2023年4月の記事一覧
【柔道部】時を重ねて
高校に入学して青道着を新調した1年生たち。濃い青は真新しさが光ります。日本の伝統色でいうと群青色あたりかと思います。部員の一人は「早く褪せさせたいなあ」と話していました。
対して先輩たちの青道着は使い込まれた色味。こちらは浅葱色といったところでしょうか。それだけ稽古を積んだ証です。
道着の馴染みを「これだけやった!」と自信に変えて、他校と競り合っていきたいです。
【柔道部】次の目標
22日(土)は卒業生の先輩方が顔を出してくれました。監督へ近況報告も兼ねつつ後輩に稽古をつけてくれる先輩方の存在は本当にありがたいです。とくに粕谷と飯島は、休憩の時間や練習後も進んでアドバイスを受けにいっていました。
23日(日)は青山学院大学にお邪魔して、大学生や社会人の方々と稽古を行いました。以前、本校に来てくださった西山さんとも3ヶ月ぶりの再会。3年生の新井と山﨑は乱取り稽古をお願いしていました。
校外での稽古は子どもたちに社会経験を積ませる機会でもあります。事前の準備はもちろん、大学の雰囲気に触れたり出先での振る舞いを意識したり、様々な勉強をすることができます。
ゴールデンウィークが明けると関東大会県予選。月が変わるとインハイ予選。目標に向かう過程で、考える力や気づく力を強くして自律心を持って欲しいと思います。
【柔道部】覚悟と信念
望むもの、目指すところが明確な子からは雑念が見えないーー。
17日、個人戦に臨む飯島の雰囲気はウォーミングアップの時から他の選手たちと違いました。数カ月前、粕谷が県チャンピオンになった時と同じです。
もともと、-60kg級でも-66kg級でも結果を出してきた選手です。-60㎏級では先輩、-66㎏級では同級生と頂点を争い、同門対決の難しさも知っています。今回も準決勝で後輩の髙橋と当たり、お互いに流れを譲らない試合を展開しました。結果は、技のキレとスピードで勝った飯島の勝利。
役員の仕事を終えて試合を観戦した1年生たちは、カッコいい……と目を輝かせていました。この日を境いに高校生レベルの稽古や試合に臨む後輩たちに憧れを持たせた二人の先輩。さすがです。
決勝戦をモノにして畳を降りた飯島は同級生に囲まれ祝福されていました。ずっと目標にしてきた「頂点に立つ」信念を曲げず、高校生の最後の大会で階級を上げて挑戦するという大きな決断をした思いを一番近くで感じとっていた仲間です。飯島自身も「自分はできる」確信をもつことができたのではないでしょうか。
18日の団体戦は「そつなく丁寧に」「自分の形がうまくいかない時に切り替える手立てを考える」が合言葉。
ここに、覚悟を決めた選手がもう一人。今季の試合から復帰した山﨑です。個人戦の出場も悩みましたが、「“止めてくる”役割ができればいいかなと思って」と団体戦に的を絞ることに決めたそうです。大きな怪我と手術の後、稽古の中で痛みやかすかな違和感に不安をもちながら自分の動きを取り戻し、その決意を示すかのようにしっかり存在をアピールしてくれました。
なお、今回の試合は観戦する保護者の人数制限がなくなったこともあり、2日間ともたくさんの応援をいただきました。ありがとうございました。
≪主な試合結果≫
個人戦
-73㎏級 飯島 1位 髙橋 3位
-81㎏級 坂本 ベスト8
-90㎏級 新井 2位
-100㎏級 島村 3位
団体戦
大宮工業 4-0 鷹の台
大宮工業 2-0 武南
大宮工業 4-0 川口市立
埼玉栄 3-1 大宮工業 第二位
【柔道部】今季スタート!
新年度最初の大会を迎える前にと、本日、保護者会を実施しました。
時間より前に道場へいらしてくださった保護者の方々は、子どもたちの稽古を見ながら監督も交えてコミュニケーションをとっていらっしゃいました。
稽古は昨日から調整に入っています。打ち込みも乱取りも、今の目標は「試合でやることの確認」です。
保護者会では、鯉渕監督から指導方針についてお話があった後、昨年度の活動報告等が行われました。お足元の悪い中、ご出席いただきありがとうございました。
【柔道部】勝負の時
4月10日(月)に入学式が行われ、新一年生は昨日・本日とオリエンテーションが続いています。校内施設見学やLHRなどを通して高校生活に慣れる期間です。
本日は部活動紹介と体験の時間が設けられ、来週の大会に出場する1年生も本格的に稽古が始まりました。
15時を過ぎると「鯉渕先生、まだ戻ってこないですか?」「まだ連絡ないですか?」とソワソワし始める部員たち。毎回、代表者会議がある日は組み合わせを心待ちにしてこのような雰囲気になります。
乱取り稽古の後は三人打込で息をあげ、本日の稽古は終了しました。
ひとりひとりが、何を目標に、どのような試合を見せてくれるのか楽しみです。
【柔道部】春休み最終日!
本日、春休み最後の稽古です。
粕谷と飯島は誰よりも集中して稽古に励んでいました。ふたりの様子からは、少しの時間も無駄にしたくないという気合が感じられます。
監督からじっくり指導を受けているのは高橋です。先日の出稽古では卒業した先輩から「今はたくさん悩む時期」と励ましの言葉をかけられていました。試行錯誤を継続して引き出しを増やしていってほしいです。
明日はオフ。学期や休業の終わりは「自分がどうなりたいか」目標定める節目です。年度を跨いで稽古を続けてきた分、ここできっちりと切り替えて、改めて気持ちを整え新年度を迎えたいと思います。
【柔道部】季節を感じながら…
寒さも緩み、ここしばらく道場のヒーターは出番なしです。ただ、本日の外は春の嵐。向かい風の中、元気に登校した部員たちは変わらず稽古に勤しんでいました。
明日は関東大会出場メンバーを決める部内戦。
今季の大会が、いよいよ始まります。
【柔道部】春休みの総仕上げ
本日から3日間は立教新座高校での出稽古です。ここには桐蔭学園や武蔵野高校、千葉経済大附属高校など県外の高校も参加しています。ここまでやってきたことを試す地区大会前の追い込みに位置付けたこの期間は、部員たちにとってしんどさがピークになる頃でもあります。
初日の今日は、午前中に練習試合を行いました。
開始早々、試合の入りが悪い、気持ちをつくって入りなさいと、鯉渕監督から精神面での指摘を受けます。
ワンテンポの遅れが試合を左右する柔道。相手から目を逸らさない!まずまっすぐ前に出る!と、これまでの稽古でも伝えられていますが、組みながら相手が何をしてくるか考える余裕が今日は無いように見えました。
そんな中、いただいたアドバイスを実践しようとする部員の姿もありました。
生徒を連れて稽古に参加していた柔道部の先輩でもある岡安先生が、日頃の稽古で心がけなければいけない姿勢を新2年生の髙橋に伝えてくださいました。午後の乱取りでさっそく行動に移した髙橋。学校に戻ってからの稽古でも継続してほしいと思います。
ひとりひとりの意識が、宮工柔道部を強くします。