2026年2月の記事一覧
【柔道部】勝者の責任
先週末と今週末、柔道部は県内の高校で出稽古をさせていただいています。先日、稽古の様子を見て何かを感じた鯉渕監督が、その理由を話してくださいました。
それは「責任」。
頂点に立った者の後ろには、そこにたどりつくことができなかったたくさんの選手がいます。県の代表として武道館の畳に立つということは、同じくその場所を目指して戦った人たちの思いを背負うということ。出たかった人の思いや団体メンバーに入れなかった残りの人たちの気持ちを裏切らない練習姿勢が、ここまで関わってきた人たちに対する責任です。
そして、応援される人間、応援されるチームになること。柔道以外のことを疎かにする人が、努力や成果を気持ちよく認めてもらうことは難しい気がします。ラグビーリーグワン1部・埼玉パナソニックワイルドナイツに所属していた内田啓介選手も、現役引退を表明した年のインタビューで「信号無視をする人がグラウンドでルールは守れない。日常生活とラグビーは必ずつながります。」と話しています。プロでも高校生でも、土台は同じです。
監督のお話を聞き、部員たちが、“1”の重みを感じてくれることを願います。
川口市立高校の堀先生、熊谷商業高校の半澤先生、ありがとうございました。
【柔道部】今年もまた…
全国選手権出場の祝幕を作成していただきました。
デザイン確認と発注をしてくださった陸川先生、冷たい空気の中、掲示作業をしてくださった業務の皆さん、ありがとうございました。
【柔道部】忍
大宮工業高校の柔道場には「忍」の一字を染め上げた部旗が掲げられています。
好きなことや楽しいことを伸ばす風潮にあって、この字はどんなことを伝えてくれるでしょうか。
昨年6月に亡くなった長嶋茂雄さん。読売ジャイアンツの選手、監督の枠を越え、ひとりの野選手として多くの野球ファンを惹きつけるスーパースターでした。そんな長嶋さんは現役当時を振り返り、「順調なスタートより逆境から始まるのも一つの励みとして良かった」と話しています。
初打席は、4打席連続空振り三振。この時のコメントは「全打席、力いっぱいバットを振った結果です。」監督一年目は、チームの歴史史上初の最下位でした。選手として首位打者6回、MVP5回。NPB記録の最多安打10回。二期にわたって務めた通算15年間の監督在任中、リーグ優勝5回、日本シリーズ優勝2回。こうした記録が輝くのは逆境に向き合う姿があったからではないでしょうか。
『人間だもの』で知られる相田みつをさんの作品に「忍」という詩があります。
がまんをするんだよ
がまんをするんだよ
くやしいだろうがね
そこをがまんをするんだよ
そうすれば
人のかなしみや
くるしみが
よくわかってくるから
“困る”体験は、間違いなく人を成長させます。どんな時も「忍」を大切にしてきた宮工柔道部だから、多くの成績を残すことができ、折れない心を育てて応援されるチームになれたのだと思います。
時代が変わっても、ずっと守っていきたい一字です。
【柔道部】光の春
立春が過ぎた最初の週末は雪予報。
空気が冷え込む中、熊谷工業高校と柏南高校の皆さんが来てくださいました。先週から内容に変化を加えた寝技の反復からトレーニングまで、窓が曇るほど息を上げて励みました。足しげく道場に顔を出してくれるのはOBの宮田さん。この日も後輩たちに檄を飛ばしてくださいました。
「光の春」は2月の季語。空気は冷たくても陽の光は少しずつ強くなり、その下で木々の芽吹きや咲く花が春の気配を感じさせてくれる様子を表現した言葉です。
宮工柔道部も、全国の一位同士がぶつかる武道館の畳に、動じずに上がる気持ちをつくる準備をしていきます。
熊谷工業高校の栗田先生、柏南高校の阿部先生、本日はありがとうございました。
【柔道部】新しい壁
全国選手権大会という大きな挑戦権を手に入れ、鯉渕監督からは「新しいことを考えよう」とお話がありました。
展開の作り方、スピード感、詰めの甘さをなくすこと……。何万回もやって慣れている“楽なこと”ではなく、少し自分に負荷をかけて一段階高い所へ向かわせるべく、ここ数日の稽古では、基本の見直しを含め研究の時間を設けています。
大人気のロックバンド、Mrs.GREEN APPLEのボーカル・大森元貴さんは、
『経験値を得る時は「楽しかった」だけではなく、成功体験、いわば、何かを乗り越えた自覚自認がある。何かを乗り越えるには苦しみがある。』
と話しています。
卒業を控えている3年生の柔道に向き合う姿勢は、まさに、この言葉そのものでした。先輩たちの背中を見本に、目標を持って稽古ができるこの時間を大切に過ごしてほしいと思います。