日誌

【柔道部】追われる立場で

11月22日は新人大会でした。

通常、柔道部の大会は月曜日と火曜日を中心に行われますが、会場の関係もあって今回は金曜日。学校生活を送りながらの調整となりました。

新チーム初めての県大会団体戦は、選手権予選のシードもかかっています。対戦相手を想定した研究や個々の役割を監督と一緒に何度も確認して臨みました。いつもなら引退した3年生の声援が観客席から響きますが、今回はありません。チームを引っ張る2年生に、より責任がかかります。

関東選抜大会を経験し、強い相手と試合ができる嬉しさとあと一つの悔しさを味わった埜口。

キャプテンとして、中堅として…人一倍じっくり考えイメージを持って畳に上がった坂本。

求められることを察して、試合の最中だけでなく合間にも選手たちに声をかけ雰囲気をつくっていた福嶋。

練習で繰り返し確認してきたことが、ようやくハマるようになった梅津。

 

試合を観てくれた卒業生からは、地区大会と比べていい動きをしていた、チームの結束感が少し強くなった気がする、やっぱり母校が勝ち上がってくれると嬉しいと感想がありました。

県1位の高校が堂々としているのは積み上げてきたものに自信があるから。大正14年から続く宮工柔道部は歴史が長い分だけそれが重く、様々な年代の方からかけられている期待も生半可なものではないのではと思います。

昨年度はとにかくついていくことに必死だった2年生は、稽古を投げ出さず続けてきたことで強くなるためにどうすべきかを考える余裕が生まれました。荒削りの1年生がチームの目標や自分の状況を受け入れ、足りない体力や技術を補う努力をしています。余力十分とは言えませんが、チームとしての気は高まっているように感じます。

2ヶ月後、誇りを持って良い報告ができるように、いっそう精進していきます。応援、よろしくお願いいたします。

 

《試合結果》

桶川   0ー5 大宮工業

久喜工業 0ー5 大宮工業

大宮工業 5ー0 春日部共栄

大宮工業 2ー1 上尾鷹の台

埼玉栄  5ー0 大宮工業  第2位