2021年7月の記事一覧
【柔道部】出稽古週間(3日目・4日目)
3日目は千葉経済大学付属高校が来てくださいました。
他県の選手との練習を有意義にしようということで、この日は試合形式の練習から始まりました。
試合後の反省点として、監督は、メリハリをつける、得意な展開にもっていく、自分のスタイルを出す、の3点を挙げました。もし、この試合が団体戦なら?確実に取る、分けてくる、そのための試合展開を常にイメージする必要があります。大切なのはひとりひとりが課題をもって戦い方を考えること。夏が始まってからずっとお話しされていることです。
反省点を頭に入れて乱取です。
乱取の様子を見ていると、お願いにいっても断られることがあります。宮工の選手に限らず、どんな目的でどんな相手と組むかを考えて相手を見つけているので、一見きびしいように感じるかもしれませんが当たり前のこと。反対の見方をすれば、お願いします、ときてもらえる実力、お願いして受けてもらえる実力をつけなければいけない、ということです。
ちなみに、こんな風景もありました。
部日誌でも何度かお伝えしている卒業生の松本が、練習に参加してくれました!鯉渕監督との久々の乱取です。
師弟の絆はこんなところにも。二人とも、とても楽しそうでした。
4日目の今日は、寝技の乱取から。
緊急事態宣言の発出と内容によっては本日の出稽古が夏休み最後になることもあり得ます。時間を無駄にしないように、いつもと違う相手を見つけて試すことを、監督は改めて選手たちに伝えました。
他校の監督の方たちも同じ思いだからでしょうか。子どもたちの間をまわっては声をかけ、少しでも感覚を持てるように、細かく指導されていました。
快適な環境で1本が長い乱取のため覇気がなくなる瞬間があり、監督からは「集中!」と声が飛びました。「集中すると余裕ができる、余裕ができれば組み立てを考えられる」。考えることを意識できれば乱取にも変化が見えます。
連日、八潮高校、川口工業高校、本庄東高校など、複数の高校と一緒に稽古ができ、さまざまなパターンの選手とぶつかる良い機会となりました。ありがとうございました。
出稽古期間中も、昨日を除いては学校に戻ってトレーニングをしています。この期間のまとめとして、監督は「苦しいことを積み上げる、それが貯金になる」とお話しされました。厳しい夏に稽古やトレーニングをやりきった自信が、3年間やり切れる確信にも新人戦での実力発揮にもつながります。
暑い夏はこれからです。しんどいことから逃げず自分を鍛える夏は、ここから始まります。
【柔道部】出稽古週間(1日目・2日目)
7月27日(火)より、4日連続で川口市立高校へ出稽古にお邪魔しました。空調設備が整っている環境で練習させていただけるのはとてもありがたいことです。
4日間のテーマは「一本ずつ大事に」「時間を無駄にしない」「与えられた本数をこなす」の3つ。初日は寝技や打込の後、8分と7分の乱取を行いました。一本あたりの時間が長い分、間延びしないように集中する意識をもち続けることが大切です。
2日目は序盤に移動打込を行い、乱取りを挟んで3人打込で締めました。普段も行っている練習ですが、今日の3人打込は「負荷をかけて素早く」が目標。長い乱取の後ですから、負荷をかける方もかけられる方も息が上がります。先生の声にのせられて、最後まで力を出し切りました。
イメージの持たせ方がそれぞれの先生で少しずつ異なるのは、聞いていて勉強になります。たくさんの先生が練習を見て声をかけてくださることで、モヤッとしていた部分にヒントや気づきを得る生徒もいるのではないでしょうか。出稽古の必要性はこういう点にもあると思います。一方で、先生方がアツくなり語気が荒くなる場面があるのは期待の表れという共通点も見えてきます。腹から声を出し自分に気合を入れて稽古する子ども達を見ていると、指導に手加減されるのは悔しいことなのではと感じます。
前半の報告はここまで。
後半の稽古は、さらに濃い内容になりました。
【柔道部】心技体
今日はオフ。
昨日は監督が中学生の県大会へ出向かれ不在の中、打ち込みや組手など示された練習メニューをこなしました。
お?と思ったのは「研究」の時間。
開始こそ組んだ者同士でこれまでの練習内容を確認していましたが、話の流れは自然とオリンピックの柔道に。前日の試合で見た決め技の再現を始めました。憧れ、真似をしたいと思うのは、やはり柔道が好きだからだと思います。
昨日のインタビューでは「ワンチャンス」の言葉が何度も聞かれました。監督が日々「ワンチャンスを見つける!モノにする練習をする!」とおっしゃっていますが、これがいかに大切なことか気づかされます。また、選手が覚悟をもって畳に上がる時、フッと空気が変わるのが画面の向こうから伝わります。「強い」とは技と体ではないことを部員たちも感じ取っているのではないでしょうか。
柔道の魅力を改めて教えてくれるオリンピック選手たちに元気をもらい、明日からまた、気を引き締めて稽古です。
【柔道部】千里の道も…
本日は、平成国際大学へ出稽古にお邪魔しました。
先日、本校の剣道部で顧問をされている先生から伺いましたが、強くなるために出稽古は欠かせないそうです。体の大きさや攻めのパターンなど、様々な相手にどう対応するかを考え試合展開の勘を磨くには練習でたくさんの相手と当たるのが一番というのは、剣道も柔道も変わらない気がします。
練習後、大学で監督をされている先生からは、よく鍛えられてますね、という言葉をいただきました。こうした一言は励みになります。
また、鯉渕監督は総括として、大学生は自分たちが持っているものを全部ぶつけられる相手。今日のような練習では挑戦する気持ちで、もつれる場面をつくる、組手を意識する、自分を試す、そういう機会にしようというお話をされました。
日々の練習を文字通り積み上げて成果にするには、ひとりひとりがその日の内容を振り返ること。それができなければ、本人が望む手応えや成長を得るのは難しいと思います。
釣り手の位置!
