2021年10月の記事一覧
【柔道部】毎日がワンチャンス
今日は青道着が多い日でした。あまり見ない光景です。
部活動の制限が緩和されたことを受け、レギュラー組は週末、夏休み以来となる出稽古へ向かいました。
本日、乱取りの課題は「苦手なことを練習する」。普段、あたらない相手との練習を振り返り、投込みや研究の時間には監督もいつも以上に細やかな指導をしてくださいました。
今週末から来月にかけても合同練習が組まれています。目的と課題を明確にして、有意義な時間にしたいと思います。
この間、ケガをしている部員は学校でトレーニング。
下半身トレーニングの様子です。少し変化をつけようと、この日はラダーを使いました。
道着を着ていても着ていなくても、地道な鍛錬の日々が続きます。
【柔道部】ときには、こんな風景も。
本日は体育祭の予行でした。
柔道部は体育委員の割合が多いです。放課後は委員でない部員も準備に参加し、グラウンドを整えました。
休憩を挟み、トレーニング。
監督に指示を仰いで戻ってきたキャプテンの中善寺が告げた「この後バスケだって!」の一言に、部員一同、大盛り上がり。ウエイトトレの後にロープ、チューブのトレーニングをテンポよく終わらせて体育館に駆け込みました。
一番活躍したのは、やはり、経験者の長瀬でした。「うまい…」「すげー」と感心しきり。
部員達には良い息抜きや気持ちの切り替えになったようです。
【柔道部】ギアチェンジ!
二学期の中間考査は、変則的な登校が続いたことで短い日程で行われました。学習面に不安があっては部活動に集中できません。考査前の1週間、部員たちはテスト前恒例の朝勉強を欠かさず行い、試験の準備をしました。本日から数日は返却期間。成果はあったでしょうか。
先日の大会後、全員で雰囲気をつくる意識をすべく、乱取り前に円陣を組んで気合を入れています。今日の発声は深井大里。「鯉渕先生がベンチコートを脱ぐくらいアツい乱取りをしましょう!」の一声で、元気よく5分6本の乱取りが始まりました。昨日も今日も気温が低く、柔道場の空気はひんやりとしています。こういう時こそ、縮こまらずに気を吐いて、明るく勢いよく稽古に励みたいものです。
時間や内容の条件が少しずつ緩和され、練習の幅も広がってきます。部内でも校外でも積極的に相手とぶつかり、勝ちから得る自信、負けから得る課題を貯金にしていこうと思います。
【柔道部】和気藹々
本日はトレーニング。
MAX測定の後、各自で内容を考え時間いっぱい取り組みました。
日頃から「トレーニングは楽しく!」と話している鯉渕監督。
トレーニングの様子を見て適切なメニューや体の使い方をアドバイスしながら、部員たちを会話でノセてくれます。やりとりを聞きながら、体を鍛える部員たち。余計な力みが取れて出せるパワーもあるようです。
監督と部員たちの、和やかなコミュニケーションが垣間見える時間です。
【柔道部】悔しさをバネに
敗戦から1週間が経とうとしています。
最近の練習を見ていると、部員たちは気迫を表す重要性に気づいたようです。動き然り、声然り、たとえ慣れた環境であっても緊張を保ち自分の気持ちの強さを出せてこそ、殻を破るきっかけも生まれるというものです。
3年生もサポートに来てくれました。
乱取りの相手だけでなく、研究の時間には監督が指導したイメージに動きを近づけるために身振りも交えて後輩に伝えてくれています。選手の目線で、間近で動きを見てもらえるのはとても貴重な時間です。
3年生引退後の練習風景を見て改めて感じたのは「いい子」であるということ。言われたことはできるようにする習慣は身についています。ただ、ずっと足りないままなのは、それによる視野の狭さです。
練習前の準備や片付けにも表れていますが、「何をしておくといいか」「次に何が必要か」を察して動けない場面を目にすることが多々あります。優先順位をつけてサッと反応できるのは、いつも同じ部員です。
日頃の“感じとる力”が弱い分、試合でも、機転が利かなかったり臨機応変さに欠けて対応が遅れたりするのだと思います。3年生はそういう“気づき”の部分に長けていたと、今日の監督の指導をとおして自分たちが補うべきものに気づけたのではないでしょうか。
成長させるのは、体や技術だけではありません。
【柔道部】雪に耐えて梅花麗し
