【柔道部】全力の中で形をつくる
新年度こそは、と、稽古の日々。道場では監督の「ブレーキをかけない!」の一言が毎日のように飛んでいます。
これと似た体験を話していたのが、読売ジャイアンツに所属するプロ2年目の浅野選手。イチローさんに指導を受けた高校生で、初のドラフト指名選手です。
イチローさんにたくさんのことを教えてもらったと語る彼が一番大切にしている言葉が『全力の中で形をつくる』。指導を受ける前は疲れたら手を抜いていたけどそれがなくなった。しんどい練習も全力でやった。チャンスでプレッシャーを感じることなく『打てる』という自信がついた、と、インタビューに答えています。
イチローさん本人がこう考えるようになったのは、プロ1年目の経験がきっかけだったと言います。
「外角の球はごまかせるけど、内角はそうじゃない。正しく引っ張るのが難しい。近いところをしっかり振れる確認をするために大事だしバロメーターにもなるから、正確に打つ練習をやり続けた」経験をもとに、指導を引き受けた高校生たちにも「練習がしんどいから、そういう動きをしちゃう。手を抜く場所をつくる。大事なのは、ばててきたときにどういう形を保てるか。」と伝えている、その心構えが『全力の中で形をつくる』なのです。
イチローさんは「楽をして打つとその形で覚えてしまう。だから、しんどくても形を保って。疲れてきたらうまくなるチャンスだから」と続けます。監督の、余裕をつくらない!全力でやる!と指導する思いに重なると感じます。