日誌

2023年6月の記事一覧

【柔道部】精力善用 自他共栄!

雨のために延期された先週の体育祭が、本日、行われました。

連合長の飯島は団旗を持って登場。

3年生たちは柔道の試合とはまた違う迫力を見せてくれました。学年別のクラス対抗リレーでは、新井から粕谷へのバトンタッチが。ここまで柔道部を引っ張ってきた2人がクラスでも活躍します。

残り1種目となった時、おもむろに集まる柔道部。その目的は……

宮工音頭!!

1学年種目に上級生が混ざって盛り上がる最後の種目に、柔道部の上級生たちはチームで参加していました。微笑ましい光景です。

昼休憩を取り、体育委員と一緒に片づけを行いました。自分の力を役立て互いに助け合う……柔道の教えは日常でも活きます。

毎年恒例の集合写真!

みんな、お疲れさまでした!!

 

 

【柔道部】気持ちを落とすな、次を見ろ

高校総体県予選を終え、一週間が経とうとしています。

大会翌日はオフ、翌々日は体育祭の準備(体育祭当日はあいにくの雨で延期となりましたが)と、チームとして改めて気持ちを整理する余裕がないまま慌ただしく1週間を過ごしました。

 

24日(土)は秀明英光高校、25日(日)は立教新座高校へお邪魔し、国体練習に参加しました。土曜日には練習試合もさせていただきました。

これも、強い先輩がいるから経験させてもらえること。候補選手の粕谷は高いレベルで練習できることに手応えを感じ、受けで同行した2年の高橋も刺激をもらったようでした。

こうした場で、チームにとって最大の目的は「練習の仕方を見て学ぶ」こと。やみくもにあたればいいというわけではありません。考えて練習するから強くなるのです。レベルの違いや足りないところ。もっと努力できるところ。真似したいと感じたこと。小さな気づきを逃してほしくないと思います。

【柔道部】糧

6月19日。個人戦の結果から気持ちを切り替え、「やり切ったと言える試合をしよう」と、監督とともに最後の団体戦です。 

 

2回戦までは堅実に勝ちを収めました。ここからもう一段ギアを上げる、と挑んだ3回戦。予期せぬ展開で流れを引き寄せられず、ここで敗退となりました。

 

部員たちを集めた監督は3年生を前に「この代は、もっている力をうまく出せなかった代だったね」と振り返りました。本人たちがもっとも痛感している部分だと思います。たらればで悔しがっても、その時には戻れない。ほんの一瞬で勝利がするりと抜けた場面を何度体験したでしょうか。それでも、目標を達成した者、それを見て練習姿勢が変わった者。最後のチャンスに懸け頂点だけを見て、試合の合間の集中力が普段とは各段に違う選手もいました。一方で、稽古に参加できない分、サポートに徹する、悔しい気持ちを一旦抑えて仲間の応援に回る、痛みよりも期待に応えられなかった不甲斐なさに苦しむ、このチームの3年生たちは、相手を思いやれる優しい子たちです。

これから進路活動にシフトする3年生たちには、柔道を個々の人生を豊かにする「糧」として、育てた内面を活かしてほしいです。

 

昨年度の卒業生・須川は最後の大会を終え「3年間で一番気持ちいい試合でした」と清々しさを見せてくれました。結果云々ではなく、そんな風に3年間の活動を終えるのは難しいことなんだと改めて感じる今大会でした。

 

≪試合結果≫

大宮工業 5-0 進修館

大宮工業 5-0 花咲徳栄

武南   2-1 大宮工業  ベスト8

【柔道部】近くて遠い、あと一勝

12日(月)と13日(火)、全国高校総体県予選が行われました。

男子個人戦は12日に軽量級、13日に重量級が試合を行いました。3年生には節目の挑戦です。

 

長畑吏玖人(−73kg級)

