2022年10月の記事一覧
【柔道部】1年に一度。
29日(土)、30日(日)の2日間は宮工祭でした。
柔道部は毎年、1年生がダンスを披露しています。仕切るのが上手なのは高橋。BGMの準備やパフォーマンス中の音量など、細かくPAさんに伝えていました。
部活内のネタを盛り込んだのですが、うまく伝わったかな……?
実は3年生でも企画をしていたのですが、試験と重なり全員でできないということで、今回はパス。楽しむ時もしんどいことをする時も協力体制バッチリの5人。1年生の時には長瀬を中心に秀逸なパフォーマンスを披露してくれただけに、少し残念ではありました。
保護者の方にも観ていただけて、またひとつ、部活動の思い出作りができました!
【柔道部】積み上げたことを自信に
1月から柔道部の練習を記録しているノートが3冊目になりました。
2022年は、年明けこそ感染症の影響を鑑み、全国選手権に出場する須川の練習を最小限の人数で行うなど気を張りながらのスタートとなりましたが、新年度が始まった4月以降は普段の練習の他、出稽古や練成会を行うことができました。
もちろん、すべてが計画通りの実施ではなく、情勢を懸念して中止されたものや縮小されたものもあります。けれど、昨年度は2冊で収まった記録が新しい1冊に入ったということは、それだけ稽古の機会を与えられているということ。1日1日の練習をチャンスととらえ、漫然とこなしてはいけないと改めて感じました。
明日と明後日は文化祭です。
クラスの一員として役割をこなし、宮工生の一人として行事を楽しんだ後は気持ちを切り替え、柔道部の一員として練習に集中したいと思います。
【柔道部】遠路はるばる。
本日は川口工業高校の皆さんと合同練習を行いました。文化祭の振り替え休日ということで、放課後の時間に合わせて来てくださいました。
乱取り前の円陣も一緒に!今日の発声は根米です。緊張したのか、着地が決まらず必死な様子に鯉渕監督からもほのぼのと笑みがこぼれていました。
川口工業高校の監督・久松先生も、宮工柔道部の卒業生です。練習後、ご自分の名前が書かれた卒業生の札や出場した大会の記念写真を感慨深げに眺めていらっしゃいました。「これが優勝した時の賞状だよ」と思い出話を聞き、生徒さんたちも興味津々。
とても謙虚な先生でご自身の活躍も多くは語られません。代わりに話題にするのは柔道部の後輩たち。「久松先生、すごく強かったんですよ!」と、現役生が教えてくれます。
県内とはいえ、距離のあるところをお越しいただきありがとうございました。今後もぜひ、一緒に練習しましょう!
【柔道部】切り替え
考査も終わり、今日からまた、通常練習開始です。
日誌にも時折記していますが、柔道部の一員である前に大宮工業高校の生徒です。部活動を理由に「できない」「やらない」は通りません。学校でもそれ以外でも、やるべきことを自覚して優先するのは当然のこと。堂々と部活動に参加するためにも学校生活の土台になる学習面に不安があってはいけません。
考査期間中、柔道部は練習後に勉強会を行っています。昨日はその最終日でした。
お忙しい中、教科担当の先生方にお時間をいただいて分からないところを質問している部員もいました。しっかり成果を出して欲しいと思います。
本日の練習はギアの入れ直しということもあり、基礎の時間をいつもより長く取りました。地味なことをきっちりやる、手加減しない、体のバランスや力を入れるタイミングをつかむ、といった当たり前のことを再確認しました。
ところで、10月も終わりに近づき放課後の空気が少しずつひんやりしてきています。柔道着の色が汗で変わる部員たちも、さすがに今年はもう使わないよね、ということで、遅ればせながら大型扇風機を片づけました。
監督の席も防寒モードになりました。
季節を感じる、これも切り替えですね。
【柔道部】毎年恒例!!
中間考査3日目です。
毎年、この時期に3年生を中心にサプライズで企画するのが鯉渕監督のお誕生日会!!あえて当日を外すのは子どもたちの優しさですね。
今年は職員室で担任業務をされていた監督を呼び出し、柔道場へ来ていただいてお祝いしました!
前回の『31回投込み!』に続き、今回はカードでチャレンジを決めてもらいます。カードの中身は3年生がアイデアを出しました。監督が引いたのは……20秒3セットの早打ち!
受けも、もちろん3年生。「また肉体系かよ~」と笑いながら、チャレンジ開始です!
きっちりやり切ってくれるところは、さすが監督!こんなふうに企画にのってくれる監督を部員たちは慕っています。2年生は早くも「来年は……」と雑談をしていました。
ケーキには部員たちの思いが表れていました。
鯉渕監督、おめでとうございます!
