2025年8月の記事一覧
日本航空大学校・石川校 東京青梅キャンパス【ドローンキャンプ】
令和7年度8月21日(木)~22日(金)
2日間、機械科・電子機械科の3年生13名と教員2名が、日本航空大学校・石川校 青梅キャンパスにおいて実施された「ドローンキャンプ」に参加してきました。
本校は同校と6月に連携協定を締結し、今回はそのつながりを活かした学習交流の一環としての参加です。
本活動は 課題研究の授業の一環として、ドローンの基礎知識や操縦体験に加え、航空業界の最新動向に関する講義、鳥人間コンテストを題材とした飛行力学の学習、水平対向エンジンを用いた実習、航空機設計に活用される三次元CADソフト「CATIA」の演習、さらに セスナの実機を用いたプロペラ分解・取付作業 など、多岐にわたる内容となりました。
1泊2日の研修をとおして、生徒たちは専門的な知識や技術に触れ、課題研究や将来の進路を考える上での大変貴重な経験となりました。
8月21日(木)
• 学長挨拶と日本航空大学校の紹介(日本航空大学校・石川校 学長 埜口 裕之 氏 )
学長の埜口氏より、挨拶とともに学校の概要や教育方針、特色について説明をいただきました。
また、航空業界の現状や最新の取り組みについての講義があり、生徒たちは航空分野について理解を深める機会となりました。
飛行力学の学習(トータルモビリティ工学科長 松尾 史郎 氏)
鳥人間コンテストを題材に、飛行の原理や力学の基礎について学びました。松尾氏の指導のもと、過去の鳥人間コンテストの動画も見せていただき、実際の飛行の工夫や技術について具体的に学ぶことができました。
生徒たちは紙飛行機の制作と飛行実験を通して、揚力や抗力などの力学的要素を体験的に学習し、飛行技術の習得には理論と実践の両方が重要であることを実感しました。
• CATIAを用いた航空機エンジン設計演習
生徒たちは航空機設計に活用される三次元CADソフト「CATIA」を使用し、航空機の構造や設計の基礎を学びました。
ソフト上で部品の配置や形状を確認しながら設計する体験を通して、航空機の構造理解や設計工程の重要性について知る機会となりました。
・卒業生によるオンライン講義 (株)SUBARU ヘリコプター整備士紹介
本校卒業生の小松氏より、オンラインでSUBARUのヘリコプター整備士の仕事について紹介していただきました。小松氏は自身の経験を交え、日々の業務内容や整備に必要な技術、現場でのやりがいについて具体的にお話ししていただきました。
生徒たちは卒業生の現場の話を聞くことで、航空機整備士として働くイメージを深め、多くの質問をしていました。
• 1日を振り返るグループディスカッション
夜にはグループに分かれて、1日を通して学んだ内容や気づきを共有しました。各グループ「航空業界について少し理解できた」「航空機を空に飛ばすことは、とても難しいことだと思った」「紙飛行機は、奥が深い」などの意見がでていました。
• ドローンシミュレーター体験
1日目の最後は、ドローンシミュレーターを使い、画面上でドローン操作を体験しました。操作は非常に難しく、もし実機で行っていたら大きな事故になる可能性もある内容でした。シミュレーションを通して、安全に楽しく飛行操作の基礎を学ぶことができ、操作の難しさと慎重さの重要性を実感しました。
8月22日(金)
・能登空港キャンパス(中継)
日本航空大学校 能登空港キャンパスと中継をつなぎ、航空整備科の説明をしていただきました。普段なかなか聞けない整備士の学びや実習内容、学生生活についてのお話に、生徒たちは真剣に耳を傾けていました。
・水平対向エンジン分解実習
水平対向エンジンを用いた分解実習を行いました。実機を前に部品を確認しながら整備作業を体験することで、エンジン構造や整備工程の重要性を学びました。
また、ジェットエンジンの仕組みを説明していただきました。推力の仕組みや各部の役割など、航空機を飛行させる心臓部についての理解を深めることができました。
