日誌

2025年8月の記事一覧

【柔道部】ラストチャンス

28日・29日の2日間は、夏休み2回目となる錬成会に参加しました。

多くの高校と校外練習を繰り返し、たくさんの課題が見つかりました。根底にあるのは「気力」。どんなに技に磨きをかけても、思いきりや勢い、粘りがなければ、それは光りません。自分の“弱さ”を自覚して向き合い続けることができたか。克服する努力を続けることができたか。答えは9月の試合が教えてくれます。

【柔道部】指導者の思い・2

全国高校野球選手権大会が終わりました。

開会後の残念なニュースもありましたが、『グッドルーザー』という表現が広まるほど、選手たちの清々しさは観ている人を温かい気持ちにさせました。また、仙台育英高校の須江監督は2部制になった今大会を『人生最高の夜ふかし』と形容しています。選手の目線に立ち豊かな表現で語る須江監督は、選手たちと一緒に試合を楽しむことのできる方なのではと感じます。

優勝した沖縄尚学高校の比嘉公也監督は、3年生の時、左腕エースとして春の選抜大会に出場。沖縄に初の優勝旗をもたらしたチームは大きな話題となりました。その後、監督として就任した2008年にも同大会を制しています。

比嘉監督曰く、監督の役割は、技術指導よりも、環境を整え選手達に気づかせてやること。過去のインタビュー記事によると、指導の軸は「野球だけしにきた、は駄目」という理念にあるようです。

「毎日同じ通学路でも、なにか変化を発見する感性を養って欲しい。それは人生を豊かにすることにもつながるし野球とも結びつく。見つけられなくても見つけようとする意識で見ることが大事なんです。どこのチームだってユニフォームを着たら一生懸命練習する。だから、ユニフォームを脱いだ後が勝負だと思うんです。授業や教室での態度が、そのまま野球にもつながることもある。」

(2009.09.03 「Sports Graphic Number」より)

宮工柔道部の部員たちも、日頃、鯉渕監督から「道場の外でどう見られるかが大事」と諭されています。学校生活のほとんどは道場の外で過ごすのだから、そこがきちんとしていなければいけない、と。ありがとう、ごめんなさい、がきちんと言える。人のために動ける。面倒なことを投げ出さない。声を出して反応する。大切なのは、勝つこと・強いことではなく、それを目指した過程で育つ人間性です。先に生き、たくさんの人に出会い多くの経験をしている大人は、それを伝え続ける責任があるのではないでしょうか。そのきっかけのひとつが部活動です。部活動は子どもたちの人格形成のツールであって、指導者が手柄を立てる場所ではないのです。

成果を上げているからと驕ってはいけません。

指導できるからと、自分が快適なことを優先してはいけません。

部活動は生徒のためのものなのですから。

【柔道部】試合のための練習

『なつやすみ 試す期間は あとわずか』

17日からの3日間は、関東圏の高校が中心に集まる錬成会。監督から繰り返し伝えられている“試合のための練習”をする機会も大詰めです。

この試合に救護として携わってくださったのは呉竹医療専門学校の皆さん。宮工柔道部のOB、根米の姿もありました。ケアの傍ら、後輩たちの試合に目をやります。

 

どんな時も、先輩たちの存在は心強いもの。20日からお邪魔した順天堂大学では新井が迎えてくれ、懐かしい宮工の道着で胸を貸してくれました。

監督たちにとっては、卒業生として、自分のチームを連れ母校に顔を出すのは誇らしいことですし一番の恩返しにもなるのではないでしょうか。

順柔杯では、試合結果を受け、青柳と篠宮が優秀選手の表彰を受けました。

明日から3日間はオフ。体のケアとここまでの取り組みを整理して、最終週に入ります。

【柔道部】指導者の思い・1

昨日から3日間は、県立武道館改めリプロ武道館での練習会。第一道場には、地区を越え県内の中高生柔道部が集まっています。

道場に響くのはメリハリのある大きな掛け声。引退後も欠かさず練習に参加してくれている3年の埜口は「いいねー、元気元気」と、一歩引いたところから雰囲気を感じていました。

指示に対する返事、素早い動き、乱取り前の気合の発声は、集団のまとまりを感じさせます。昨今、そのような光景に眉をひそめる風潮もありますが、果たして本当に訝しがられるものでしょうか。

大阪で宮大工養成塾を経営する金田優氏。

習得まで「10年で一人前」と言われる技術を3年で身につけさせたいと、寺社の修理を安く請け負い現場体験をさせながら将来の宮大工を育てています。後世に受け継ぐために金田さんの念頭にあるのは「進化させる責任」。単に伝統技術を守るだけでなく、その前提である礼節や精神を伝えたいと生徒と向き合う様子は、メディアにも取り上げられています。

養成塾の1日は「◯◯な人から仕事があります!」という23箇条の発声から始まります。食事は黙食、知識を先に得て理解したつもりにならないように携帯電話も禁止です。

また、当たり前のことが当たり前にできていない時には厳しく叱ります。

たとえば、課題の前段階に必要な宿題をやってきていない塾生には「何しにここに来たの?やる気がないならやることない」、他の塾生が課題に取り掛かる中、やっていない宿題を始めると「それは自習でやること。お前がやりだしたら、みんながやりだす。悪い影響与えるな!やってる人の作業見とけ!」。“令和の常識”からすれば厳しいという感想を持たれるのかもしれませんが、一連の金田さんの塾生への接し方には、優しさだけで人は育たないという信念が見えます。

「今の子たちは社会に出て腫れ物に触るような教育をされてる、鶴の一声で「右向け右」で動くような若い子は絶対いないですよね。逆にいたら、価値がものすごく高く感じませんか?」

チームとしての統率力が伝わる掛け声も、これと重なるところがあるのではないでしょうか。

【柔道部】夏の光景

夏休みの稽古は、厳しさの中にも賑やかさが。卒業生たちの来訪です。

改修工事が終わり利用できるようになった県立武道館での合同練習に来てくれたのは、3月に卒業した髙橋。弟と一緒に稽古に参加し汗を流していました。

学校での稽古に参加してくれたのは大学4年生になった和久井。教育実習を迎える先輩たちは、挨拶や打ち合わせに訪れた傍ら、こうして後輩たちに稽古をつけてくれます。

 

地区大会まで1ヶ月。「失敗できるのは今だけ」という監督の言葉を良い緊張に変え、日々の稽古を手応えを得るものにしていきたいです。

【柔道部】支え

8月になりました。

代替わりはしましたが、3年生のサポートは続いています。それは校内での稽古に留まりません。昨日は坂本が、本日は梅津が、出稽古先の川口市立高校まで来てくれました。

反復をする後輩の近くでアドバイスを送ったり、

年下の子の受けに回ったり。

片道2時間をかけての参加は、なかなかできることではありません。後輩たちにとって本当にありがたいことです。

「お前たち、仲良いな」とOBが言うほど、ひとりひとりはちっぽけなことを理解してみんなで大きくなろうとしてきた3年生たち。だからこそ、人のつながりを感じてこうした行動をとれるのではないでしょうか。