高校生最初の地区大会は減量に苦労しました。持病の腰痛が悪化しトレーニングが続いた期間もありました。同じ時期に怪我で稽古から離れていた先輩の必死な姿に感化され体づくりに励みました。

 

根米桔平(−66kg級)

稽古中の怪我、感染症の影響、抜擢された新チームの団体戦では直前に自身の発熱…と、思い通りにいかなかったことが多く続きました。真摯に稽古に励む姿は「この子が一番強い」と思わせてくれました。卒業生が来ると最初に稽古をつけてもらいにいく真剣さ、文化祭のダンス企画を盛り上げるムードメーカーの一面、チームの雰囲気づくりに大きく貢献してくれました。

 

杉山翔(+100kg級)

入学当初は専門科の課題と稽古を両立させるしんどさに、つぶされそうになったこともありました。学校生活では担任の先生からの応援、部活動では休日の稽古に顔を出す度、付きっ切りで指導をしてくれる卒業生に支えられ、ここまでやり切りました。


山﨑柊哉(+100kg級)

校外での練習や試合の日に限って負傷することが多かった山﨑。新チームが始動した直後の大怪我で戦線離脱した時にはひどい落ち込み様でした。手術に耐え予定よりも早い回復力を見せてくれ、リハビリやトレーニングに励む様子を、仲間たちが応援してくれました。

 

飯島翼(−73kg級)

高校柔道は−60kg級からスタート。減量のしんどさにチーム内でのライバル対決と、精神面での壁に真正面から向き合いました。階級を上げることを決心した高校最後の今季。不安もあったと思いますが初挑戦で地区大会優勝。シード権を勝ち取りました。

 

粕谷徹心(−66kg級)

実力充分で入学した粕谷。県大会優勝の目標が明確になってからは勉強への姿勢も稽古への集中も大きく変化しました。普段の生活の中で他の先生方からも一番気にかけていただいたのが粕谷だと思います。全国大会を経験し、一回りも二回りも内面を成長させました。

 

新井康仁(−81kg級)

程よくリラックスして伸び伸びと稽古する新井は、他人に気を配れる、優しさの溢れた選手です。2年生の時には−90kg級に階級を上げて、ここでも結果を出しました。個人戦でも団体戦でも、本番の強さ、可能性の広がりをたくさん見せてくれました。

 

 

《試合結果》

  −66kg級  粕谷(準優勝)

  −73kg級  飯島 高橋(ベスト8)

  −81kg級  新井(第3位)

  −90kg級  坂本(第3位)

−100kg級  島村(ベスト8)

+100kg級  埜口(ベスト8)

【柔道部】機は熟した…いざ!

試合前日の調整です。

今回は軽量と重量で試合の日が異なるため、乱取り稽古は一本の時間を微妙に変えて行いました。

練習後、鯉渕監督から「インターハイは何が起こるかわからない」と気を引き締められた部員たち。他県でも予想外の展開が起きていることを見ると、少しの差で結果が変わってくるのだと言うことを実感します。

とくに、3年生には最後の個人戦。大一番に臨みます。

【柔道部】力を借りて

重要な大会の1週間前。学校は三者面談期間で、活動中に監督不在の日が続いています。

面談に合わせて部員たちの出入りもあり自分たちだけで緊張感を持続させることがなかなか難しいところ、本日も卒業生が稽古の相手をしてくれました。

鯉渕監督も合間を縫って稽古を見てくださいました。監督の姿に安心したのか、稽古中の部員たちはより気持ちを高めているようでした。

 

全国高校総体県予選まで、あと3日。

【柔道部】その意図は……

先日、杢先輩が指導してくださった際の練習の組み立ては、いつもと少し違っていました。

反復、乱取り、など、ひとつひとつの項目は同じ。違ったのは、その間隔です。いつもよりたった5秒、間が短いだけで集中力と緊張感の度合いが上がっていました。

「稽古の時間はいつもより短いけど、いつもと同じくらいの疲労度は感じるよね」と言う先輩の言葉を部員たちは頷いて聞いていました。毎日だと疲れちゃうかもしれないけどたまにはこういうのもいいかと思って、と、後輩たちに新しい視点を持たせてくれた先輩に感謝です。