• セスナ実機を用いたプロペラ分解・取付実習
セスナ機を教材とし、プロペラの分解および取付作業を体験しました。安全手順を確認しながら実際に作業を行うことで、航空機整備の精密さや責任の大きさを実感することができました。実際の航空機を用いた実習は非常に貴重であり、高校生が直接触れる機会は、ほとんどありません。
さらに、実習後には実際にセスナ機に乗り込み、操縦席に座って操縦桿を操作する体験もさせていただきました。普段は目にすることのできない計器類や操縦系統に直接触れることで、生徒たちは航空機を「学ぶ対象」としてだけでなく、「自ら操縦する乗り物」としても感じることができたと思います。
・ドローン実習
ドローン内部の配線や各部品がどのような役割を持っているのかを学びました。そして、プロペラが正しく時計回り・反時計回りに取り付けられているかを確認し、安全かつ安定した飛行ができる状態にしました。
その後、屋内での飛行操作を行い、配線やプロペラの取り付けを正確正確に行えていることが、飛行の安定性に直結することを体感しました。操作の難しさと、ドローンの構造・制御の仕組みへの理解を深める貴重な体験となりました。
・修了式
ドローンキャンプの最後には、参加した生徒全員で修了式を行いました。
学長や指導教員から1泊2日の研修での取り組みや成果について講評を受け、全員に修了証が手渡されました。
今回の経験は、生徒たちの学びの幅を広げるだけでなく、来年度以降の課題研究においても活かしていける大変貴重なものとなりました。
台湾国立嘉義高級工業職業学校と姉妹校協定を締結しました
令和7年7月23日(水)に現地を訪問し、台湾国立嘉義高級工業職業学校と姉妹校協定を締結しました。
台湾国立嘉義高級工業職業学校は優れた工業教育を行っており、台湾国内の技術力を競う大会で好成績を残している実績のある学校です。
生徒・教員・技術の交流を目的に、令和6年度より交流を重ねており、この度、晴れて姉妹校となりました。
当日は、多くの先生方・PTA関係者に見守られながら締結書にサインをしました。その後の記念品交換では、台湾の名産であるヒノキを用いて作られた締結書の盾や、姉妹校提携を記念したメダル・置物をいただきました。
本校からは今後の発展を祈念し、岩槻の兜を贈りました。
令和8年1月には2学年が修学旅行で国立嘉義高級工業職業学校を訪れます。
また、国立嘉義高級工業職業学校長より、さらに交流を深めるために長期休みを利用した短期留学の打診があり、実現に向け話を進めていく予定です。姉妹校関係を大切にし、両校にとって実りある関係を築いていきます。
羽田空港工場見学
令和7年7月25日
1年生希望者を対象に、羽田空港の工場見学を実施しました。
今回は、日本航空(JAL)第一テクニカルセンターと、全日本空輸(ANA)エンジンメンテナンスビルの2か所を見学させていただきました。
日本航空では、格納庫に並ぶ飛行機を間近で見学しました。普段は、入ることのできないエリアまで案内していただき、生徒たちからは、「実際の飛行機を目の前で見る迫力に圧倒された」「こんな近くで見たのは初めて」「将来、整備士目指してみようかな」と好印象でした。
また、実際に整備の現場で活躍されている方との質疑応答の時間を設けていただき、生徒たちは整備士の仕事のやりがいや大変さ、航空業界の楽しさなど、熱心に質問をしていました。
全日本空輸では、エンジンメンテナンスビルを見学し、飛行機の心臓部ともいえるエンジンの分解・組立・点検・整備の現場を見学しました。巨大なジェットエンジンを前に、生徒たちは圧倒されつつも、細かく丁寧に行われる作業に興味津々でした。「整備士という仕事がより現実的に感じた」「この見学会に参加してよかった」などの感想があり、大変貴重な学びの機会となりました。
今回の見学を通じて、航空業界への理解を深めるとともに、実際の現場を見て、将来この分野で活躍したいと感じた生徒も多く、この経験を今後の学びに活かしてくれることを期待しています。