2025年4月の記事一覧
【柔道部】新たな壁
春季地区大会は、なかなか厳しい結果でした。
個人戦では3年の福島と梅津が気を吐きましたが、詰めの甘さが目立ちました。
チームの真価が問われる団体戦。監督が「チームの尖りと凹み」と表現するように、どこのチームにも取ってくる人、止めてくる人がいます。どのように相手を見極め、試合の流れに合わせてどのような試合展開をするか…瞬時に考えなければなりません。
関東大会県予選につながる今回の団体戦は、軽量級と重量級を配置して組まれます。選手の階級で言うと、宮工は決して有利ではないレギュレーション。難しい試合が続く中、しっかりとやることをやってきたのは中堅の手塚でした。緊張を振り払うようなスピーディーな動き。本人も、強みに自信がついたようでした。
監督不在の本日、稽古の後半は個々の判断で研究組とトレーニング組に分かれ、レベルアップのきっかけづくりをしました。この時間に行ったことを意識に残し、翌日以降の稽古で見せて欲しいです。
おまけ:稽古の後の一コマ。
これだけでは、何をやっているのだかさっぱり分かりませんが…全日本選手権の観戦中!道場には、「やーっ!!」の掛け声が響いていました。
好きなことに夢中になっている子どもたちの光景は、とても微笑ましいです。
【柔道部】不動心
地区大会前日。
試合規模の違いは関係ありません。
場所の違いも関係ありません。
気を抜くことなく、固くなりすぎず、いつもどおり、やることをやるだけ!
それぞれが良い緊張感をもち、畳の上に立ちます。
新年度初戦、応援、よろしくお願いします。
【柔道部】先輩の姿
道場の掃除は1年生の仕事。朝の道場には、畳の上を掃く1年生たちの姿があります。
一緒に作業をしてくれるのは2年生の篠宮。前日は武内も協力してくれていました。本来、掃除は“誰かにやらせる”ものでもないしペナルティでするものでもありません。使っている道場をきれいにするのは部員全員の役目でもあります。後輩が入ったら一緒にやりながら教えてあげたい、と話していたとおり、側について面倒を見てくれています。
朝練をする3年の埜口。掃除の時間に重ならないように、予定を早めて行っていました。
鯉渕監督の「道場の外でどう見られるかが大切」という指導もあり、年下だから、と扱うことなく気遣いができる先輩たちの姿は立派です。
【柔道部】やってみよう
地区大会が目の前。今季から試合時間やルールの変更があり、日々の稽古でもそれらを意識した内容が組まれています。
反復から乱取りまで、監督からは細かな指導がされています。その中で、子どもたちの励みになるのは「〇〇した結果の失敗だからいいんだよ」の一言ではないでしょうか。同じ“投げられる”結果であっても、そこまでの過程がどうだったかが、本番の試合につながります。
フィギアスケーターの鍵山優真選手。あるTV番組で、練習を見ていたコーチを務めるお父様が「失敗が中途半端」と指摘している場面がありました。
高校生もプロも同じ。挑戦する姿勢、粘る姿勢、目的が感じられる姿勢…それらが見えて初めて「よい失敗」なのだと思います。新たなルールで新たなシーズン。“やってみよう”の前向きな姿勢で向き合いたいです。
【柔道部】船出
すでに入部を決めている一年生を迎え、柔道部はトレーニングや稽古に励んでいます。この日はチームを2つのグループに分け、グラウンドとトレーニング室を行き来して鍛える時間。
稽古では監督も受けになり、細かく指導してくださいます。持っている特性を大切に、それを十分に活かせるよう粗を削っていくのが新入生たちの課題です。
10日後の試合を見据え、乱取りでは本番を意識した声が飛びます。
個人として、団体として、新たな挑戦をするシーズンがいよいよ始まります。
(おまけ:やっぱり仲の良い先輩と後輩。和みのワンシーンです。)
【柔道部】始まりの合図
新年度の大会から新ルールが適用されます。これについて、鯉渕監督から丁寧な説明がありました。部員たちは想定される場面を見ながら、展開のパターンや対応の仕方を考えます。
稽古の中に組まれた研究の時間、動きの中でピンとこない点を相談したりひらめいたことを伝え合ったり。
新しいことへの挑戦は、見ているこちらもワクワクします。
【柔道部】見られるということ
新年度に入り、春休み二度目の校外練習。2日と3日は立教新座高校にお邪魔して合同練習に参加しました。
監督から、改めて示された目標は二つ。どんな相手とどんな練習をするかを考えること。そして、どんな相手とも自分の柔道をすること。
チームの雰囲気から学ぶことは多いです。習志野高校は遠征後の参加だったそうですが、それを感じさせない集中力で1日励んでいました。怪我で稽古ができない子も手を休めることなく筋力強化に取り組んでいて、強さの理由を見た気がしました。言われないとできない、言われたことしかやらない、では上を目指せません。認められるところまで高めるということを彼らは知っているように思います。
また、校外に出ると、かつて宮工柔道部に籍を置いた方々が県内外で柔道界を支えていることに気づかされます。今年度から勤務される高校の柔道部を率いていらしたのは根岸先輩。同じく、道場で指導する子どもたちを連れて姿を見せたのは出牛先輩です。この日も稽古の傍ら、思い出話に花を咲かせていました。
1月の県予選を境に、先輩方の来訪が増え、外部からの関心も多くもたれています。大舞台を経験したチームの評価はここから。体力、技術以上に心を鍛えるチームでありたいと思います。