今回の大会を、複雑な思いでじっと見つめていた選手がいます。
2年生の長瀬です。
7月に練習に戻ってきてからは病院に通う毎日。段階的にトレーニングの内容を上げてリハビリを続けてきました。体重管理を怠らず、ジョギングの許可が出るとスタミナを取り戻そうとさっそく走り込みを始める姿は、ペアを組んでトレーニングをしている1年生にも刺激を与えたようです。
今回の大会、「出られるかもしれないです」と、監督がエントリーしてくださったことを報告してくれた時の表情はとても明るく、大好きな柔道ができないことを我慢していたのがよく分かりました。一時は試合を想定して、打ち込み、組手、技の確認も行いましたが、ギリギリまで何度も話し合った結果、最終的に辞退の判断になりました。
本調子でないことは監督も本人も理解しています。その上で、試合に出たい、出してやりたい気持ちがあり、それぞれに相当葛藤があったはずです。けれど「予想より早く復調する」か「動けたけど悪化する」か、どちらもあり得る状況で感情を優先させることはできません。出場を目指して体をつくってきたこと、中学生の時に別の球技をしていたのも全部柔道のためだったこと、道着を新調したこと。今回は出られないとなった日、悔しさとともにいろいろな思いを飲み込もうとしている長瀬の様子からは、試合に懸ける思いの強さが伝わりました。
昨年度、同じように怪我ですべての試合に出場できなかった3年生の椙田は「下向いてる暇ないぞ」「悔しがれ」と、長瀬を鼓舞していました。寒い冬を耐え忍ぶ事で春に一番麗しく咲く梅の花のように、今のもどかしさを乗り越えて大きな成果を手にして欲しいです。
監督と二人でした我慢は、間違いなく、長瀬の原動力になっているはずです。
【柔道部】やらないでする後悔
地区大会、結果報告の続きです。
団体戦を控えた中二日の練習で、監督は「どれだけ戦えるか」という目標をあげました。チームとしてのながれが重要な団体戦は、自分も相手も個人戦との戦い方に違いがあります。対戦チームの分析と理想の試合展開を示された団体戦メンバーは、各々の役割を考えて研究の時間をとりました。
7日、団体戦当日も監督の指示は一貫していました。
「ひとりひとりが、しっかり仕事をする」
「3分間、丁寧に戦う」
「自分たちの雰囲気で相手を飲み込む」
個人戦よりも視線が集まるせいか、動きの堅い1年生。年長者としての責任を初めて感じた2年生。乗る波をつくることができず、結果は3位という不甲斐ないものでした。
思えば6月23日の職員朝会。3年生最後の試合となった総体予選団体戦の結果報告をした際、監督は「今のチームは埼玉栄以外には負けていない、褒めてあげてください」と、先生方の前で評価してくださいました。
先輩から結果を引き継げなかったことは、新チームにとって大きなショックです。
現段階でチームとしての戦略が立てられない、計算ができないことを見せつけられる苦い経験をした新チーム。マイナスな感情を引きずるのは良いことではありません。けれど、どうすべきだったかを意識の中に持ち続けていられなければ同じことを繰り返します。
今日の練習がどのように始まるのか。どのような空気をつくるのか。夏から続く、大きな課題と向き合います。
【柔道部】手ごたえを自信に
10月4日、秋季南部地区大会(個人戦)が行われました。
主な結果です。
60㎏級 深井(優勝) 飯島(2位)
73㎏級 中善寺(2位)
81㎏級 新井(3位)
100㎏超級 水島(3位)
試合終了後、監督は練習でも繰り返し伝えていた「勝負の場面で引かない」「前に出てチャンスを拾う」「山場をつくる」という課題を確認する一方、手ごたえを感じたとおっしゃってくださいました。
7日の団体戦、報告はこの後。
【柔道部】卒業生の今
ここ数日、監督のもとには卒業生から嬉しい知らせが届いています。
東北で、関東で、成果をあげている先輩方の話は現役部員たちにも励みになったようです。試合前ということで練習は軽めの調整でしたが、全員で声を出し、気持ちを高めていました。
そして今日は、杢先輩の教育実習最終日。
道場では、どうしても“先輩”“OB”という接し方をされるため、先生として距離をもつことに苦労された面もあると思います。
後輩たちがお世話になりました。3週間お疲れさまでした!