日誌

【柔道部】節目の意識

本日の練習では、チームを二手に分けて試合を行いました。審判は3年生。鯉渕監督は「周りは声をかけない、自分で考える」とだけ指示し、黙って見守っていました。

手の内が分かっている相手と対峙するのは本番の試合でも十分に想定されることです。外側からどんな言葉が飛んでも、試合場で組むのは自分。こうした場面で、ここまで繰り返し諭されている“考える力”が試されます。

 

稽古を短めに終わらせて、後半は大掃除。普段、利用しているトレーニング室やトイレも分担して片付けました。

トレーニング室は掃き掃除やゴミ捨ての後、重りの整理まで丁寧に。

男子トイレも、いつもより時間をかけてしっかりと磨きます。

毎日掃き掃除をしている道場も、畳を拭いていくと隅々の埃が取り切れていないのが分かります。冷たい風の中、雑巾を洗う役割をしてくれたのはキャプテンの新井。効率よく仕事を進める方法を瞬時に考え、臨機応変に裏方に回れるところはさすがです。

ちなみに、毎年、困るのが部室に置いてあるロッカーの中身。卒業生が置きっぱなしにした私物が必ず出てきます。『自分の物は自分で片づける』という基本的なことが習慣になっていない先輩が多いのは実に残念。どんなに真剣に稽古をしていても、どれほど強かったとしても、これでは尊敬されません。教科書から上履きまであまりの様子に衝撃を受けたのか、三年生たちは恥ずかしそうに自分の物を整理していました。

 

日本には『二十四節気』と言って、季節の移り変わりを表すことばがあります。現代の気候では感じることも難しくなりましたが、先人たちは、四季が豊かな暮らしの中でさらに自然の微妙な変化をとらえ、繊細な感性を育んできました。二十四節気は、年中行事とはまた違う“生活の中の小さな節目”と言えるのではないでしょうか。

大掃除をして年末を感じること。私物を片づけながら残りの高校生活を考えること。どちらも生きていく上での節目です。時間の流れを感じるからこそ、『一回』を大切にできるし『一瞬』を逃さないのだと思います。

全国選手権予選まで、25日。