最後までかけきる!
腰を回す!
外に向かってかけない!
引き出して入る!
脇を締める!胸を張る!
ガバッと持って入る!
組み立て考える!
道場でも受けている監督からの指導が今日も聞こえました。改善点を頭に入れることが今の部員たちには必要です。
さあ、誰がどのタイミングでいただいた一言か、本人たちは気づくでしょうか?
【柔道部】殻を破る夏休み
夏休みの練習が始まって3日目。暑さの中で稽古をするのは、楽なことではありません。時間を無駄にしないよう、合間の数十秒で素速く水分を補給し、体調管理に努めます。
打ち込み、組み手の研究、寝技、乱取りなど道着での稽古はもちろんですが、夏の目標は土台となる体づくり。様々なトレーニングで追い込みます。昨日はウエイトトレの後に体幹トレ。今日はロープやバーを使って3種類のトレーニングをした後、サーキットトレを行いました。
自身のレベルを上げ、戦える技術と体をつくるための時間は限られています。
今の彼らにとって一番しんどいのは、練習できなくなること。厳しい条件下で思うように稽古を積めないもどかしさを、昨年度、嫌というほど経験してきました。そして、痛みや怪我を理由にせず自分に手加減しない気力をもっているのが当たり前なのは、先輩たちの姿を見て学んでいます。強くなるための気持ちを鍛えられるのも、集中して練習できる夏休みだからこそです。
本日は、蕨高校と本庄東高校が来てくださいました。来週は連日、川口市立高校での合同練習が組まれています。監督からは、他校との練習を意味のあるものにするために意識するのは自分で考えること、というお話がありました。癖を修正したり足りない部分を補ったり、各々が課題を見つけてステップアップの機会にしたいと思います。
【柔道部】おかえり!
37日ぶりに、長瀬が道場に戻ってきました。
団体戦メンバーとして関東大会に出場した2日目の6月13日、試合の最中にストレッチをする仕草がありました。練習中でもよくある光景ですが、異変が起こったのは勝負が決まった後でした。立ち上がろうとしますが足に力が入らないのかその場に倒れ込み、担架で運ばれ試合場を後にしました。現地での診断は肉離れという事でしたが、帰ってきてから検査した結果、症状はかなり重いもので、手術と入院生活を避けることができなくなりました。
昨年度の新人戦以降、着実に力をつけており、団体戦だけでなく個人戦でも成績が期待できる有望な選手です。本人にも自信がついてきた矢先の大怪我に、部員たち、とくに同級生は頻繁に連絡を取り、雑談をしたり励ましたりしていたそうです。手術の前はお見舞いに行き、手術後は部活の近況を伝えて、みんなで長瀬が戻ってくるのを待ちました。
復帰初日の今日は腕力や手首を鍛えるトレーニングを中心に、部員たちが道着を着て乱取りをするのを見ながら休まずメニューに取り組みました。腕や背中の筋力が落ちているのは本人もわかっていたようですが、実際にトレーニングをして、以前は簡単にこなしていた内容で予想以上に負荷がかかるのを実感したようです。
真面目な性格で、黙々と稽古に取り組み、2年生になってからは中善寺とトレーニングノートをつくって朝の自主練も行っていました。休んでいた期間を埋めたいという気持ちを察したのか、監督は「焦るなよ」と声をかけていました。
向上心をもって努力を続ける姿勢を見せる人間は応援されるということを、長瀬は態度で示してくれています。しばらくは辛抱の日々が続きますが、じっくり確実に、感覚を取り戻して、また華麗な技を見せて欲しいと思います。
(写真:同じ階級で、長瀬を尊敬していると言う1年生。先輩の復活を応援しています)
【柔道部】切磋琢磨
夏休みを間近に控え、道場のホワイトボードは賑やかになりました。他校との練習、体を作るためのトレーニング、適度にオフを挟みながら稽古の予定が組まれています。夏休みは、OBが顔を出してくれる機会が増えます。中身の濃い練習にするために、過日、監督からお話があったように、各自が課題を見つけ目標をもって一回一回の練習を大切にしていきたいと思います。
