校長室より

【校長室より】開校記念日

組織や建物を創立した月日を祝う特別な日として、「開校記念日」や「創立記念日」が定められています。
本校の沿革史によると、本校は大正14年(1925年)7月29日に、文部省告示を以って本校の設立が許可され、鐵道省東京鉄道局大宮工場の技工見習教習所を借受け授業が開始されたと記されています。
鐵道省は、戦前の日本で鉄道に関する業務を管轄していた日本の行政機関の一つで、大正9年(1920年)に設置され、昭和18年(1943年)運輸通信省に改組され、運輸全般の監督行政などを所管。戦後の日本における運輸省、国土交通省および日本国有鉄道、JRグループの前身です。
そして、技工とは、「手で加工する技術。また、その技術を持つ人のこと」で、鐵道省東京鉄道局大宮工場技工見習教習所は、都市交通機関の要であり鉄道の拠点である大宮の地に設立された最先端かつ最高の技術を身に付けるための機関であったと言えます。その施設設備を借受けて、日本の将来を担い支える人材を育成するために設立されたのが本校の前身である「大宮町立工業学校」です。
その後10年の時を経た昭和10年(1935年)の文部省告示を以って乙種工業学校から甲種工業学校に昇格するとともに、8月12日に現在の大宮中央高校の地に建設された新校舎に移転。さらに開校当初から10年間校長として手腕を発揮された初代校長高洲先生が9月28日をもって退職され、人材育成に対する強い念いは二代校長高橋先生に引き継がれました。そして、新しく学校がスタートして一週間後の10月6日を本校の「開校記念日」と定め祝ったのではないかと思います。
そして95年。「日本の将来を担い支える人材を育成する」という本校の使命は今もなお健在。本校はこれからも工業教育の王道を歩みながらも、常に進化し続け、地域とともにある学校づくりを目指し邁進してまいります。