校長室より

2023年1月の記事一覧

【校長室より】休憩時間もテキストを真剣に読み込む生徒たち

 1/28(土)29(日)の二日間をかけて「ガス溶接技能講習会」が行われました。
参加者は、全日制・定時制の生徒合わせて約80名。講師の先生方も驚くほど多くの生徒たちが講習会に参加しました。
はじめてガス溶接・溶断を経験する生徒も多く、休憩時間もテキストを真剣に読み込む姿が印象的でした。
可燃性ガス及び酸素を用いて行う溶接・溶断の作業は、製造現場等において広く行われており、これらの作業中に使用される装置の欠陥や作業方法の不適正などにより、大きな爆発や火災がしばしば発生しています。このため、可燃性ガスと酸素を用いて行う金属の溶接・溶断・加熱の作業に従事する者は、原則として労働安全衛生法に基づく労働安全衛生規則において、ガス溶接技能講習の修了者でなければならないことになっています。(出典:一般社団法人 労働技能講習協会HP「ガス溶接技能講習」)

[根拠法令]
労働安全衛生法 第61条ー1より政令第20条10号
可燃性ガス及び酸素を用いて行う金属の溶接、溶断又は加熱の業務
注)可燃性ガスとは、プロパンガス、都市ガス、アセチレンガス等

【校長室より】「課題研究発表会」(定時制 工業技術科)

本校の課題研究発表会の大トリを飾る定時制工業技術科の課題研究発表会が行われました。
課題研究の目標を十分に達成した取組であったことが理解でき、感動的ですばらしい発表会となりまっした。
発表会の最後で話した「講評」の要旨は以下の通りです。
------------------------------

[はじめに]
発表した4年生の皆さん、1年間の課題研究、そして、すばらしい発表をありがとうございました。
講評をせよということですので、感想的なことになりますが、お話ししたいと思います。

[木工班]
・何をつくるか迷い悩んだ時間も大切な経験です。時間がない中、焦りながらもいろいろなことを考え、ひらめいて賽銭箱をつくるに至ったのでしょう。
・模型で構造を理解し、本作品に挑むことで、作品制作の全工程や作業の進捗状況が理解できたのではないかと思います。
・釘を使わず組み上げる本格的な賽銭箱は、思わずお金を入れたくなる完成度です。
・失敗したことも話してくれましたが、その失敗をどう活かすかが大切です。きっと失敗が大切な経験になったのではないかと思います。

[鋳造・3Dプリンター班]
・これまでの実習は、1つの加工機の使い方をテーマに学んできましたが、鋳造でのものづくりを通して、ベルトサンダーやフライス盤をはじめ、様々な加工機を使った経験は、課題研究の目標にある「総合化」に当たります。とても良い経験になったのではないでしょうか。
・また、3Dプリンターを使ったものづくりは、これまでの材料を切ったり、削ったりしなのものをつくりとは異なり、積層するというこれまでになかったものづくりの技法です。この経験もとてもよい経験になったのではないでしょうか。
・また、質問に対して、わからないものはわからないとしつつも、臨機応変にアルミの溶解温度を答えるテクニックはすごいなと思いました。
・表札をいただいた宮尾先生と遠藤先生の目に光るものが・・・あったことも印象的でした。

[CAD班・建築施工班]
・「好きだ」と言えることあることは幸せなことだと思います。そして、その好きなCADに真摯に向き合い、資格の取得ができたとのこと。きっと充実した時間であったと思います。興味関心があることを集中して学べる課題研究の特徴を活用したすばらしい取組であったと思います。
・また、建築施工管理技士合格への取組は、実社会で役立つ資格取得としても自信につながったのではないでしょうか。
・資格取得に向けて、楽しく学べたという話がありましたが、それは自発的に取り組めたという証であり、それこそが「本当の勉強」であると思います。
・建築CAD検定、施工管理技士合格おめでとうございます。

[カート班]
・カート製作をとおして、課題研究の目標である様々な知識や技術の深化、総合化を十分図ることができたものと思います。
・そして、実際にカートが動いたときの感動は一生忘れることのないすばらしい経験になったのではないでしょう。
・また、カート製作をとおして、当たり前のように走っている自動車のすごさや作っている人達の苦労や技術力などに思いを馳せることができたことは、すごい成果であると思います。