本日は、川口工業高校と中学校二校が出稽古に来てくださいました。前回よりも大人数、さらに暑さも手伝って、道場の中は熱気が。稽古の中身は決して厳しいものではありませんでしたが、途中、集中が切れているようにも見えました。水分補給や休憩をこまめに挟み、体調不良者が出ることなく練習を終えました。
1年生は、椅子を出したりお茶を出したり、稽古の中で先を見て動けるようになりました。もともと周囲に張っていたアンテナがグッと高くなったように思います。2年生は、指示を出しながら自分の課題に見合った選手をつかまえての乱取り。ここ最近、上級生としての意識が見えつつあります。全体として、お互いに声を掛け合い雰囲気を盛り上げる余裕ができるのには、まだ少し時間がかかりそうですが。
いろいろな方との関わりから、技術面だけでなく人としてどうあるべきかを学び、夏の間にチームづくりを固めます。
【柔道部】スポーツの力
昨日は、団体戦形式の練習を行いました。
全体でウォーミングアップの後、 監督に示されたチームごとに調整練習。もちろん、順番も自分たちで決めます。
ひとりひとりの試合を観た監督は、個人戦と団体戦の違いを意識させました。必ず取る、流れをもってくる、分ける、と言った、展開の中で駆け引きを考え自分の役割を明確にして試合をすることを、昨年度のチームもこの時期に学びました。
乱取りの後、トレーニングの前に休憩も兼ねて補食。この間、1年生は2年生から組手などを学んでいます。
今日はトレーニングの日。
一昨日から3つのトレーニングメニューが示されました。監督の「デカい筋肉をつくる!」という声が効いているようで、気持ちをのせて元気に取り組んでいます。
ここでは、2年生が手本になりながら後輩を励ます風景があります。
昨日、本校の野球部が県予選に登場し、サヨナラ勝ちを収めました。放課後の教室では、生徒が各々のスマートフォンでLIVE中継を見ながら一喜一憂する声が響き、職員室でも先生方がそわそわしながら試合の動向を見守っていました。
諦めずにしぶとく食らいつく姿勢は観る側のやる気に繋がります。柔道部も負けずに稽古に励みます!
【柔道部】成長のチャンス
本年度2回目の、川口市立高校での稽古です。
稽古にあたり、監督は今日の目標として、快適な環境の中で集中し、しっかり息を上げること、練習後に何ができるようになっているかを想定して当たること、の2つを示しました。
練習前の回転運動で、いつもは難なく行う倒立前転でつまずき、あれ?と苦笑いする部員が……。昨日のトレーニングが効いているようです。
大人数での練習はいくつもの課題に気づかせてくれます。開始早々、素早く相手を見つけよう!と、指示がとびました。組み手や体重なども頭に入れながら設定された間で積極的に動きペアをつくるのも、強くなるための大切な要素。「自分から動く」のは基本中の基本ですが、メンバーが決まっているいつもの練習では疎かになりがちな部分です。
元だち稽古も、足を止めず自分から仕掛けて技に入ることを意識して行いました。体格や柔道スタイルが多々ある貴重な練習の機会で手応えを感じた者、投げられて課題が見えた者、それぞれの気づきがあったようです。監督からの、立技から寝技への移行や動きの中で攻める場面が少なかったとの指摘も、中身を思い返しながらじっくりと聞いていました。
全体練習後、投げ込みと腕立て100回を行って、本日の稽古を締めました。
【柔道部】自分への挑戦!
本日の練習はトレーニングです。
「今日の目標は……フルパワーを出す!」という監督の言葉にのり、指示された4種類のメニューに取り組みました。
正しい姿勢、動きのイメージ、意識する体の部位、力の出し方や負荷のかけ方を細かく指導していただき、ペアになって一種ずつこなします。「まだまだ!!」「ファイトー!」と発破を掛けられ、自分の壁を超えようと気合を入れる声がトレーニング室に響きました。(外でこれを聞いた人は、驚くと思います)
激しいウエイトトレーニングの後、ロープトレーニングとチューブトレーニングをして本日は終了。今日は腕がパンパンになっているはずです。きちんとケアをして、明日の稽古につなげます。