考える力に磨きがかかるのではないでしょうか。

2月の土日・祝日は、出稽古等も組み込みながら校内練習の予定を立てています。全国で戦う現役生たちの成長のために、先輩方にはお力添えのほど、お願いいたします。

【柔道部】後ろ盾

朗報を聞き、一番に来てくれたOBは粕谷と根米の2人。

鯉渕監督に挨拶を済ませると後輩たちと握手を交わし、稽古をつけてくれました。

後輩の偉業を素直に喜んでくれる先輩たちに感謝です。 

【柔道部】日頃の行い

30年ぶりの全国大会出場を決めた喜びから数日が経ち、柔道部は気持ちを新たに稽古に励んでいます。本日、稽古を始めるにあたり監督は「波に乗っていこう」とお話をしてくださいました。

団体戦優勝を決めたその日、一人の先生からこんな話を聞きました。「そういえば今朝、柔道部のベンチコートを着た子に道を譲ったら会釈して通り過ぎた。毎日の指導だね。」

1年を通して多くの大会に出場している柔道部は、壮行会や練習時間の配慮など、数々の心配りをいただいています。

部活動ができるのは周りの理解や応援があってこそ。ですから、行事の折にはささやかなお手伝いで恩返しをします。過日の大会でも、出場選手が取材を受けている裏でサポートメンバーが、選手たちも少しでも…と、当たり前のことですが、取材後は慌ただしく会場の片付けに参加しました。
強いだけにならない、応援されるチームになろう、が宮工柔道部の合言葉。前述の出来事は、本人の人柄に加えてチームとしての普段の意識もあると思います。

柔道の技術以上に、人間性がきちんと育っていることが分かるのは嬉しいものですね。