[和風照明・ピラミッド型卓上ランプ班]
・レーザー加工機を使ったものづくりは、今年初めての取組。使い方などの情報の蓄積がない分、大変だったのではないでしょうか。
・また、トリマーを使った手作業に加え、手作業ではとてもできないような加工を、コンピュータとレーザー加工機を駆使してランプを作り上げてくれました。
・皆さんの課題研究は、将来に向けて重要な創造的な取組であったと思います。ぜひ、これからも創造的な活動を続けてもらいたいと思います。

[マシニングセンタ技能検定班]
・大宮工業高校にある加工機の中で、もっとも高価で、現在の製造業の中心となる技術といっても過言ではないマシニングセンタを十分に活用した課題研究だったと思います。
・資格を取得するには、学科による知識だけでなく技術も要求されます。それに果敢に挑戦したことはすごいことだと思います。
・発表も対話的で聞いている人を飽きさせない発表はとても印象的でした。
・勉強をしていてやりがいを感じた。面白かった。そして、その道に進路が決まった。すごいことです。
・技能士合格おめでとうございます。

[中庭ステージ製作班]
・中庭のステージができたことで、生徒会レクや宮工祭が華やかになりました。
・地域の集会所の本棚の製作にあたっては、予算がなかったということもあるようですが、廃材を利用するとうSDGsの観点からも価値のある取組であったと思います。
・この2つの取組の共通点は、人が喜ぶものづくりであり、ものづくりは人のためにあることを実感することができた、貴重な経験であったと思います。

[自転車製作班]
・機械と建築の横断的で融合した取組は、これまでにない取組でした。また、木と金属で自転車をつくるという発想は、なかなか思いつかないすごいと思います。
・完成した自転車で街中を走れば、人の目を引くこと間違いなしだと思います。
・発表の中で、「問題が発生しました」という言葉が何度も出てきました。ということは、その何度も問題解決をしたということです。この取組をとおして、十分な問題解決の能力を身についたのではないかと思います。

[結びに]
・全体の取組をとおして、言えることは、課題研究の目標を十分に達成できた取組であったということです。
・また、お世話になった先生方への感謝の言葉がたくさんありました。素直な気持ちでとてもうれしくなりました。
・すばらしい課題研究を、そしてすばらしい発表をありがとうございました。

【校長室より】先端技術「RPA:Robotics Process Automation」を学ぶ

情報産業のプロ集団であるAGS株式会社の皆様を講師にお迎えし、電子機械科と建築課の1年生が、先端技術である「RPA:Robotics Process Automation」について学びました。

RPAは、人間が手作業で行っているルーティン業務を、自動化することのできるソフトウェア型ロボットのことです。RPAの導入は、業務の流れを明らかにしてから行うため、業務プロセスの見える化を実現することが可能となり、①自動化による人件費の削減、②ミス防止による業務品質の向上、③スケジュール・労働時間の短縮、④現場レベルでの柔軟な対応、⑤付加価値・生産性の向上 などが期待されています。

御多忙の中、御指導いただきましたAGS株式会社の皆様、RPAツールを御提供いただいた株式会社エヌ・ティ・ティ・データ様にに心より感謝申し上げます。

【校長室より】電気のプロに学ぶ

電気のプロとして企業・家庭向けの電気設備の点検・保安業務を行っている関東電気保安協会の皆様を講師にお迎えし、受変電設備の仕組みや構造、法定点検等を学びました。

受変電設備点検は、受変電設備を安定的に運用する上で大切な点検です。これを怠ると、受変電設備の損壊により構内全域が停電し工場の生産設備やビルのテナント営業に支障をきたすだけでなく、近隣の住宅やビル・工場なども停電する「波及事故」に発展してしまうこともあります。電気科の生徒たちにとって、とても貴重な時間になったと思います。

ご多忙の中、ご指導いただきました関東電気保安協会の皆様に心より感謝申し上げます。

 

【校長室より】「課題研究発表会」(電気科)

「課題研究発表会」のトリを飾る電気科の発表会が行われました。発表会は、第1視聴覚室に集合した電気科2年生40名とHR教室でオンライン視聴している電気科1年生に対して、3年生が1年間の取組を発表し、質疑応答を行う形式で行われました。
高圧受電設備に関する研究から資格取得、電気工事、プログラミングなど幅広いテーマに取り組んだ生徒たちの発表は、とても見応えのあるものでした。
発表会の終わりには、3年生が後輩たちにエールを送るとともに、お世話になった先生方に心にしみる感謝の言葉が伝えられました。こうして次代に伝承されていく本校の学び。大切にしたい学校としての営みです。3年生の皆さん、発表お疲れ様でした。そして、ありがとうございました。