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2024年5月の記事一覧

【柔道部】きもち

毎日、稽古に必要な準備をするのは1年生の仕事。今年度の1年生たちを見ていると、全員が意識してすること・担当の順番を決めてすること、を決めて行っているようです。

 《必要なものを使いやすいように並べます。余裕を持って動くための小さな工夫ですね。》

先を見て動くことや察する力に長けている点も1年生の特徴ではないでしょうか。野口と青柳は、稽古が終わると必ず最初に箒を持ち出して畳を掃き始めます。また、して欲しいことに気づけるのは松田。何も言われなくても使いたい道具をさっと渡してくれるなど、全体を見て“した方が良いこと”にアンテナが立つのはさすがです。 

ちいさなところで率先して動く先輩たちもいます。2年の福島は今日も、他の部員が放りっぱなしのペットボトルを拾って片付けてくれました。日頃から後輩に声をかけつつ自分も動くのは坂本。全体のためになることを優先させて動ける先輩の姿は良いお手本です。

 

3年生になると道着もずいぶんくたびれてきます。

使い込んで軟らかくなっても、もともと生地の厚い柔道着は縫うのも一苦労だと思います。子どもたちからの頼みもあるでしょうが、大変な作業を厭わないお家の方の心遣い。

 

周囲の人の想いを受け取り、それに応える。その想いを次の人にパスする。部活動で学べることは技術以上に、こうした人との繋がりが大きいように思います。