日誌

2022年9月の記事一覧

【柔道部】全力!!

昨日、今日と、三人打ち込みをする部員たちに、鯉渕監督からは「全力!!」と声が飛んでいます。自分に手加減せず、力を出す、出し切る意識を持つことは何よりも大切。

 

今日の練習には3年生が顔を出してくれました。練習の雰囲気が引き締まります。

手術明けの安静期間で体を動かせないまでも、後輩たちにアドバイスを送るのは須川。

取って取られての乱取りをするのは長瀬。なんか吹っ飛ばされるなあ……と苦笑いをしながらも腕力は健在です。

乱取りの後は、各自メニューを決めて1時間のトレーニングという指示が出されました。3年生たちがリラックスする横で、恒例となった富田先生のトレーニング指導。本日、無事に研究授業を終え、こちらも幾分か表情が和らいでいました。

 

頼れる先輩方の存在に助けられることが多い宮工柔道部。恵まれた練習環境に感謝して、後輩たちひとりひとりが、自身の“全力”のレベルを上げて欲しいと思います。

【柔道部】切磋琢磨

部員たちがよく口にするのは「いろんな相手と練習できるのは楽しい」という言葉。まだまだ感染症の不安はありますが、出稽古の行き来ができるようになったのは大きな変化です。

 

23日は川口市立高校にお邪魔して1日練習をさせていただきました。本校の他、牛久高校、前橋育英高校、前橋商業高校、千葉経済高校の参加がありました。

練習が始まる前、鯉渕監督は「苦手な組手、体格、そういうことを意識して相手を見つけること」とお話しされました。人数が多い日の練習は、本立ちでなければ乱取をする回数が少なくなります。いつもより楽ができるという考えが見える子、いつもより少ないから1本全力でいかないと!と積極性を出す子、どちらが意味のある練習をできるかは一目瞭然。

午後に組まれた練習試合の前には「勝つための考え方を練習すること」と指示がありました。相手より先にしかける、あえてもたせる、相手が考えていないことをしぶとくやる。普段の練習でも度々指摘される“試合のヤマをつくる!”という声が、この日もとんでいました。 

11月の新人大会、1月の選手権予選と試合が続きます。緩急をつけながら、自分を試す機会を大切にして欲しいと思います。

 

本日は雨の中、中学生が出稽古に来てくださいました。

元気よく練習をする中学生たちからは、疲れていても下を向かない!という基本的な姿勢が見えました。 

怪我をして練習に参加できないという中学生に簡単なトレーニングを教えているのは教育実習生の富田先生。食事や体重管理、トレーニングなど、柔道に関わる知識を聞くチャンスがあるのも卒業生が多い宮工柔道部の強みです。

 

 

年齢を問わず、強くなりたい、巧くなりたいという思いをもった者同士ならば学ぶところは多くあります。それぞれの集団で心を鍛え、技術を鍛え、高め合っていきたいと感じた二日間でした。

【柔道部】すべての道は柔道に通ず

ここ数日、柔道部の部員たちは意識面での課題を指摘されています。

 

週末の出稽古では練習試合を行いました。試合内容を見た鯉渕監督から出たのは「練習していないことを本番でしない」の一言。練習試合をするのは本番に生かすためだ、なんとなく試して“ダメだった…”となるのではなく次につなげる失敗をしなさい、強い選手は盤石な練習をするものだ、と厳しい表情で部員たちに伝えました。

雰囲気で“できるかも”と思ってすることは良い結果を生みません。これは、たとえば進路を決める大切な試験がある時、①求める結果を想定し②試験日から逆算して準備を進め③自信のある部分と弱点を見極めて④そこを補強する、のように先を見て計画を立て、本番までモチベーションを維持して勉強を続けるのと同じこと。結果が欲しければ、そこに到達するために足元をしっかりと固めるのは柔道でなくても変わらないのではないでしょうか。

また、昨日は「指示を待たない、考えて行動しなさい」と、これも何度も言われていることを改めて指導されました。以前、練習に来た卒業生が「ガツガツしてなくて物足りないけど、今の子たちって素直すぎるんだろうね」と話していたことがありました。監督を信頼しているからそうなるのかもしれませんが、自分に必要なことを考えて練習するのは当たり前のこと。素直な姿勢は大切ですが受け身ではいけません。新しい学習指導要領にも「主体性」が謳われているように、やるべきことや目標を自分で決めて行う意識はどんな場面でも求められます。

 

さて、本日は、寝技反復・打ち込み・投込みを行った後、富田先生の指導でトレーニングを行いました。

3年生もサポートをしてくれました。こういう場面で、見られていないとやらない、近くで声を掛けられないとできない、のでは得られるものは少ないです。

 

柔道場での指導が柔道をする時にしか必要ない、ということはありません。「道場の外でどう評価されるかが大切」と、監督が繰り返し諭されるように、柔道との向き合い方は普段の生活とも深くつながっています。主体性、計画性、継続性、積極性……。成果を出す人は、それ以外の面でも整っているものです。

【柔道部】ここから!