 

日々、監督の指示に沿って行う稽古は前日と変わらない部分もあれば微妙に変更される部分もあります。変える理由、変えない理由、稽古の順序の理由、時間設定の理由……「考える」稽古には必ず「気づき」がついてきます。それが多い分、成長もするのではないでしょうか。

 

全国高校総体県予選まで、あと4日。

【柔道部】関東、そして全国へ

2日(金)、関東大会出場選手は調整練習の後、現地へ出発しました。朝からあやしい空模様で時間が経つにつれ激しく降る雨の中での移動が心配されましたが、無事到着。

3日(土)の居残り組の練習は、卒業生の杢先輩が指導に来てくださいました。翌日の試験を前に顔を出してくれた、同じく卒業生の三上先輩も受けに回り、乱取り稽古でも部員たちの相手をしてくれました。

4日(日)は3年生がメニューを考えて打ち込みとトレーニング。練習が終わった絶妙なタイミングで宮工の試合が始まり、配信されている動画を観て声援を送りました。二日間、部員たちをまとめてくれたのは根米。後輩への指示や監督への報告を細やかにしてくれました。

 

県予選を3位で通過した宮工柔道部。初日は二試合を行い、テンポの良い試合運びを見せました。控え選手の長畑は「鳥肌が立つくらいチームがひとつになってて、流れを引き寄せた感じだった」と話してくれました。

二日目。この時点で残っている公立校は、本校と習志野高校の二校のみ。迎えた相手は神奈川県1位通過の東海大相模高校です。終わってみれば今大会準優勝の一枚も二枚も上手な相手に一つの分けが精一杯でしたが、挑戦できたことは彼らにとっての収穫です。 

 

≪試合結果≫

大宮工業 4ー1 成田

大宮工業 3-0 桐生第一

東海大相模 4-0 大宮工業   ベスト16

 

1週間後はインターハイ県予選。気持ちを入れ直し、全力で挑みます。

【柔道部】今の一念

6月になりました。

先月末から卒業アルバムの写真撮影が始まり、部活動でも、3年生たちは選手として過ごす時間に区切りを迎えようとしています。

(関東大会に先立ち、壮行会をしていただきました)

(金鷲旗大会のチーム写真を撮影しました)

 

明日、関東大会に出場するメンバーたちは朝から調整練習を行った後、茨城へ出発します。学校に残る部員たちの目標は2週間後の高校総体県予選。例年通りなら4月の大会を最後にチームのサポートに回る3年生もいるこの時期、今回は各地区ベスト8以上の枠がなくフリーでの出場となりました。ひとりひとりが、このチャンスを大切にしてほしいと思います。

 

先日、世界水泳代表の座をつかみとった池江璃花子選手。4年前、白血病を発症した池江選手は治療を経て競技に復帰しますが、世界水泳出場をかけて挑んだ昨年の選考会ではわずか0.06秒、標準記録に届かず出場権を逃しました。これ以降、結果が出ない時期が続き、弱気になっていたそうです。ただ、そのような時でも「日本一になる練習はしてきた」思いだけは曲げなかったと振り返り「自分がしてきたことを信じてあげてもいいんじゃないか」と、今大会に臨んだと話していました。インタビューでの『 最後の最後、苦しくなった時の最後のひとかきが勝負の分かれ目だった』という言葉は印象的でした。

ここ一番の“やってやる”気迫が大切ーー。普段、監督から言われている言葉と重なるところが多々あります。自分を信じられるかどうか、しんどい場面で気持ちで負けないかどうかは普段の鍛錬次第です。

ワンチャンスで勝ち切るため、できることをすべてやり、本番を迎えたいです。