【柔道部】有終の美
大きな挑戦が終わりました。
団体予選2日目の今日、試合を前に監督からは「泣いても笑ってもこれが最後。次があるかは今日の自分たち次第」との言葉がありました。選手たちは神妙な面持ちで聞いていました。3年生には“最後”の文字が実感として沸いたようです。
試合前のウォーミングアップ。体を温めてしっかり息を上げます。
試合場へ向かう3年男子。ひとりひとりが、団体チームの要です。
試合直前、準備の様子を見つめる3年女子。ここまで果敢に挑戦してきました。
勝負が始まります。
昨年度9月から、入れ替えはありながらも大枠は崩れなかった団体戦のメンバー。このメンバーで戦う最後の試合は、まさに死闘。学校での練習中「これじゃ決勝までいけないよ?」と叱咤した監督の言葉が現実になるのではないかと思うほど、苦戦の連続でした。
監督も、一試合ごとに「いいよー、今の技出し!」「厳しいことやってきたんだろ?」「まだできる、気持ちを見せろ!」「ここで結果を出すためにやってきたんだろ?」と選手を鼓舞し、その言葉に選手たちも必死に応えます。お互いに声を掛け合いながら一戦一戦を乗り切りました。
今回、コンディションが万全でなかった二人。
決勝戦、監督は中善寺(写真・上)を交代させました。悔しさとふがいなさで気持ちの整理がつかない彼に、キャプテン・和久井が励ましも込めて声を掛けました。
「来年のためだろ」
3年生の堂々とした姿が後輩たちに伝えたものは大きいと思います。
そして、柔道を知らない人間を夢中にさせるのも、やはり子どもたちのひたむきな姿勢。柔道部の子どもたちを観ていると、真剣な気持ちが人の心を動かすのだと改めて気づかされます。
今日まで、週に一度の大会を乗り越えてきた選手と監督。
結果を求められる選手たちの緊張以上に、歴史あるチームを率いる監督も神経をすり減らしていたことと思います。
決勝戦が終わり「きちんと礼してきなさい」と選手を送り出した鯉渕監督は、ここまでよくやった、胸を張って帰れ!と3年生を労ってくださいました。ここで終わりじゃない、今までやってきたことは残る、という一言が選手たちの心に響いたようでした。
3年生、ここまで粘り強く頑張りました。今日は余韻に浸りつつ、ゆっくり体を休めてください。