新チーム初めての挑戦を無事に終え、14日はオフ。軽めの練習にした2日間を挟み、本日から再度、エンジンをかけます。鯉渕監督からは「悔しい気持ち、うまくいったこと。今回、自分に残ったものを次につなげよう」とお話がありました。

宮工柔道部が目指すのは全国選手権、そしてインターハイ。頂点に立つために足りないものは何か。得るべきものは何か。目標を見据えて日々の稽古に励みます。

 

15日は実習生の富田先生が肩甲骨や股関節の動きを意識したトレーニングを指導してくださいました。

本日の乱取りでは大会の試合内容に触れた指導もありました。漫然とした練習は、部全体の士気に関わります。ひとりひとりの意識が、こうした場面で試されます。

 

連休は二手に分かれての出稽古からスタートです。

強くなるための練習がここから始まります。

【柔道部】点を線に

秋季地区大会。12日は個人戦、13日は団体戦が行われました。 

今回も事前申告で管理した上で選手一人につき保護者一名の入場が許可され、本校の保護者の方も応援に来てくださいました。 

 

今回もアツい場面を見ることができました。

66㎏級は飯島と粕谷の同門対決。制したのは粕谷徹心です。「高校生になって取ったことないから今回は1位になりたい」と、初戦から集中を切らしませんでした。試合の合間に、好きな物をそろえた差し入れをお父さんが持ってきてくれたのを知り「ありがたいですね」とニッコリ。気迫あふれる試合とは違う子どもらしさをのぞかせました。

試合後の2人は「楽しかったね」「練習通りだったね」「またやろう」とガッチリ握手!鯉渕監督からは、県大会もお前たちが引っ張って行けと激励されていました。

73㎏級では長畑吏玖人が3位入賞。昨年度から腰痛に悩まされ継続して稽古することができませんでした。今年の夏休みは鯉渕監督と相談をし思い切って負担をかけない期間をつくりましたが、これが結果的に功を奏したのではないでしょうか。

特筆すべきはキャプテンの新井です。準決勝では14分のGSを制して決勝に進みました。

今後、研究されて対策を練られるのは必至。それを越える成長を見せてくれるはず!と、期待が尽きない選手です。

 

13日の朝は、入館前から試合展開を真剣に相談し合う団体戦出場メンバーの姿がありました。出場する予定の山﨑が前日の試合で負傷し、チームの構想が大きく変わったのです。対戦を前に「試合の中で成長しなさい」と鯉渕監督。チームに動揺が走らないよう、宮工が取られた時には、想定内だからな、自分の仕事をしろ、と選手たちに静かに声をかけていました。

楽に勝てる試合は一つもない中で、もっともしんどかったのは武南戦です。取って取られてのシーソーゲームで一時は代表戦も覚悟しましたが、副将の飯島、大将の新井がしっかり仕事をしてくれました。

≪試合結果≫

大宮工業 4-1 鷹の台

武南   2-2 大宮工業(内容勝ち)

埼玉栄  4-1 大宮工業

川口市立 1-2 大宮工業

 

もっている手数を出す、使える手数を増やす、と明確な課題を持つことができた選手がいる一方、チーム全体としては、練習してきたことを試合で使わない、練習で言われていることを試合でやらない、という意識面での課題が改めて浮き彫りになりました。目的の無い練習は意味がありませんし、出稽古の機会を増やして技や展開を試しても本番で活かさないのでは意味がありません。今まで通りでは勝てない、強い相手と渡り合うこともできない。練習という点を線でつなげ、殻を破ろうとする気持ちで稽古と向き合いたいです。

 

9日から11日までは全日本ジュニア柔道大会の会場準備と役員参加。そこから続けて自分たちの大会に出場しました。相当な疲労感があったはずで集中が続くか心配しましたが、5日間を乗り切ることができました。

保護者の皆様、応援ありがとうございました。

【柔道部】心強い存在

試合前の部員たちを指導してくれている先輩がいます。今週から教育実習生としていらしている富田優希先生です。

在学当時は競技から離れることを考えてスポーツトレーナーの勉強をしようと進学を決めたそう。「先生に恵まれた」という自身の体験が夢になり、現在改めて勉強されています。

学んできた知識を活かして、トレーニングや体重管理など子どもたちが雑になりがちな部分を伝えてあげられれば、と話してくれました。

3週間、よろしくお願いします!

【柔道部】人事を尽くして天命を待つ

昨日の代表者会議で個人戦、団体戦共に対戦相手が決まり、鯉渕監督からは「相手にどう対応するか、説明できるように試合をイメージしよう」とお話がありました。早く試合したいです!と言うのは粕谷。こまめに体重計とにらめっこしているのは高橋。ここからいよいよ調整期間に入ります。

本日の練習後に集められた団体戦に出場する選手たちは、ひとりひとりの役割や理想的な展開をじっくりと指導されていました。1年生のうちから団体戦を経験しているキャプテンの新井や粕谷、山﨑もチーム編成が変われば意識することが変わってきます。昨年度の新チームが苦杯をなめたのはこの時期。それを知っている3人の雰囲気はいつもと違って見えました。その様子を見ながら、練習に参加してくれた中善寺と水島は後輩たちにアドバイスをしてくれていました。「どんな時も食らいついてきた」と監督が評価する3年生が観ている前で恥ずかしい試合はできません。

今の自分ができることをきっちり整えて、本番に臨みます。

【柔道部】いざ出陣!

2学期が始まりました。

一昨日、何気なく部室を覗くと壁に真っ黒なトンボが。

視線を感じたのか壁を離れたトンボは道場に入り込み、窓際をつたいながらゆったりと飛んで、外へ出ていきました。

真っ黒なトンボは“羽黒蜻蛉”といいます。お盆の時期によく見られるこのトンボは、田んぼの近くにいて稲の害虫を食べてくれることから“神様トンボ”とも言われ大切にされてきたそう。前にしか飛ばないトンボは不退転の象徴として“勝ち虫”と呼ばれる縁起がよい虫です。大会を前に現れてくれた羽黒蜻蛉が宮工柔道部に“勝ち”をもたらしてくれるでしょうか。

 

さて、新チームの初陣を一週間後に控えた週末の練習には先輩方が来てくださいました。

本番に照準を合わせるタイミングで胸を借り、試合で実践する内容を確認できるのはありがたいです。

先輩方、お世話になりました。