日誌

【柔道部】今年もまた~節目の時~

先月25日から、学校は高校入試業務が中心になっています。休業中は敷地内の立ち入りが制限されているところ、全国選手権を控えている柔道部は練習を許可していただいています。

本日は、3年生が参加する最後の稽古でもありました。

同じ道場出身の佐川と島村。

髙橋はアップからしっかり参加していました。

その髙橋は、やはり同じ道場で育った坂本と最後の乱取りです。

恒例の記念写真。満足げな、そしてどこか安堵したような3人の表情が印象的です。

夕方は場所を移して三送会。3人は小学生の時から大会で顔を合わせぶつかりあうライバルだったと、保護者の方が当時の思い出話を披露してくださいました。それに耳を傾け、うんうんと頷く鯉渕監督。幼い頃からの関わりあいがある子どもたちの節目は感慨深いものがあったろうと思います。ひとりひとりへ贈られた言葉にも思いが詰まっていました。

卒業記念の帯と共に、後輩たちからは色紙のプレゼント。個々のメッセージカードをレイアウトして整えてくれたのは2年生の保護者の方々です。

伝統校として名をはせる宮工柔道部だが良い時ばかりではない。強かった時代にもしんどいこと、苦しむことが必ずあって、部旗「忍」に表れるそうした“良い過程”が戦績以上に宮工柔道部の誇りだと力強くお話ししてくださいました。

学校は変わってもこれまで柔道部に引き継がれてきたものや大切にしていきたいものが変わることはありません。最新、最速が当たり前の社会になっているからこそ、まぶしいものの裏にある“陰”を見落とすことなく「積み重ねることの価値」を噛み締め、繋いでいきたいと思います。

自分の道を決めた3年生たち。「価値あるもの」を守れることに誇りを持って卒業してください。

3学年保護者の皆様。大会の度に駆けつけてくれ、たくさんの声援をいただきありがとうございました。また、日々の送迎や遠征のサポートなど、ご協力に感謝申し上げます。

これからも、宮工柔道部をよろしくお願いいたします。