柔道部日誌
【柔道部】士気高揚
新年度が始まりました。
2日と3日は立教新座高校で合同練習に参加し、修徳高校や千葉経済大学附属高校などと一緒に汗を流しました。
元立稽古は、乱取りに立てる人数が限られます。各校の監督から元立ちの帯を受け取った人以外は、当たるのに必死。そんな中、畳に置かれた境目の印から少し離れて立つ仲間に、なんで前に出て待たないんだと叱咤する他校の生徒がいました。
求められるのはこういう姿勢。仲間に関心を持ち厳しいことを言い合える環境がチームを強くします。
【柔道部】気分一新!
1日オフを設け、生まれ変わった道場で稽古再開。自分たちの場所で稽古ができるのはありがたいことです。
休日ということもあり、入寮を控える新井、 帰省中の和久井と共に、こちらもサッパリした頭の深井が訪れ、中学生との合同練習に協力してくれました。
《卒業生の宮工道着姿は感慨深いものがあります》
新しい畳は少々滑りやすいです。早く馴染むよう、毎日、寝技補強……はさすがにしんどいですが、足元を気にせず集中して稽古できる環境が整いました。「勝つしかないね」という教頭先生の言葉をチームの勢いにかえて、新年度初戦に向かいます。
【柔道部】Plan B
26日から3日間、千葉県主催の親善大会に参加しました。80校以上の参加がある大規模な大会です。
開始式では、柔道人口の減少に対する危惧と長期的な選手育成を目指している旨のお話がありました。
選手権を観戦後、「やっぱりカッコいい」と、髪をスッキリさせた2人。気合いも入ったようです。
引き続きの課題は「うまくいかなかった時の対応」。
『Plan B』とは、第二案・次の手、という意味のスラングです。自分の強い形、得意なパターンを意識してゴール(何で決めるか)とそのための展開を考え、それがはまらなかった時の手立てを持っておくというのは、たとえば学校への道順や交通手段を一つしか知らないよりもいくつか知っている方が、いざという時に慌てずに済むのと同じです。
徹底する部分と柔軟に変化させる部分の境目を見極めて、自分の流れをつくれるようにしたいです。
【柔道部】柔道場の今・3
3月19日(火)に下地板が配置され、21日には1日がかりでビス止め作業が行われました。
安全な土台をつくりあげるため、正確に採寸します。
ちなみに、この採寸は……
入り口に板の間を設えるため!
畳を敷き込むための枠組も完成しました!
25日(火)、いよいよ畳の敷き込みです。
丁寧に拭き上げてくださっています。やはり、仕事は“こころ”でするものですね。
正面に敷かれたこの一畳、監督一番のこだわりです!
26日からは千葉県へ遠征のため、新しい道場を使用するのはもう少し後。
改修工事の期間、練習にお邪魔させていただいた多くの学校に、この場をお借りして感謝いたします。
大変お世話になりました。ありがとうございました。
【柔道部】憧れるのをやめましょう
今日はチームで武道館へ。全国高校柔道選手権団体戦を観戦しました。
《大学の寮へ入った粕谷も同期の友人と訪れていました。一番目をかけてもらっていた高橋が記念撮影!》
全国レベルの試合は、準備から参考になります。ピリッとした雰囲気が伝わる打ち込みもさることながら、寝技の反復ひとつとってもある程度のペースでテンポよく行われており、それぞれのチームの「覇気」が感じられました。また、錬成会などで練習試合をしたチームが複数出場しているのは、自分を試す機会がたくさんあったことの再確認にもなります。
ちなみに、部員たちが一番興奮したのは、審判員をされている鯉渕監督!