【柔道部】雑力
今月6日から13日まで行われた世界柔道。「普段はまったくテレビ観ないのに、丸山選手の試合を何度も観てるんです」とお話してくださった保護者の方もいらっしゃるほど、部員たちは各々、日本人選手の活躍に熱い視線を送っていたようです。
そんな先週末、鯉渕監督からのお話にあったのは決勝で反則負けを喫した斎藤立選手の戦評。その中にあった「雑力」という表現が印象的だったと、部員たちに諭していらっしゃいました。
お手本のようなきれいな柔道は理想。試合の中でセオリーを体現するのは難しいことですから、それができる選手は素晴らしいです。ただし、試合は動きがありますしお互いに手の内を知り尽くしている部分もあります。そんな時、不十分でも技に入る状況をつくる、崩れたところから仕掛ける、手数を見せる。勝ちを引き込む展開に持ち込むためにどうするか、流れの中で考えて動く稽古をしようと指導された部員たちは、場面を設定しての30秒乱取りに取り組んでいました。
《関東大会県予選、武南戦の長瀬。綺麗な形じゃないけど、と言っていましたが、この一勝がチームを救いました》
プロ野球のクライマックスシリーズでも、体勢を崩しながらのヒットや送球が試合の流れに影響する場面がありました。自分がこだわっている何か、理想とする形を捨てても勝ちにいく執念もまた、雑力なのではないでしょうか。
斎藤選手は試合後のインタビューで「あんな負け方をするなら全部出していけば良かった」と話していました。指導3つの反則負けはもっとも悔しい負け方ではないかと思います。がむしゃらに泥臭く、落ち着いて丁寧に、試合展開にはいろいろな要素が混ざります。部員達には、選手としての自身の良さと譲れない部分の取捨選択をする意識を日々の練習で見せて欲しいと思います。
【柔道部】試練の時
放課後、1階の教室には机に向かう3年生の姿が。
公務員の二次試験に向けて勉強を進めています。
3人とも、信念をもって柔道と向き合い結果を出してきました。けれど、ここから先の試験で重要になるのは、むしろ、それ以外の部分です。一般的な知識があるか、将来の展望が語れるか、順序立てて意見を述べることができるか……。ひとりの高校生として、どんな背景を持っているか分からない全国の受験生と競います。
柔道を続けてきたことを大きな自信にしつつ、それに驕ることなく入念な準備をしてほしいと思います。
【柔道部】考える力
「手立てを止めない、次の展開を考える!」
「各自1時間、考えてトレーニング!」
ここ数日の練習、監督からの指導には“考える”という言葉が目立ちます。指示されたことを体現できるのは素晴らしいことですし聞く姿勢を持っていることは当然ですが、それだけではダメ。稽古でもトレーニングでも、個々の課題には違いがあります。必要なのは、自分の頭で理解して練習につなげる能力です。
乱取り前に定着した円陣を組んでの発声は、2年生が交代で行い気合を入れます。瞬時に言葉をまとめるのは難しいもの。似通ったフレーズもある中で、昨日、飯島の口から出たのは直前の研究で監督から指導をしていただいた中身の反復でした。今、大切なことは何かに気づくのも「考える力」です。
練習を見ていると、目の前のことに必死になって点を線にする余裕がなくなる場面が度々あります。部員の中から監督の言葉を反芻する一言があると伝わり方も変わるのではないでしょうか。
本日は練習前にインボディ測定を行いました。筋肉のバランスを把握しておくことは何のためか。数値で知った体組成バランスを何に活かすか。考えることは続きます。
(カメラに反応する高橋。良い結果だったのかな?)
【柔道部】土台作り
10月になりました。
「新人大会、選手権大会に照準を合わせるつもりはない。その先の試合を見据えよう」と、鯉渕監督。現2年生は、来春4月の地区大会で結果を出せなければ高校生としての試合が終わります。まだまだ時間があるようでも競技ができる時間は限られています。自分のために、欲を出して稽古に臨んで欲しいと思います。
今週は体づくりも意識して、軽めの乱取りの後、軽量と重量に分かれてトレーニングを行っています。入部して半年が経つ1年生も、そろそろ先輩たちにスタミナが近づいてほしいところですが、力の差が顕著に表れるのが現状。励まされることに甘えて必死さが見えない場面があるのはもどかしさを覚えます。
自分に厳しく食らいつく気持ち、そして、まだできる!とワンランク上を目指す気持ちで、チームの士気を高めていきたいです。