2022年11月の記事一覧
【柔道部】それぞれの学校行事
本日は強歩大会です。
昨年度も今年度も晴天に恵まれ、絶好のスポーツ日和。体育委員の仕事を下級生に任せ、3年生たちは初めての参加です。
柔道部の3年生は、それぞれに楽しんでいました。
クラスの友達と仲良くポーズしたかと思えば、
タイミングを合わせてカメラ目線の子もいたり。
そうかと思うと、偶然、後輩と歩を進める状態になった子もいたり。
役員の仕事がない1, 2年生は、練習でつけたスタミナを活かしてしっかり完走しました。
3年生は、これで大きな行事が一区切りです。学校生活を楽しむ一コマが見られてよかったです。
1,2年生は週末の出稽古で力を出せるように、今日はゆっくり休んで疲れをとってください。
【柔道部】学ぶは真似ぶ
本日は修徳高校へ出稽古にお邪魔しました。
一昨年の関東大会でも対戦した強豪校。チームとしてだけでなく、インターハイや全日本ジュニア選手権、国体にも出場する選手がいる、胸を借りるには願ってもない相手です。
さらに、今回参考になったのは「すぐ!」を意識した基礎練習。新人大会以降、鯉渕監督が改めて重点を置いている部分です。
修徳高校の監督・大森先生はとても明るくユーモアのある、お話の面白い先生です。本校の生徒たちにも熱心に声かけをしてくださいました。
片や、本立ちの乱取りでは自校・他校、双方の選手を鼓舞し、叱咤し、選手たちもそれに応えるように必死に組み合っていました。練習方法のみならず、子どもたちのノセ方や引き締め方の工夫など、指導する側としても学ぶ点を得ることができました。
ちなみに、今回の練習で「顔が広いな」と今さらながら感じたのは粕谷。「久しぶり!」「またやろうよ」など他校の選手と会話している様子を見ると、中学校までにたくさんの選手にもまれ厳しい練習を重ねて実力をつけてきたことがよく分かり、頼もしさを感じました。
週末にも出稽古と合同練習が組まれています。ここへ来て再度、感染症の拡大が懸念され「全国選手権予選に影響しないよう、年末は他校との接触はしない」と、鯉渕監督からお話がありました。
部員達には「一回に懸ける気持ち」をもって、稽古に励んで欲しいと思います。
【柔道部】ここから!
新人大会の後、学校では、2学年が3日間のインターンシップを行いました。
午前授業で終わる1年生と終日校外学習の2年生とで時間をそろえることができないこの期間、鯉渕監督は『自主練習』とだけ指示して、メニューや時間は部員たちに任せました。苦い試合を経て、この指示の目的は“考えさせる”こと。言われたことだけでは足りない、本番でやらない練習は意味がない。全員に必要なこと、全員が意識しなければいけないことと、個々が取り組む課題は違います。
放課後、トレーニング室や道場には、それぞれの時間帯で体を動かす部員たちの姿がありました。誰かにくっついてやる、なんとなく重いものを持ち上げてやった気になる。どこで自分を甘やかしてしまっているか、気づいて欲しいところです。
本日は水戸葵陵高校が出稽古に来てくださいました。OBの先輩方の参加もあり、練習試合の後の乱取りや一本取りが非常に有意義なものとなりました。
練習風景を見ていた先輩方の言葉が印象的でした。
「決め切らない甘さが気になりますね…試合の時に絶対出るから、明日からでも意識を変えられるといいですよね。」
「レベル関係なくガツガツやらないと。お互いに手加減しちゃってる雰囲気が全体にありますね。」
仲間を大切にすることと群れることもまた別。仲良し集団じゃいけない、と、夏休みに監督から指摘された点を改善できていないことが先輩の言葉で露わになりました。
チームを変えるのは、誰でもない、部員たちです。自分にも周りにも厳しさを持って、勝負に臨む雰囲気をつくって欲しいと思います。
【柔道部】失うということ
14日(月)、15日(火)の二日間、埼玉県高等学校柔道新人大会が行われました。
本校の柔道部は試合前から波乱続きでした。
中心選手の怪我による離脱。追い打ちをかけるように、代表者会議当日に登録メンバーが体調不良となり選手を急遽変更。大会当日にも発熱を訴える選手がいたためにチームはさらに慌しくなりました。校長先生を通して教育委員会への報告をし指示を受け、全員が抗原検査を受けた後、専門部の協議を踏まえて予定通り出場が決まりました。試合直前から当日まで、あまりの予定外な出来事の連続に、応援にいらした保護者の方が「監督も頭が痛いよねえ」と、気遣ってくださるほど。
協議を待って待機する間、え?試合できないの?と口にする2年生に「何言ってんだよ、やるんだよ」と力強く言ったのは1年生の島村です。秋季地区大会でチームに貢献できなかった分、ここでやり切ろうという覚悟を決めたように感じられました。
どんなチーム状況でも勝たなければならないのが宮工です。「雑なことはしない」「3分間を使って丁寧にやる」と、鯉渕監督は静かに選手たちに伝えました。
