式辞・講話等

1学期始業式・校長講話

 

 あらためまして、おはようございます。
いま、着任式をおえました。皆さんにとって、新たな出会いです。
一方で、大宮工業高校を転出した先生方もいらっしゃいます。信頼していた先生が異動となり、寂しいと思っている人もいるでしょう。そう思えるのは、貴重なとてもよい出会いだったということ。
異動した先生への恩返しとして、教えてもらったことを大切にして、自分を更に成長させてください。

ところで、人との出会いは、ときとして、人生を変えてしまうほど影響のあるものです。私は、高校生のときが、様々な出会いの始まりだったと感じています。
それは、尊敬できる友人やクラス担任の先生に出会えたことで、肉体的にも精神的にも大きく成長する時期に、こんな面白いことを考えている人がいるのだ、という刺激を受けたことでした。

大宮工業高校も同じです。それは、皆さんが何かを求めて、何かを希望して、ここに集まったということ。
ここで勉強したい という、同じ思いをもって集まった仲間ですね。
目的や興味・関心を 同じくして集まった仲間は、お互いによい刺激を受けます。
それは、偶然の出会いから、必然の出会いに変わっていきます。皆さんには、よい出会いを求めて、自分の興味関心をもとに仲間を拡げていって欲しいと思います。


さて、もう一つ話します。
この4月1日、合理的配慮が義務化されました。
ニュースでやっていましたね。
合理的配慮とは何か、その前に、今の日本の現状から

いま、日本では、「共生社会」の実現を目指しています。
「共生社会」という言葉を聞いたことがありますか。「共生」とは「ともにいきる」と書きます。
障害がある、なしにかかわらず、性別にもかかわらず、お年寄りも若い人も、すべての人がお互いの人権や尊厳を大切にし、支え合い、誰もが生き生きとした人生を送ることができる社会、これを「共生社会」といいます。

障害のある人もない人も、互いにその人らしさを認め合いながら、共に生きる社会、この共生社会の実現を目指しているのです。

この「共生社会」を実現していくことを目指していく中で、「不当な差別的取り扱い」を禁止し、障害のある人から申出があった場合に「合理的配慮の提供」をすることが義務化された。ということです。

「不当な差別的取り扱い」とは、例えば、お店で、車いすだからといって入店を断わったり、不動産屋さんで障害のある人向けの物件はないと言って対応しないとか、あの人は耳が不自由でよく聞こえないから話を伝えることはやめよう、ということなど、です。耳が不自由であれば、筆談で話ができますね。

 合理的配慮の義務化は、事業者に課せられているものです。
 事業者とは、会社、お店、個人事業主、ボランティア活動をするグループ、病院や学校など、日常生活を送るさまざまな場面で、対象は広いです。

 つまり、皆さんの日常でも、配慮を要する場面があるかもしれません。
また、就職した先で、インターンシップ先の企業でも関係があることです。

 合理的配慮の義務化は、共生社会の実現を目指す私たちすべてにかかわりのあることですので、意識をしなければなりません。

 また、今の教育に求められている重要なこととして、障害のある・なしに関わらず目的をもって一緒に学ぶこということが挙げられています。これを、インクルーシブ教育システムといいます。

 インクルーシブ教育については、大宮北特別支援学校と連携を図る中で、皆さんに学んでほしいと考えています。
 卒業して社会にでると、様々な人と関わりをもつようになります。「共生社会」の理念について学ぶきっかけにしてください。

今日は、「出会いの素晴らしさ」、共生社会の実現にむけた「合理的配慮の義務化」、について、話しました。

午後は、入学式。新2年生の皆さん、会場の設営ありがとうございます。
新入生は、先輩をお手本にします。目標をもって頑張る先輩の姿を見せてください。一生懸命やる人は、信頼され、尊敬されます。後輩とよい出会いになるよう、意識して行動してください。