《生徒撮影。副審をしているところですね!》
大会では、埼玉県代表の埼玉栄高校が見事優勝を果たしました。これにより、来年度の同大会、埼玉の出場は二枠になります。昨年度、三冠を達成した国士舘高校と渡り合い頂点に立った高校が県内にいることは誇りです。しかし、その勝利に寄りかかってはいけません。
あんな学校が同じ地区にいるの…?と動揺する部員の横で「勝ちたいな、このチームに」と呟く一年生。自分もそうなりたい、少しでも近づきたい、という思いを声に出す姿勢は頼もしくもあります。
そして『一位にしか権利がない』という限定されたものに挑戦すること(=目標を持ち努力すること)は、やはり子どもたちに重要な経験だと感じます。オンリーワンに憧れるから頑張るし、その過程で結果をだす面白みを感じられるのではないでしょうか。一方、想いが叶わない現実は実社会に多くあります。そんな時、どうやって自分の気持ちを収めるか、自分を認めてあげられるか。自身との向き合い方を学ぶのも、こうした体験からだと思います。
大舞台での勇姿に、強いな、すごいな、と思うのは当然。でも、 自分たちだって、そのような力をつけるために稽古を積んでいるはずです。
だから、自信をもって。
強くなろう。
憧れるのをやめましょう。
【柔道部】柔道場の今・2
8日の卒業式予行、11日の卒業式を挟み、工事は着々と進んでいます。
もともとあった束(つか)は抜くことが難しいので、出っ張りの部分を切って錆止めを塗ったんですよ、と現場監督の方からお話を伺いました。
新たな根太鋼が置かれました。
墨出しのための測量をしているところです。黒い柱のようなものはダンパー。スプリングの役割をする部分です。
このように、墨が引いてあります。
15日の夕方にお邪魔すると、道場の中心部分と入り口の枠が組まれていました。
これは、本日のお昼過ぎの様子。
わずか半日で土台が組み上がりました!職人さんたちの手際の良さがこういうところに現れるのですね!
次の作業は来週の火曜日。この上にベニヤ板を張り壁に沿って木枠をつくったら、いよいよ畳の敷き込みだそうです。
続報をお待ちください!
【柔道部】やめたい?……やめられない!
昨日の練習後、固く巻いていたテーピングを外しながら会話をしていたのは、2年の髙橋と1年の坂本。同じ道場出身の二人は、高校生として同じチームで稽古に励んでいます。
「オフは嬉しいけど、休んでると不安になる」と高橋。
それにうなづく坂本は「やめたいって思う時あるけど…でも、負けるの悔しいんですよね」。
負けず嫌いだもんな、と賛同した高橋は、ま、俺らは柔道やめられないってことだよ!と坂本の肩を叩きました。
良いコンビです。
《三送会の日、同じく道場仲間の先輩・根米と記念写真》
【柔道部】成長のチャンス
改修工事の期間中は、いくつかの学校にお願いして出稽古をしています。
週末は川口市立高校で、複数の高校と合同練習を行いました。終始、声を響かせていたのは川口工業高校。元気の良さが伝わるのは、とても気持ちの良いものです。
12日から3日間は、上尾鷹の台高校へお邪魔しています。
他校との稽古の場で鯉渕監督から繰り返し指導されるのは『ゴールを明確に!そこへ向かう手立てを増やす!』『失敗しない練習をしない!』の二つ。同じ場所、同じメンバーとの稽古は、どこか“慣れ”が見え隠れします。普段と違う相手との乱取りは自分ができることを試す貴重な機会です。いろいろな型の選手と当たり、考えの幅、選択肢の数を増やしたいと思います。
【柔道部】ALWAYS
体育館にはヒーターがたかれ温もりを感じる一方、廊下は少し肌寒さが残ります。
本日、卒業式です。
緊張した面持ちで入場。
堂々とした退場。深く関わってきた生徒たちをこの距離で見守れるのが教員の醍醐味だと、しみじみ感じます。
恒例の記念写真の後、鯉渕監督から最後の挨拶。成長した姿を見せに来てくれることを楽しみにしています。保護者の皆様、3年間のご理解ご協力に改めて感謝いたします。本当にありがとうございました。
最後もこの立ち位置で!
どんなに君が遠くへ歩いて行ったとしても ずっと見守る
いつか栄光のゴールへ 君が迷わないようにずっと支えたい
(FUNKY MONKEY BΛBY'S「ALWAYS」)
卒業おめでとう。
【柔道部】柔道場の今・1
いよいよ始まった柔道場の改修工事。せっかくなので、専門用語で途中経過をご報告したいと思います!
協力してくださったのは建築科の吉村先生です。
畳が外に出され、下地板(捨板)と板の間が顔を出しました。
床下の骨組みは、このようになっています。下地板の真下になるのが根太(ねだ)鋼、それを支えるのが大引(おおびき)鋼。床下の短い柱は束(つか)と言います。スプリングが入っている部分です。
畳の下に鉄板を敷いていた箇所は、ここまで劣化していました。
板の間を外します。
床スラブ(コンクリート部分)の掃除をしているところです。
来週の変化が楽しみです!