二試合を危なげなく決めた5人でしたが、分岐点となる第三戦、良いところを出せずにここで敗退となりました。トラブルが立て続けに起きたとはいえ、山場の試合を見据えて「お前たちを信じてるから。できるから。」と言ってくださった監督の期待に応えられなかった……こんなに不甲斐ないことはありません。
本調子ではないにしても“大宮工業に勝った”喜びを爆発させる対戦相手を見ると、それだけ『大宮工業高校柔道部は強い』が定着していることが分かります。
試合会場では「大宮工業どうしちゃったの?」「今回は大変だったね、どこも他人事じゃないからね」「大宮工業には頑張ってもらわないと!」など、他校の先生方が温かい声をかけてくださいました。一方、試合の動画を観た卒業生や応援席で観戦していた3年生からは辛辣な指摘をたくさんいただきました。
今回のチーム状況で勝った時、自信になることは間違いありません。けれど、集団が今ひとつ競争心に欠ける現状で勝ってしまっては向上心が芽生えないのも事実です。今回の敗戦は宮工柔道部には必要な負けだったのではないかと感じています。
本気で目指しているものがあれば今回の結果を受けて個々の意識や集団の雰囲気は目に見えて変わるはず。こればかりは、部員ひとりひとりの考える力に期待するしかありません。
もう一度、土台から作り直して『強い宮工』の誇りを取り戻して欲しいと思います。
《試合結果》
大宮工業 5ー0 上尾
熊谷商業 0ー5 大宮工業
大宮工業 1ー2 武蔵越生
【柔道部】自分を試す
大会前日の調整です。
ウォーミングアップの後、監督に集められた団体戦メンバーは、試合を想定してチームの戦術と各々の役割を確認しました。楽な試合は一つもありませんし、何が起こるか分かりません。打ち込みや乱取りの合間にも、選手たちは細かく指示を仰いでいました。
3年生に積極的に当たりにいくのは、キャプテンの新井です。本日、胸を貸してくれたのは長瀬と須川。静と動のコンビとも言える2人は、個人戦での成績もさることながら、団体戦でもそれぞれがしっかりと役割を果たしてくれました。
頼りになる3年生は応戦席から見守ります。
不安は拭えませんが、新チームとしてひとつの試合を経験し、自分たちも先輩に続ける!という自信を得て欲しいと思います。
【柔道部】試合前のモチベーション
本日の柔道場は、どこかソワソワ……。
それもそのはず。金メダリストの濱田尚里選手と稽古ができるとあって、始まる前から落ち着きがありませんでした。
濱田選手に伺うと、コロナ禍の前はよくいらしていたとのこと。男子高校生は短い期間にすごく成長を感じるとおっしゃっていました。
3年生も力試しに当たりにいきます。実力のある選手と組めるのは嬉しいものです。
「ミーハーなんだよなぁ」と鯉渕監督に笑われながら、一緒に写真を撮っていただきました。
濱田選手、またお待ちしています。
ありがとうございました!
【柔道部】恩返し。
本日の練習には3年生が全員そろって参加してくれました。
現役当時と変わらず気迫が前に出る須川。「ラスト一本!」などと声を出して盛り上げてくれる前キャプテンの中善寺。公務員試験を控えながら参加してくれた長瀬。水島と深井は週末の練習にも来てくれました。
中学生の大会審判から戻ってきた監督と談笑。見慣れた光景が懐かしく感じられます。
受けに徹し、時には煽り、“試合成績”という縛りが無くなったことで上級生がメキメキと強くなるこの時期。3年生が選手だった時も、引退した先輩方は時間の合間を縫って練習に付き合ってくれていました。
先輩方に鍛えられて実力を伸ばせたように、自分たちもまた後輩たちの壁になり、強くなろうと食らいつくきっかけをつくる。それが柔道部の中の恩返しであり、思いを先につなげることではないかと思います。
【柔道部】支えを受けて
新人大会が近づいています。
本番に向けて技術や体を整えるのに加え、「雰囲気にのまれない」気持ちをつくるのも仕上げのひとつ。3日に参加した群馬県での練習会では、強豪校がそろう中、臆せず当たりにいく様子を多く見ることができました。
知らない相手や初めて対戦する相手と当たった時、考えて様子を見るより、まず自分から前に出て攻める姿勢が大切。引いた一瞬で勝負が決まってしまったらそこで終わりなんだよ、というのは、普段、監督から指摘されていることです。たくさんの選手の胸を借り、勝負にいく意識を徹底できたのではないかと思います。
また、本日は立教新座高校との合同練習を行いました。水島と深井の2人が後輩を鼓舞します。
先輩、他校の選手、道場の知人。周りにいる人の支えを、しっかり本番につなげたいと思います。
【柔道部】弾丸帰省!
振替休日2日目。本日の練習に顔を出してくれたのは平成30年度の卒業生です。
夏休みに帰省できなかったお兄さんが帰ってきて喜んでいるのは粕谷。寝技、乱取り、息上げと、何度も当たりにいっていました。
仲良しの兄弟です。
柔道するの1年ぶりだ、と、念入りに体をほぐして練習相手になってくれたのは忍田。この後、仕事なんです、と、少し早めに上がりました。
2人とも、貴重な時間をありがとうございました!